こんにちは、セーシン(@n_spirit2004)です。
中国ではネットの検閲が厳しく、私が確認している限りでも、以下のサービスは中国で使うことができません。
- Line
- Google (Gmail、検索エンジンを含むサービス全般)
- Youtube
- Skepe(中国でダウンロードしたSkypeは使用可)
- Zoom(2019年10月から規制対象も、2020年2月現在は使えることを確認)
この他にも、ニュースサイトやブログにもアクセスできないものも多くあります。
そのため、中国では百度(Baidu)、qq、Wechatなど、中国独自のSNSやネットワークインフラが発達しています。
しかし、たまに中国に行く出張者にとって、出張のためだけに、中国独自のサービスを使うのは効率が悪いですし、何より日本にいる友達や家族とは、日本で使っているサービスでないと連絡を取ることができません。
では、どうすれば、日本で使っているサービスを中国でも使えるようになるのでしょうか。
私がこれまで試したことのある方法を4つ紹介、それぞれのメリット・デメリットも解説していきます。
この記事を読めば、中国出張でも連絡手段に困ることはありません。
記事中でも解説していますが、てっとり早く解決策を知りたいという方には、出発空港で手軽に受け取りできるイモトのWiFiをおすすめしています。
解決策1.携帯のローミングを使う

ひとつめの解決策としてあげるのは携帯のローミングサービスです。デフォルト設定では、ローミングはOFFになっていますが、これをONにすることで、日本の通信会社を経由して、インターネットにアクセスすることができます。
ローミングをすると日本の通信会社を経由するので、日本で利用できるSNSサービスを普通に利用することができます。
中国の場合、AU、ドコモ、ソフトバンクともに定額パケット放題のサービスがあるので、料金が高額になることもありません。
2019年12月時点の定額パケット放題の料金
AU:980円/日
ドコモ:980円/日
ソフトバンク:1,980円/日(25MBまで)
欠点は、1日あたりの料金が割高なところです。
解決策2.VPNサービスを使う
VPNとは、バーチャル・プライベート・ネットワークのことです。
VPNサービスを使うと専用サーバーを経由して、インターネットサービスにアクセスすることができます。そのため、LineやFacebookへのアクセスが可能になります。
無料VPNがいくつかありますが、安定性を考えると有料VPNの方がおすすめです。
例えば、私が使っている12VPNだと、複数のVPNサーバーを持っていて、中国の検閲事情に応じて、サーバーをアップデートするなど、きめ細かい対応をしてくれるので、繋がらなくなることは滅多にありません。
12VPNは、年間契約で約72USドルかかります。
私が中国に住んでいるときは、12VPNを契約して使っていましたし、今でもホテルのWIFIを使って大容量のデータを送受信するとき用に、12VPNの契約を継続しています。
12VPN – Secure connection, improve your privacy!
ただし、難点は英語でしかサポートが受けられないところです。
もし日本語でサポートを受けたいのであれば、セカイVPNがおすすめです。セカイVPNは月額1,080円と12VPNよりは割高ですが、日本語でサポートしてくれるところが魅力です。
▼▼公式ページから最大2ヶ月の無料体験をしてみる▼▼
中国に頻繁に出張する人で、個人的にホテルのWIFIを使って、快適にアクセスできる環境を作りたい人にはVPNの契約がおすすめです。
解決策3.通信会社でポケットWIFIとVPNを借りる

通信会社でVPNサービスをつけてポケットWIFIを借りることができます。
私のまわりでは、出発当日の空港で手軽に受け取りができるイモトのWiFiが最もよく使われています。
イモトのWiFiには日本のサービスを中国で使うための特別回線プランがあり、容量が500MB/日で1,480円/日、容量が1GB/日だと1,780円/日で借りることができます。
通信会社の回線は安定しており、私も何度か使ったことがありますが、ほぼストレス無くFacebookやGmailを使うことができます。
場所によってはWIFIルーター自体がつながりにくいケースがあるものの、接続品質は総じてよいので、品質的にはおすすめできるのと、PCでも使えるのが魅力です。
領収書をもらえば会社の経費として精算可能です。
解決策1のローミングだと経費処理が面倒なので、この点はイモトのWIFIが有利です。
▼▼公式ページからレンタルする▼▼
解決策4.香港SIMカードを使う
頻繁に出張する方には最もおすすめしたい方法です。
香港SIMカードは中国と同じ通信会社を使うのですが、香港は金盾の対象エリア外なので、外国のサービスを普通に使うことができます。
私がおすすめする香港SIMカードはAmazonで購入可能な以下のものです。
8日間 通信容量無制限タイプ
こちらのタイプは通信容量が7GBもあるので安心して使えます。
通信容量が7GBを超えても、通信速度128kbpsで継続して使うことはできるので、テキストメッセージの送受信などは可能です。
さて、このSIMカードをどの端末に差し込むかですが、ここも二つ選択肢があります。
解決策4-1.SIMフリー携帯で活用する
SIMフリーの携帯端末を購入して、そこにSIMカードを挿せば、検閲回避ができる端末として使うことができます。電話として活用することも可能です。
これの欠点は、携帯端末が追加で必要になることです。HuaweiやOPPOのようなAndroidの安価携帯にする案もありますが、私のようなiOSしか使っていない人間にとっては、iPhoneのSIMフリー端末を買うのは高額になります。
解決策4-2.モバイルWIFI端末で活用する
モバイルWIFIにSIMカードを挿入して使うこともできます。私はこの方法が一番おすすめです。なぜなら、香港SIMカードを使う目的は、中国外のサービスにアクセスすることですが、アクセスするときには自分が普段日本で使っているスマホを使いたいからです。
欠点として、SIMカードを使って電話ができないことがありますが、Line、MessengerやSkypeなど、通信手段が様々ある中で、あえて電話を使う機会は極めて少ないです。どうしても電話が必要なら、日本の端末を使って短時間だけ電話を使えばよいのです。
香港SIMカードの活用は、いずれの方法でも端末代が初期費用としてかかるのですが、一旦初期費用を支払えば、SIMカード自体は、非常に安く使えるので、何度か出張に行く機会がある方にはおすすめできる方法です。
私が使っているWIFIルーターはこれです。値段は新品で14,980円、バッテリー容量が大きくて1日充電なしで使っても大丈夫なのと、ルーターとしてだけでなく携帯端末の充電器としても使えてしまう優れものです。SIMフリーカードを挿すだけで、面倒な設定なしに使うことができます。
これが私の中国出張用WIFIルーター+SIMセットです。

モバイルルーターの詳細記事はこちらです。

まとめ(私のおすすめ)
いくつ紹介してきましたが、まとめると以下のとおりです。

出張が短期間で、頻度が比較的少ない方には、空港で手軽にレンタルできるイモトのWiFiがおすすめです。
▼▼公式ページからレンタルする▼▼
頻度の多い方には、以下のWIFIルーターとSIMカードの組み合わせがおすすめです。面倒な初期設定なしで、SIMカードをルーターに差し込めば現地ですぐに使える組み合わせです。
中国出張に関するお役立ち情報を以下の記事にまとめているので、あわせてご覧ください。

海外出張全般に関するお役立ち準備情報をまとめた記事もあります。

▼いつでもどこでもビジネス動画を見放題▼

▼在宅ワークをより快適にできる優れもの▼

▼スキマ時間でできる手軽な副業を探すなら▼
