経営戦略論・フレームワーク

【3分でわかる】 戦略ポジショニング分析 どのようにユニークにするか

このブログでもいくつか戦略ポジションに関する記事をとりあげていますが、今一度この記事でポジショニング分析のまとめと、これまでの記事では紹介していないポジショニング分析方法をご紹介します。

戦略ポジショニング分析

戦略ポジショニングとは、その業界におけるそれぞれの企業の立ち位置のことです。通常、各プレーヤーは何らかの領域の軸足を置いていて、その強弱を相対的に示すのが戦略ポジショニングになります。

企業分析や戦略立案において、戦略ポジショニング分析は非常に重要な要素となります。代表的なポジショニングとして、このサイトで紹介している以下の3類型が挙げられます。

コストリーダーシップ戦略、差別化戦略、集中戦略

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製品リーダーシップ、卓越したオペレーション、顧客との親密さ

【3分でわかる】価値基準による戦略類型 企業の内在価値から考えるポーターの事業戦略類型では、差別化、コストリーダーシップ、ニッチへの集中という3つの戦略を提唱していますが、実際はP&Gやトヨタ...

システムロックイン、トータルカスタマーソリューション、ベストプロダクト

【徹底解説】デルタモデルとは 企業戦略、事業戦略を構築するためのフレームワーク過去さまざまな戦略論が提唱されてきましたが、それらを統合した新しいフレームワークが提唱されました。それは、アーノルド C.ハックスと、デ...

 

しかし、戦略ポジショニングの切り口は他にも多数あります。代表的なのが2軸のマトリックス(ポジショニングマップ)を作って分析する方法です。

ポジショニングマップの例

ポジショニングマップ

売上・利益率によるポジショニングマップ

定量的な軸を使ったポジショニングマップとして最もよく使われるのが、売上高と利益率をマッピングしたものです。このポジショニングマップの中で、ポーターの3つの基本戦略がカバーする範囲を大まかに示すと、下図のようになります。

売上高と利益率によるポジショニングマップの例

ポジショニングマップ

ただし、分散型事業や手詰り事業のように、規模の効果が働きにくい事業の場合、売上高の高い領域が必ずしもコストリーダーシップにはなりません。

参考

【3分でわかる】アドバンテージ・マトリックスとは 事業のタイプ分類戦略を考える上では、その事業がどういう特性を持っているのか把握しておく必要があります。事業の特性を分類するフレームワークとしてアドバンテ...

ポジショニング分析からの示唆

空白領域がある

空白領域が存在した場合は、2つの可能性があります。

  • その領域に顧客がいない
  • その領域に顧客がいるが、収益性が厳しい、技術的に難しいなどの理由で誰も手をつけていない

自社とポジションがかぶる競合がいる

自社と同じポジションの競合がいる場合、大きな脅威となる可能性があります。なぜなら、その領域で競合と十分に差別化できていない可能性があるからです。特に競合の方が何らかの優位性を持っている場合は脅威の度合いは高まります。

また、現状はかぶる競合がいなくても、将来的に競合が自社の領域に入り込んでくる可能性は常に考えておく必要があります。

まとめ

せっかくよい商品やサービスを作っても、お客さんから見てそれが魅力的に見えなければ、売上には繋がりません。そのときにポジショニング分析を活用して、お客さんに対して自社や商品をより魅力的に見せる必要があります。

この記事を読まれたビジネスパーソンのみなさんも、一度ご自身の会社や会社の製品についてポジショニング分析をしてみてはいかがでしょうか。