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CEATEC(シーテック)見学レポート IoT・5G通信によって変わる世界を各社が表現

 

 

本日の記事ではCEATECについて書いていきたいと思います。

 

 

 

CEATEC(シーテック)とは

10/16-19の日程でCEATEC(シーテック)が開催されます。CEATECとは、Combined Exhibition of Advanced Technologiesの略称で、2000年に前身となる2つの展示会が合体し2000年から開催されている展示会です。元々家電製品の見本市ということでスタートし、初期のころは液晶テレビやLED照明などが注目集めていましたが、近年はCEATECの日本語訳である「先進技術の統合展示会」という名のとおり、IoTをはじめとしたIT技術を中心とした展示に様変わりしていきます。

 

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展示概要

展示会場は幕張メッセで、会場時間は10時~17時までです。入場料は当日入場で1,000円(学生は500円)で、WEBでの事前登録者は出展者から招待を受けた方などは無料となっています。

 

2017年実績は、来場者数は約15万人、667社だったそうです。多くの人が最新技術・製品の情報収集、業界動向把握の目的で来場しています。

 

出展者はパナソニックや日立といった大手家電メーカーをはじめ、工作機械のファナック、通信大手のNTT、三井住友銀行などの金融機関、日本総研のようなシンクタンクの他、山梨大学やインド工科大学といった教育機関も出展しています。

 

出展企業詳細はこちら 

www.ceatec.com

 

近年のCEATEC展示

近年の展示でいくと、「顔認識・耳認識技術」、「スマート都市構想」、「ロボットによるおもてなし提案」などが展示されていました。2016年からは「CPS、IoT」、「Society5.0」という全体コンセプトで開催されてきています。

 

CPSとは

Cyber-Physical-Systemの略で、実世界にある様々なデータを収集し、サイバー空間上でのデータ処理技術などを使って分析/知識化をして、それに創出された情報や価値によって、経済発展や社会問題の解決を図っていくものを示します。IoTのひとつの活用形態という見方もあります。

 

IoTとは

Internet of Thingsの略で、あらゆる「物」がインターネットにつながり、インターネットを介して情報活用する概念のことを示します。

 

Society5.0とは
実際の世界と、サイバー上の空間が相互に連携した状態(CPS/IoTが具現化している社会)では、インターネット空間の接点はスマートフォンのような端末だけでなく、あらゆる物や生活空間に広がっていき、それを介して収集されたデータは、それぞれが密接に連携し、従来では実現できなかった、またはできなかったレベルの効率性で問題解決できるようになっていきます。「Society5.0」とは、こうしたCPSやIoTを活用することで、経済的発展と社会的問題の両方を解決して、人間が質の高い生活を送れるようにするという国家ビジョンのことです。

 

CEATEC2018

2018年は「つながる社会、共創する未来 (Connecting Society, Co-Creating the Future)」をテーマに開催されます。このブログでも実際の展示内容に触れてみたいと考えています。

 

CEATEC会場入口

入口付近の様子です。

入口には各種アワードが紹介されていました。

総務大臣賞:京セラの小型2.4GHzアンテナ

経済産業大臣賞:エアロネクストの4D Gravity搭載ドローン

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さらには、このような会場内のどこに人が集まっているかがわかる、リアルタイムヒートマップが掲示されていました。

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各種展示内容

展示品は、センシングデバイス、IoT、トータルソリューション、8Kテレビなどがメインでした。

 

センシングデバイスの例

圧電センサーによる座位の計測装置。

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こちらはセンシングプラットフォームの一例です。

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5G通信の例

AUではVRグラスを使ったデモ展示。VRでの恐竜退治や野球など、VRを実際に体験できるゾーンがいくつも用意されていました。

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IoTの例

こちらはシャープのAIとIoTをかけたAIoTのコンセプト「COCORO+」を展示。例えば、魚をオーブンで焼くときに、空気清浄機が焼き魚の匂いを消すために自動で動作したり、インターネット上の気象情報を参考にしてエアコンを動作させたりといったデモがありました。これらは、対応機器を買えば今すぐでも活用できるものです。

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その他

立花エレテックやNEXCOなどはARを活用した作業支援システムを紹介。スマートグラスをかけることで、作業者がスマートグラス越しに製品情報や図面情報などを簡単に引き出すことができるというコンセプトで紹介されていました。

 

大手以外でも様々な技術・サービスが紹介されていました。一例をあげると、ビザスクは、業界ニーズ調査のマッチング事業を、NICTは多言語音声翻訳アプリ「ボイストラ」を、神奈川工科大学は音を用いた測位技術などです。

 

所感

大手各社は、各社が考える未来像をもとに、自慢の技術・コンセプトを大々的に展示していました。シャープのように、製品としてすでに展開しているものから、やや未来的なサービス・生活空間のあり方まで。

 

テクノロジーにより、人々のライフスタイルが大きく変わっていくというイメージを持たせてくれました。一方で、どうマネタイズしていくのかが不明瞭な技術などもあり、一部の会社はまさに展示を通じてマネタイズ方法を模索しているという感じでした。一般消費される商品・サービスよりは、当面は産業分野、インフラ分野での導入が先行されていくのではないでしょうか。