このブログでは、一貫して「人生100年時代」と言われる長寿命化に伴い70~80歳くらいまで働くのは当然の時代がやってくると主張しています。
そのため、今会社勤めをしている30代、40代に対してボンヤリしていると70歳を超えて働くのが難しくなるので、今のうちにさらなるスキルアップを図っていくことを推奨しています。
それらを記したのが以下の記事です。

今回は、これに関連して読んだ本のレビューと、感じたことを書いていきます。
すでに以前の記事で「40歳定年制」や「未来の働き方を考えよう」などのレビューをしてきましたが、今回はその中の「40歳定年制」を書いた柳川氏の本「40歳からの会社に頼らない働き方」を紹介します。
「40歳定年制」は、政策提言の色合いの強い内容でしたが、「40歳からの会社に頼らない働き方」はタイトルどおりの想定読者世代とも言える40代への提言内容が書かれています。
印象に残った箇所・所感
概略はこちらのツイートのとおりです。
読了
40歳からの会社に頼らない働き方@noriyanagawa
これから40代になる人におすすめします
ポイント
✓人生にはやり直すフェーズが必要である
✓今あるスキルを体系的に整理する
✓一方で、今のスキルにこだわりすぎないhttps://t.co/HVM6YdlTN8— セーシン (@n_spirit2004) January 2, 2019
人生にはやり直すフェーズが必要である
本書では、これから70-80歳まで働くことが当たり前になると、新卒で入った会社でずっと働くことは考えづらく、どこかのフェーズで「やり直す」ことを考える必要だと主張しています。そのときに気力・体力・経験が備わった40代は「やり直す」のにうってつけの世代で、今までやってきた仕事にこだわらず、新たな好奇心、生きがい、知的な刺激を得る工夫をしようというわけです。
私も以前の記事で、同じような仕事をしていると必ずマンネリ化が起こると書きましたが、まさにそうしたマンネリ化から脱するという意味でも、「やり直す」という発想が必要なのでしょう。
仕事のマンネリに関する記事

今あるスキルを体系的に整理する
今まで頑張って身につけてきたスキルをそのままにしておくと、錆びついてしまうので、磨く必要があると書かれています。その磨くための方法として挙げられているのが、「学問で体系づける」という方法です。
私は、学問で体系づける、ひとつの方法として社外での勉強だと思っています。当サイトでもビジネスに必要なスキルを体系立てて整理していますが、これを参考にして、さらに深掘りして体系づけたい分野について、社外のスクールなどを活用するという方法もあるでしょう。
社外スクールだと、例えばリクルートが運営する社会人のための大学院検索サイトスタディサプリで自分の学びたい分野を検索してみてもよいでしょう。資料請求は無料です。
今のスキルにこだわらない
上記のように40代は「やり直し」を考えるフェーズだと考えるので、これまで培ってスキルだけにこだわる必要はなく、これからの20年、30年を戦っていけるように、全く違うことも試してみるべきと書かれています。
とはいえ、いきなり未知の分野に飛び込むのは大変でしょう。
そこで、このブログでも何度か紹介しているキャメル・ヤマモト氏の提唱している軸である「職能」×「事業」×「地域」で考えることをおすすめします(私はさらに×「汎用スキル(英語やビジネスの基礎知識)」があってもよいかと思っています)。
例えば、40代のある瞬間で全部を変えてしまうのではなく、40代の10年で3つを徐々に変えていくというような考え方です。
キャメル・ヤマモト氏の考えを活用したキャリアアップ提言

まとめ
能力の棚卸しをする際には、様々な考え方がありますが転職を考えるのもひとつの手段です。
私は40歳で大企業の管理職を辞めて、スタートアップに転職して、図らずも本書の提言どおりのキャリアになってしまっていますが、今のところ充実した日々を送れています。
転職サイトには無料で登録できるので、登録して上記3軸のどれを伸ばす方向性にチャンスがあるのか探ってみるのもよいでしょう。
初めての方におすすめしたいのはリクナビNEXTです。登録するだけで様々な求人を見ることができますし、非公開案件のオファーがくることもあります。
また、プロのエージェントに気軽に相談したいという方は、リクルートエージェントへの登録もおすすめします。まずは情報収集だけしたいという方でも、きちんと相談に乗ってくれるエージェントです。
思い立ったときに登録することが、その後の人生を変えるきっかけになりますよ。
40代転職の実情を以下の記事にまとめています。

もちろん、転職の他にも、起業や社内でのチャレンジなど複数のオプションがあるので、自分に合ったやり方での「やり直し」を模索してみてはいかがでしょうか。
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