Ns spirit 投資学・経営学研究室

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オフショア投資 タックスヘイブンでの会社設立 ケイマン諸島、英国ヴァージン諸島など

タックスヘイブンとは

タックスヘイブンとは、日本語で租税回避地と呼ばれ、法人税などの課税が他の国に比べて著しく低い国のことを言います。よく知られる場所としては、イギリス領のケイマン諸島や、バージン諸島などカリブ海の島国があります。アメリカだとデラウェア州がタックスヘイブンとして知られています。それ以外には、モナコ、サンマリノ、リヒテンシュタイン、パナマなどがあります。

 

近年では、アメリカに上場した、または上場を目指す中国のスタートアップ企業もケイマン諸島などのタックスヘイブンを利用します。理由として、タックスヘイブンであること以外に、会社設立が容易であったり、ケイマン諸島の企業法がイギリスや香港に倣っていたり、金融機能が発達していたり等々があげられます。また、Eコマース関連事業に外資の出資が規制されていたので、一旦ケイマン諸島に会社を作り日本やアメリカなどの外資から資金を調達することも目的にありました。(そのため、テンセントやアリババなどはケイマン諸島にホールディングカンパニーを登記しています。)

 

ここでは会社設立拠点としてケイマン諸島と英国ヴァージン諸島を選ぶ理由をもう少し深堀していきます。

 

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ケイマン諸島・英国ヴァージン諸島を選ぶ理由

1.納税義務がない

これらの地域における法人税はゼロ、つまり企業所得に対して税金が課せられないわけです。会社設立時に会社登記のための費用さえ支払えば、その後利益をどれだけあげても法人税の支払いは不要になります。

 

2.プライバシーを守れる

法人税の支払い義務がないということは、政府に対する情報開示が少なくて済むことを示します。企業の所有者や身元に関する情報をプロテクトすることができるわけです。

 

3.資産保護が可能である

タックスヘイブンへのオフショア投資は、知的財産を含めた様々な資産を保有するのに最適な手段です。資産保護に対する強制力の強い法律があり、技術特許や意匠などの知的財産を合法的に保管することができます。

 

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ケイマン諸島を活用するメリット

・ケイマン諸島での銀行口座を作る必要がない

・単一の株主、取締役で会社を構成することができる

・法人を維持するための年次報告が不要である

・企業の公式文書を英語で作成できる

・1日で会社を設立できる

・ケイマン諸島自体がOECDや他国の国際税務当局と良好な関係にある

 

ケイマン諸島を活用した場合のデメリット

・ケイマン諸島に会社登録代理店を持っている必要がある

・タックスヘイブンであると見られるので、状況によっては会社が外部者から懐疑的な目で見られる

 

英国バージン諸島(BVI)を活用するメリット

・最低1名の株主と1名の取締役がいれば会社設立できる

・ケイマン諸島同様にOECDや他国の国際税務当局と良好な関係にある

・毎年の会議開催は不要で、会計監査の要件がない

・米ドルを公式通貨として使える

・会社登記の手数料が安い

 

英国バージン諸島(BVI)を活用した場合のデメリット

BVIでの会社設立のデメリットはケイマン諸島とほぼ同じです。