キャリア形成・プラン

【経験談】就活でよくある8つの疑問(学歴・出世・キャリア・資格等)に回答

 

YAHOO知恵袋を見ていると、大学生の就活に関して本当にたくさんの疑問があると感じています。

同じような質問が多いので、あくまで私が今まで見聞きした経験の範囲で、よくある質問に対する回答を書いてみました。

就活生をターゲットに書いていますが、これから大学に進学する高校生の方の進路にも参考にして頂けるのではないかと思っています。

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私のプロフィール

回答の前提となる私のプロフィールを紹介します。

学歴

関西私大の工学部出身、そのまま同大学の大学院に進学して工学修士取得。

社歴

2018年現在、社会人生活は約15年経過しています。大手メーカーにて機械エンジニアとしてキャリアをスタートして、マーケティング、事業戦略立案、プロダクトマネージャー、海外勤務など経験し、現在は大手メーカーを退社してベンチャー企業に勤務しています。

 

それではここからは、よくある疑問に対する私なりの回答になります。

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疑問1:就職に学歴は関係あるのか

これは残念ながら、一部ではあると言わざるを得ません。戦略コンサルタントや商社、大手金融機関の場合、学歴フィルターが存在しています。

また、私の出身の工学部では、大手企業は学校推薦枠しか設けていない職種もありしました。学校推薦は学校ごとに割り振られますし、学校の中でも成績上位の人から選択権を与えられるものでした。

学生の場合、職務経験がないことがほとんどですので、企業側もエントリーシートや履歴書だけでは、その人が仕事ができるかどうかが判断しにくいのです。そのため、企業側が学生をスクリーニングする上で学歴をフィルターとするのは、ある程度やむを得ないことだと思います。

ただ、大手企業と呼ばれるところでも学歴だけで判断していないケースも多く、例えば、トヨタ系列の大手自動車部品メーカーなどは、比較的学歴の幅広く人材を採用していて、高卒にも門戸を開いているところもあります。経験上、地方の老舗メーカーは、比較的学歴だけで見ていないケースが多いです。

したがって、学歴によって多少のハンデはあるものの、旧帝大や慶応、早稲田でないと大手企業に入れないかというと、必ずしもそういうわけではありません。

ちなみに、学歴は年齢を経れば経るほど、大した価値は無くなってきます。20代だったら学歴を自慢できるかもしれませんが、40代になると学歴よりも職務での実績の方が何十倍も重要です。そして(なったことはないですが、想像するに)70代になると、学歴は人生におけるほんの些細な差異でしかないのでしょう。

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疑問2:学歴と出世は関係あるのか

就職時に企業が学歴を参考にしているのとは違って、入社後も派閥のように引き続き学歴フィルターが効くというケースは私が聞いている限りありません。したがって、出世は実力によって決まるケースがほとんどです。

実際、東大や京大を出ていても、必ずしも仕事ができるわけではないですし、研究肌すぎて出世とは無縁というケースもあります。

出世というのは、会社が求める適性によって決まってくるものなので、そうした適性を備える努力をしてきたかどうかの方が支配的な要因ではあります。

学歴の高い人のほうが、勉強癖がついているなどの理由で、結果として学歴が出世に結び付くことはありますが、出身大学をベースにして昇進を決めることは、まずないです。

ちなみに、私の知り合いには高卒で大手企業に入って、会社で努力されて、管理職になって年収1000万円以上もらっている方が何人もいます。

一部上場企業の場合、重役の経歴をホームページ上でも確認できるので、様々な企業の重役の方たちの経歴を見てみるとよいでしょう。例えば、以下は自動車部品大手のアイシン精機ですが、ホームページを見ると重役の学歴も様々です。

専務役員・常務役員 | 役員一覧 | アイシンニュースルーム

疑問3:学部によって職種の有利不利はあるのか

ほとんどのケースにおいて、大学で学んだことが、そのまま実務に生きるというケースはありません。実務に生きるのは医学部などごく一部の学部だけです(そもそも医者になるための学部ですから)。

実は、そこが日本の大学の問題でもあって、大学など行かずに、高卒で働いてもよいのではないかとも思ってしまいます。

しかし、現実問題として、上記のように学歴フィルターはあって、特に大卒であることが、そもそも採用の土俵に上がる前提だというケースが多いので、就職の選択肢を広げる意味では仕方ない部分でもあります。

さて、話を大学の勉強と仕事に戻しますが、まず文系の場合は、ほとんど何学部だったかは関係ないようです。また、理系から文系の仕事に行くのも、よくあるケースです。例えば、工学部出身だけど金融機関や商社という人はたくさんいます。面接で何で応募したの?とは聞かれるでしょうが、きちんと理由を答えられればOKです。

一方で、技術職にいくのであれば、理学部・工学部出身が求められます。したがって、理系の方が就職時の間口は広がりますが、仮に技術職になるとしても、大学でやってきたことの多くは役に立たないことが多いです。(私は大学で応用数学、微分方程式を何度も学びましたが、会社でそれを使ったことは一度もありません)

 

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疑問4:就職後のキャリアはどうなるのか

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就職後のキャリアは様々です。

私の場合は、エンジニアからスタートして、マーケティングや戦略立案をやって、海外勤務を経て、最終的に総合プロダクトマネージャーとして、企画も技術も見るという立場になり、今はベンチャー企業で経営にも携わっています。

正直、社会人になったときにこのようなキャリアを歩むとは想像していなかったですし、自分が多くの人を巻き込んでプロジェクトをマネジメントする立場になれる人間だとは思っていなかったです。

私の身近な例をあげると、以下のような人たちがいます。

  • エンジニアからスタートして、技術がわかる営業に転身した人
  • 金融機関に6-7年勤めてから、メーカーの財務に転職した人
  • 営業を10年以上やってから、志願して海外拠点の工場長になった人
  • 営業を6-7年やってから、志願して経理に異動した人

上2つは、特技を生かしての転身ですが、営業から工場長になった方などは本当に強い思いをもって会社を説得したのでしょう。(ちなみに、今は退職されて別のことをしていますが)

また、私のように海外勤務になると、本来出身の畑以外のこともたくさんやることになり、それが自分のスキル・経験にもなりますし、新たな興味の対象を発見できる機会でもあります。

これらは何を意味しているかというと、就職した後に様々な経験を積む過程で、自分のやりたいことは変わっていき、その時点でキャリアチェンジするチャンスはいくらでもあるということです。

それは社内異動という形かもしれませんし、転職という形かもしれませんが、20代前半で就職したときの仕事をそのまま続けるということの方がレアケースです。

学生の方たちは、就職の時点であまり深刻に考えすぎず、まずは面白そうなことをやってみて、その後のことは、そのとき考えるという姿勢でも全く問題ないでしょう。

ただし、キャリアを無駄にしないように、各ステップできちんと実績を残すことだけは忘れないようにしましょう。

最後にツイッターでも呟いた以下のケースも合わせて紹介します。

年収300万円代の塾講師→MR→医療機器メーカーの要職で、40歳で年収を1600万円までアップさせてきた知人がいるが、彼をみているとつくづく年収は業界次第だと思う

そして、彼の前職での仕事のエッセンスがどのように次の会社に生きて成果を出せるかを巧みにプレゼンしてきた賜物でもある

 

疑問5:大学院に行ったほうがよいのか

これは理系の学生の方からよく出てくる質問です。

私はプロフィールに書いたように大学院卒ですが、その経験から申し上げると、「大学院に行く必要はない」です。

上述したように、学校推薦枠などあるので、一部のケースでは大学院生の方が有利な部分はあります。しかし、私は大学院時代の2年で学んだことで、会社で役に立ったものは、ほぼ皆無だったので、それであれば2年間実務経験を積んで給料をもらった方がよかったと感じていました。(さすがに社会人15年以上も経った今から考えると誤差だとは感じていますが)

もちろん、大学院に行くことを否定はしませんし、大学院で意義のある研究をしようというのも素晴らしい志だと思います。

私も当時就職活動という現実を避けて大学院に行った人間なので、そもそも否定する資格はないのですが、私の場合は、今から振り返ると行く必要は無かったと思っているということです。

疑問6:大手企業か中小企業か、どちらがよいのか

私は大手企業出身ですが、就活当時、何となく大手企業の方が安定していそうという理由だけで大手企業を選びました。

ただ、大手ではありましたが、比較的自由に発言でき、自分のやりたいことにチャレンジさせてもらえる風土だったので、自分の能力を伸ばすことができ、今のベンチャーでの業務に生きていると感じています。

その上で書きますが、大手か中小(またはベンチャー)かはどちらでもよいと思っています。

  • 今の自分がやりたいと思っていることができそうか?
  • 会社の雰囲気が自分のフィーリングに合っているか?
  • ある程度自分の要望に合わせて仕事を選ぶことができそうか?

くらいを軸に決めればよいでしょう。そのためには、面接で気になる点は質問するべきですし、可能であれば社員の人と交流の機会を持って確かめてもよいです。

ただし、大手企業は事業部、部署、エリアによって、風土が全く異なる場合があるので、自分が入る前に感じた雰囲気と、入ってみた後で全く違うということが起こるリスクがあることには注意が必要です。

疑問4でも書いたように、就職後のキャリアは様々です。私の知り合いには、中小企業から大手企業に転職した人が何人もいますし、私のようにその逆もいます。どこの会社に入っても、仕事をしっかりやって、市場で認められる価値を生み出せる存在になれば、その価値を買ってくれるところは出てくるでしょう。(どのように価値をつけるかは、このページ下に貼った参考ページのリンク先をご覧ください)

また、大企業=安定ではないです。今は安定していても将来どうなるかわからないですし、以下のニュースのように、自分の意図せぬ方向に強制的にキャリア転換をさせられる可能性もあります。(このあたりのことも、ページ下に貼ったリンクの記事に記載しています)

疑問7:労働時間が長い(または短い)会社、職種は何か

これは会社、業種、部署、時期等によるので、一概に回答することは難しいです。

一般論で言うと、以下のようになります。

  • 大企業の方が中小企業に比べて、人材のバックアップが効くという点では、労働時間を短くできる可能性は高い。
  • 同じ会社でも、部署によって大きく異なるのが普通で、例えば、設計部門や営業部門などで急な顧客対応やトラブル対応が必要になると、長時間労働になる場合がある。
  • 同じ部署でも、担当するプロジェクトによっては労働時間にバラつきがでる。
  • 全体的に労働時間が長い(または短い)ところでも、個人の力量により実際の労働時間が平均と異なることは往々にしてある

近年は「働き方改革」と称して、長時間労働を是正する動きはあり、大企業を中心に一昔前のようなサービス残業はご法度になってきていて、そういうことを積極的にアピールする会社もあります。(もしサービス残業が常態化しているなら、労働基準局に通報することもできます)

もし、労働時間に対して、ご自身なりの考えやポリシーがあるのであれば、入社前もしくは入社後でも正直に会社(入社後なら上司)に伝えることをおすすめします。そうした労働条件のすり合わせをする力というのも社会人にとっては大事な能力です。

疑問8:資格を持っていると就職に有利か

一部の特殊な資格、例えば弁護士のようなものや、明確に採用の前提条件として必要ということが募集要項に明文化されている資格以外は、資格を持っていること自体に大きなアドバンテージは少ないです。

採用する会社が知りたいのは、入社後に必要とする実務能力を身に着けて活躍してもらえそうか、会社の目指す方向・企業文化にフィットするかなどを総合的に判断します

こういう観点から考えると、資格を持っていること自体をアピールするのではなく、資格をとるのにどのような工夫・経験をしてきたのか、それが会社での仕事にどう生きるのかをアピールするのがよいでしょう。

例えば、TOEIC700点や800点あるとすると、TOEICの点数が高いことそのものをアピールするのではなく、以下のようなことを説明できるとよいでしょう。

  • なぜ英語をやろうと思ったのか
  • 英語力を伸ばすのにどのような工夫をしたのか
  • そこから得た経験は何か
  • 学んだこと(この場合は英語を学ぶ過程でもよいですし、英語そのものでもよいです)を仕事の中でどう生かせそうか

これらの質問は、英語を他の資格に置き換えても成立しますし、アルバイト、ボランティア、サークル活動に置き換えても成立します。

したがって、私は、興味もないのに就活対策のために、資格をとることはおすすめしていません。本当に仕事で必要なものは、会社に入ってから、いくらでも取得できるからです。

上記のことを考えると、インターンなどで〇〇の実務経験がありますというのが、一番強力なアピールポイントになるかもしれません。

まとめ

私がよく見る8つの疑問に対して私なりの回答を書いてみました。もちろん、私の回答は一意見なので、あくまで参考としてもらった上で、みなさんの今後のキャリアを考える際の助けにして頂ければ幸いです。

なお、志望企業が特に決まっていないという方は、新卒採用サービス【digmee】という就職支援サービスがおすすめです。

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