70歳を超えても現役でいるためには何が必要なのか?
この記事では、40代から準備しておくべきことを考えてみました。
70歳を超えても働く時代がやってくる
このブログでもたびたび取り上げていますが、労働人口を15歳~64歳と定義すると、今後日本の労働人口は減少の一途をたどっていくことになります。
以下のページに、総務省統計局が発表している2015年の人口ピラミッドがありますが、この人口ピラミッドを考えても、国と個人を支えていくために労働人口の高年齢化は進んでいくでしょう。

引用元「総務省統計局」
この他にも、医療の進歩により平均寿命が伸びるとともに、元気な70代、80代が今後ますます増えていくことも、労働人口の高年齢化に拍車がかかることは間違いありません。
そうなると、今40代や50代の人は、これから30年、40年は働くことを視野に入れて、今から備えをしておく必要があるわけです。
70歳になったときに起こりえる課題

70歳に向けて今から備えるとはいっても、このブログを読んでいる多くの読者は、70歳になったときに自分がどうなっているかなど想像できないでしょう。私だって、70歳になったわけではないので、実体験はありません。
しかし、類推することは可能です。そこで、体力面、スキル面、メンタル面に分けて考えてみました。
課題1.体力・健康面での課題
まず70歳になっていると、40歳前後とは何が違っていそうかというと、「体が思うように動かない」ということでしょう。実際に以下のアンケートでも、「お金」に続く悩みとして出ているのが、「健康」に関することです。
課題2.スキル面での課題
これは心がけ次第でいかようにでもなるでしょう。しかし、変化のスピードが速い、そして今後ますます速くなっていくであろう今後のことを考えると、過去の経験がそのまま通用しないケースも十分に想定できるので、日々スキルをアップデートしておかないと時代に適応できなくなることは間違いありません。
課題3.メンタル面での課題
メンタル面で怖いのは、仕事に飽きが来てしまうことです。同じようなことを繰り返していると、人間飽きてきます。また、メンタルは体力・健康問題からも派生してトラブルになることもあります。
今から取り組むべきこと
こうした未来に起こるであろう課題を踏まえて、今からできることを4つにまとめてみました。
取り組むべきこと1.体力をつける
課題の裏返しなりますが、体力無くして長く活躍することはできません。体力をつける方法にはいくつかあります。私はジムに通って、筋トレと自転車をやっていますが、みなさん個人に合った体力維持の方法でよいでしょう。
趣味のスポーツがある方なら、それでもよいでしょう。実際に私の知人に60歳を超えても、サッカーをバリバリやっている方がいます。特に趣味がなければ、ウォーキングから始めてもよいでしょう。いずれにせよ、心肺能力と筋力を高めることは今からでも始めることをおすすめします。
運動習慣が全くなく、食生活も乱れがちで、体がブヨブヨだという人は、【RIZAP】のようなパーソナルジムに通って短期間で体を絞ってみるのも一手です。首都圏に限定するなら【Global fitness(グローバルフィットネス)】
のようなプライベートジムもあります。
トレーナーからトレーニングの正しいやり方を教えてもらえば、トレーニング期間終了後も自分で割安なジムに通って体力維持に努めることも可能です。
取り組むべきこと2.健康に気を遣う
先ほど書いたように、健康を害すると、メンタル面でも不調に陥るもとになります。健康に関しては堀江貴文氏が書いた「健康の結論」がおすすめです。
今からでもできる成人病の予防方法や、歯を大切にすることの大事さ、専門医師の意見とともに、まとめられている一冊です。
取り組むべきこと3.余分なプライドを捨てる
これは私も日々気を付けていることですが、余分なプライドがあると、人から吸収しようというマインドが形成できなくなります。先に述べたように変化の激しい時代で自らのスキルをアップデートしていくためには、他人から教えを乞うことが不可欠です。
ときには、自分より若い人に、教えを乞う場面も出てくるでしょう。そのときに余分なプライドがあると、教えを乞う際の邪魔になってしまうのです。
自分一人では何もできない、学べないという謙虚な気持ちを持って、人に接することが重要なのです。
取り組むべきこと4.好奇心をもって自分の世界を広げる
様々なことに好奇心を持つことも、スキルや知識をアップデートするのに不可欠です。自分の今いる狭い世界にだけとらわれるのではなく、世の中で何が起きているのかアンテナを広げて情報収集しておき、多くの人と会って会話をする必要があります。
また、仕事の幅を広げておくことも重要です。同じ職場で仕事の幅を広げるチャンスがあるのであれば、それでもよいですが、もしそういうチャンスに乏しいなら外に出てみることも視野に入れるべきでしょう。このページの最後に、無料で使えるおすすめの転職サイトを紹介します。
私自身も以下にツイートしているように、大企業の管理職をやめて、ベンチャーに行きましたが、それはこのツイート内の記事に書いてあるようなことも理由のひとつです。
大企業勤務のとき、部下には常に「会社の外に出ても通用する人材になれ」と言ってきたが、この言葉を理解できている感じはなかったなあ。
どれだけ噛み砕いて説明しても、そもそも本人が危機感を持っていないと理解してもらうのは難しいね。 https://t.co/ef4ZyPMgOq
— セーシン (@n_spirit2004) December 21, 2018
大企業勤務のとき、部下には常に「会社の外に出ても通用する人材になれ」と言ってきたが、この言葉を理解できている感じはなかったなあ。
どれだけ噛み砕いて説明しても、そもそも本人が危機感を持っていないと理解してもらうのは難しいね。
実際に会った70代で現役バリバリだった人
先日、以下のようなツイートをしました。
70代でも仕事ができる人
・営業力がある
・人的ネットワークがある
・海外にも躊躇なく出張できる
・上記を軸にコラボレーションを企画できる今日会った人がこんな感じの元気な70代の方でした
製造業の営業出身ですが、仕事を通じて得たものを軸にアメリカや中国の製造現場の技術顧問をしています
— セーシン (@n_spirit2004) August 29, 2019
70代でも仕事ができる人
・営業力がある
・人的ネットワークがある
・海外にも躊躇なく出張できる
・上記を軸にコラボレーションを企画できる今日会った人がこんな感じの元気な70代の方でした
製造業の営業出身ですが、仕事を通じて得たものを軸にアメリカや中国の製造現場の技術顧問をしています
70代なのにとにかく元気に海外出張をこなすだけでなく、営業出身であるにも関わらず、謙虚に周辺知識を磨いて、今では製造現場の技術顧問をしています。
この方も上記「取り組むべきこと」に書いた4つにあてはまる方でした。
まとめ
冒頭にも書いたように、今後は70歳を超えて現役で働くことが当たり前になることを前提にすべきでしょうし、社会がそれを要求する時代にはなってくるでしょう。
これは時代の流れなので、働くことを前向きにとらえて、今からその準備をしておけば、人生をより豊かにすることができるでしょう。
トップアスリートが現役を少しでも長く続けるために、日々工夫を重ねているのと同様に、我々も今から工夫をしながら、準備をしていきましょう。
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