ファイナンスの知識を得る

【2分でわかる】現金の現在価値、正味現在価値とは何かを解説

ファンナンスの原則のひとつに、全ての価値を時価で考えるという原則があります。

ファイナンスの原則を解説した記事

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したがって、ファイナンスの原則を使って、プロジェクトや投資商品の価値を判断する場合、将来得られる価値を全て現在価値に置き換える必要があります。

この記事では、その現在価値の概念について解説していきます。

現在価値とは

財務・会計における現在価値とは、将来獲得するお金の現時点における価値のことをいいます。現在価値は、Present Value を略してPVともいいます。

お金には時間的な価値があります。例えば、銀行預金の1年間の金利が3%だとすると、1年後に手にする100万円の現在価値は次のようになります。

1年後の100万円の現在価値 = 100/(1+0.03)= 97.1万円

これは、今97.1万円手に入れて、すぐに銀行に預けると1年で100万円になるため、現在の97.1万円と1年後の100万円は等しいという考え方です。もっと確実に金利5%で運用する手段がある場合は、現在価値は95.2万円になります。

このようにお金には時間的な価値があるので、将来得られるお金は全て現在価値に直して比較されます。この考え方をキャッシュフローの計算に用いているのがDCF法です。

上記の例では、現在価値を求める際に銀行金利を用いましたが、通常は割引率と呼ばれる指標を用いて、一般的な投資機会と比較して現在価値を求めていきます。また、投資によって得られるフリーキャッシュフローの現在価値の総和から投資額を引いたものを正味現在価値(NPV)といいます。

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エクセルを使ってNPVを求める

NPVは、エクセルを使うと簡単に求められます。

A B C D E F G
1 年数 0年目 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目
2 キャッシュフロー -300 100 100 100 100 100

例えば、エクセルで上のようなシートを作成したとします。ここで、NPVという関数を呼び出して、次のように入力します。

  (正)NPV(割引率,C2:G2) - B2

これで0年目から5年目までのキャッシュフローの累計を求めることができます。次のように入力すると、0年目のキャッシュフローを割引いてしまい、正しい計算結果を導くことができないので、注意が必要です。

誤)NPV(割引率,B2:G2)

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