「今度海外出張に行くのだけど、どんな準備をすればよいの?」
「何回か海外出張に行っているけど、毎回準備に試行錯誤している」
こんな悩みをお持ちの方も多いかと思います。
私も今でこそ海外出張で使う持ち物やサービスが決まりましたが、初心者の頃は毎回試行錯誤していました。
そこで、この記事では、海外出張を100回以上経験してきた私が実際に使ってみておすすめしたい6つの便利グッズと4つのサービスを紹介していきます。
この記事は、こんな人におすすめです。
- 初めての海外出張にあたって、準備すべきものを知りたい
- 過去の海外出張で感じた不便を解消したい
海外出張で便利なグッズ6つ
海外出張でおすすめしたい持ち物は以下の6点です。
機内持ち込みできる中で最大容量のキャリーバッグ

私は大きな荷物を運んだり、滞在期間が1周間を超えたりしない限りは、手荷物を預けません。手荷物を預けることには以下のようなデメリットを感じているからです。
- 手荷物の受け取りに時間がかかる
- 手違いで荷物が届かない可能性がある
- そもそも預ける必要のある大きな荷物にすると持ち運びが大変
そうなると、必然的に機内持ち込みができる中で、大きなサイズのものを選びたくなります。そんな私がおすすめしたいのがこちらです。約35,000円と一流ブランドのバッグとしては大変リーズナブルです。
有名ブランド「サムソナイト」のキャリーバッグで、何と容量が42Lと機内持ち込みできるサイズの中では最大級です。上記のリンク先の説明には2-3日の滞在用と書かれていますが、私は5-6日まではこのキャリーバッグで対応しています。
実施に私が使っているサムソナイトのキャリーバッグ

月1回以上の海外出張に加えて月1-2回ほどの国内出張をしているので、月に3回はこのキャリーケースを転がしています。本当に重宝しています。
サムソナイト「ジャニック・スピナー50」の詳細は以下の記事にまとめてあります。

私は、このサムソナイトのキャリーバッグに、サムソナイトのスリーウェイビジネスバッグを組み合わせています。アマゾンなら約28,000円で購入できます。
こちらのバッグに仕事の道具を全部入れて、衣類やアメニティのような宿泊に必要なものをキャリーバッグに入れています。
そうすることで、出張時は衣類をキャリーバッグに詰め込むだけで準備完了するからです。
なお、1泊程度の国内出張ならこのバッグ単体でも使えます。
キャリーバッグの中身仕分けグッズ
キュリーバッグだけだと、中身の仕分けが難しいので、仕分けができるグッズを持っていくことをおすすめします。
ここでは、ビジネスパーソンが持っていくのに便利なグッズの事例を3つ紹介します。
衣類袋+トラベルポーチ
キャリーバッグには仕切りがないので、仕切りの代わりにもなるトラベルポーチは便利です。
私は、無印で買ったものを使っていますが、以下のような安価な4点セットなどでもよいと思います。
Yシャツケース
出張時にYシャツやネクタイを着用される方には、このようなYシャツケースがおすすめです。
トラベルオーガナイザー
出張頻度が増えると、外貨の管理も必要になってきます。
私は、ポーターのトラベルオーガナイザーを使っています。
各国の外貨やパスポートに加えて、予備のクレジットカードや、ホテルの会員カードを入れたり、予備の出入国書類を入れたりしています。(出入国書類は機内でもらい忘れたとき用です)
機内を快適に過ごすためのアメニティ
機内を快適に過ごすためには、アメニティも大事です。
代表的なアメニティとしては、歯ブラシやアイマスクなどがあります。
歯ブラシは、このようなトラベル用のものを1つカバンに忍ばせておくとよいでしょう。
食後に歯磨きをすると爽快な気分になりますね。
アイマスクは、私の場合しなくても平気で眠れますが、人によっては、アイマスクをした方が眠りの妨げにならないという人もいます。
そして、私のように口唇が乾きやすい人なら、リップクリームも必須でしょう。
その中で、私が個人的に機内で使うリップクリームとして、おすすめしたい銘柄があります。
それは、ニールズヤード・レメディーズのリップクリームです。
実は、ANAのビジネスクラスに搭乗したときに、配布されたアメニティグッズの中にあったのですが、一度使ってみたら、それまで使っていた安価なリップクリームが使えなくなってしまいました。
なぜなら、 保湿の持ち具合が安価なものとは全く異なるからです。
私の中では、乾燥しやすい機内での必須アイテムとなっているだけでなく、普段使いでも手放せいないものとなってしまいました。
以下の記事に詳細を書いています。

海外でも携帯が使えるようにWIFIルーター&SIM

海外だと携帯電話の電波は入らないので、WIFIルーターを用意しましょう。
初心者の方ならレンタルWIFIが間違いないでしょう。
私がおすすめするのは、イモトのWiFiです。
- 空港で手軽に受け取って、返却できる
- 自宅への郵送もできる
- 680円~1,580円/日でレンタルできる
▼▼公式サイトからレンタルする▼▼
出張頻度が多くなりそうな方には、SIMフリーWIFIルーター+SIMカードをおすすめしています。
SIMカードは、たとえば東南アジア圏だと以下のようなものがあります。
もし日本でSIMフリーの携帯を使っているなら、携帯のSIMカードを差し替えて使うこともできます。
東南アジア向け
海外でのWIFI関連の詳細情報は以下の記事をご覧ください。

なお、中国に行く方で、現地でLineやFacebookを使いたいという方は、こちらの記事もご覧ください。

充電用の延長コード+変換プラグ 世界どこでも対応可能
海外でもPCやスマートフォン、上記にあげたようなモバイルバッテリーの充電は必須になってきます。
しかし、海外のホテルにはデスクやベッド脇のコンセントの口では足りないケースも少なくありませんし、すぐ近くにコンセントの口がない場合もあります。
そんなときに役立つのが延長コードです。
以下の商品なら主要な世界のプラグ形状に対応できるので、出張先のホテルでも大変便利です。
私は、出張用のスーツケースにこの延長コードを常備しています。
延長コードは国内出張でもそのまま使うことができるので、PCやスマホの充電に大変便利です。
なお、海外の電圧やコンセント形状については、以下の記事に詳細をまとめています。

現地の通貨 両替ならキャッシングか宅配

最近はクレジットカードで決済できる店が増えているので、現金を持ち歩く必要性は少なくなっていますが、それでもタクシーや飲食店などでは、現金がないと支払いができないケースもあります。
だからといって、安易に空港で外貨両替すると高い手数料をとられてしまいます。
私のおすすめは、クレジットカードを使って銀行ATMでキャッシング(一時的な借金)をすることです。
金利はかかりますが、為替レートがお得なので、金利を支払ってもお得に現金を調達することができます。
ただし、クレジットカードの限度額が気になる方や、日本で事前に現金を準備しておきたいという方には、外貨宅配サービスがおすすめです。
たとえば、外貨両替マネーバンクなら、空港での両替よりもお得な交換レートで現金を入手することができます。
▼▼公式サイトから外貨宅配を申し込む▼▼
なお、中国人民元への両替については、詳細を以下の記事に書きました。
中国に出張する方は、ぜひご覧ください。

海外出張で便利なサービス4つ
海外出張でおすすめしたい4つのサービスです。
ホテル Expedia、中国ならTrip.comがおすすめ
ホテルの予約はエクスペディアを活用しています。エクスペディアの利点は、豊富な選択肢からホテルを選べることです。
以前は楽天トラベルを利用していたときもありましたが、選択肢の豊富さに加えて、アプリからでも簡単に管理できることから、最近はエクスペディア一択です。(楽天トラベルはアプリだと海外ホテルの管理ができません)
ただし、中国でのホテルなら【Trip.com】で予約するのがおすすめです。
中国に限っては、Trip.comの方が選択肢が豊富で、かつ中国の地図との連携の正確性が高いからです。
▼▼Trip.comで予約してみる▼▼

最近だとAir BnBという選択肢もあります。特にホテルの高いアメリカや、展示会のタイミングなどによって価格が高騰する欧州ではAir BnBも活用しています。
配車アプリ UBER、DIDI、Grabを事前インストール
海外のタクシー移動で不安になるのが、言葉が通じなかったり、ボッタクリに合ったりすることではないでしょうか。
最近では、UBERを始めとした配車アプリが各国で充実しているので、事前にダウンロードして、会員登録とクレジットカードの登録を済ませておけば現地で困ることはありません。
アメリカ、欧州、中東、韓国ではUBERが使えます(一部の国を除きます)。
中国ではDIDI、シンガポールを始めとした東南アジア各国ではGrabが使えます。
基本的な操作方法はどのアプリも同じです。以下の記事を参考にしてもらえれば、おおよその使い方はわかってもらえると思います。



飛行機 トラブルに強いのは日系エアライン
ビジネスで海外に出張するなら飛行機は断然日本のエアラインをおすすめしたいです。つまり、JALかANAです。
なぜなら、日系のエアラインはトラブル時のリカバリー対応が素晴らしいからです。以下のツイートのとおりです。
海外出張の際は日系エアライン(JALかANA)を推奨しています
なぜなら、飛行機が遅れて乗り継ぎできないなどトラブルが起きた時のリカバーが素晴らしいから
たしかに航空券は高めかもしれないけど、大事な商談をキャンセルしてしまうことを考えたら保険として払っておいてもよい値段だと思っている
— セーシン (@n_spirit2004) January 11, 2019
対応がよかった例として、2つの体験を紹介します。
1.飛行機の遅れでサンフランシスコで東京行きの便に乗れなかった
サンフランシスコ到着後に電話、翌日のチケットをすぐに手配してくれました。
2.成田でロサンゼルス行きの便に乗り継ぎできなかった
成田到着後に受付カウンターに、羽田⇒ロサンゼルスの便に振り替えてくれて、成田⇒羽田間の交通費も支給してくれた。結果、ロサンゼルス到着は数時間の遅れで済み、大事な商談も時間を数時間ずらすだけで完了することができました。
どちらもANAでしたが、電話対応や窓口対応では多少の待ち時間はあったものの、対応そのものは完璧でした。
海外出張する方は出張中や出張前後の日程に余裕がないことも多いので、飛行機のトラブルで予定がキャンセルになってしまうという事態はできる限り避けたいものです。
その点、トラブル時にリカバーできる対応力をもつ日系エアラインはおすすめです。
上記の例で東京からロサンゼルスの事例は日系エアラインだからできる対応だったと思います。おそらくユナイテッドやデルタなどでは、このような柔軟な対応にはならなかったでしょう(ユナイテッドは上記サンフランシスコの乗り継ぎ遅れの原因になった航空会社でしたが、対応はひどかったです)。
また、英語ができない人だと、日系エアラインはなおさら安心できますね。
ちなみに、ANA(スターアライアンス)がよいか、JAL(ワンワールド)がよいかは好みの問題です。
ただ、マイレージの上級会員になるとさまざまな特典を得られるので、1年間(1月~12月)のうちにどちらかに決め打ちするのがよいでしょう。
個人的にはスターアライアンスの方が欧米・東南アジアをカバーしやすいので、ANAがおすすめです。
中国も中国国際航空、深セン航空がスターアライアンスなので活用余地があります。
私がよく使うスターアライアンス系航空会社は、シンガポール航空、タイ航空、中国国際航空、深セン航空、ルフトハンザ航空、ユナイテッド航空などです。
主に現地での国内移動やハブ空港からの移動で活用しています。
詳細はこちらの記事によくまとまっています。
スターアライアンスとワンワールドを比較 -アライアンスからANAとJALを比較してみる-
ちなみに、私は1年で同一航空アライアンスを固め打ちして最初の年にANA、翌年にJALという形で、どちらも上級会員になっています。
プライオリティパス ちょっとした贅沢を味わいたい人向け

空港には早めに着いてチェックインと安全検査を済ませることをおすすめしています。
先ほど書いたエアラインの上級会員になると、エコノミークラスでの搭乗でも、航空会社のラウンジを利用できるほか、以下のようにビジネスクラスのチェックインカウンターと、保安検査の優先レーンを通ることができます。


ラウンジを使えるようになると、出発前に落ち着いて食事、読書、仕事の準備などができますし、ラウンジによってはシャワーを浴びることもできます。
とはいえ、航空会社のマイレージ上級会員になるのは、1年間同じ航空アライアンスの飛行機に集中して搭乗する必要もあり、時間もかかります。
しかし、航空会社のマイレージ上級会員にならなくても、ラウンジに入れる方法があるのです。
それはプライオリティ・パスを持つことです。
以下は、会員ステータスごとの会費と利用料です。
スタンダード会員 | 年会費US$99、1回あたりUS$32でラウンジ利用可能 |
スタンダードプラス会員 | 年会費US$269、10回無料、11回目以降は1回あたりUS$32でラウンジ利用可能 |
プレステージ会員 | 年会費US$429、無料でラウンジ利用可能 |
スタンダートに比べると、海外に年間3往復以上するならスタンダードプラス会員が、年間8往復以上するならプレステージ会員になった方がよいという計算になります。
計算詳細
2往復(4回) | 3往復(6回) | 8往復(16回) | |
スタンダード会員 | $227 ($99+$32*4) | $291 ($99+$32*6) | $611 ($99+$32*16) |
スタンダードプラス会員 | $269 | $269 | $461 ($269+$32*6) |
プレステージ会員 | $429 | $429 | $429 |
ラウンジが利用できるようになると、搭乗前のリラックス度合いが断然増すので、海外に頻繁に行く方にプライオリティパスはおすすめです。
ちなみに、出張頻度の多い私はプレステージ会員なので、対象となる世界の空港ラウンジを無料で利用できます。
しかし、このプライオリティ・パス、ちょっと高いな。。。と思われるかもしれません。
そんな方におすすめしたいのが、楽天プレミアムカードです。
年会費11,000円の楽天プレミアムカードを作ると、年会費45,000円のプレステージ会員のパスを無料で持つことができるのです。
海外のプライオリティ・パス対応の空港ラウンジだけでなく、国内空港のカードラウンジにも入れる他、海外・国内の旅行傷害保険もついているので、国内外問わず頻繁に出張をする方にぜひおすすめしたいカードです。
▼▼プライオリティ・パスが無料になるクレカ▼▼
プライオリティ・パスを使ったラウンジの体験レポートを以下の記事にまとめています。




まとめ
以上が通算100回以上の海外出張をこなしてきた私の準備のポイントです。
まだ海外出張に慣れていない方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
海外出張で必須の持ち物
スーツケース:機内持ち込みサイズの中で最大級のサムソナイトのスピナーがおすすめ
WIFI:初心者ならイモトのWiFi、頻度が多くなるならモバイルルーター
延長コード+変換プラグ:こちらの一式セットがおすすめ
外貨両替:クレジットカードのキャッシングか、外貨両替マネーバンクのような外貨宅配サービスがおすすめ
海外出張で利用したいサービス
ホテル:エクスペディアか中国なら【Trip.com】で予約がおすすめ。
配車アプリ:出張国に合わせてUBER、Grab、DIDIを利用
飛行機:日系エアラインがおすすめ(特に欧米出張なら)
空港:早めに着いて準備(できれば、ラウンジでシャワー+食事をしたい)、ラウンジを使いたいならプライオリティ・パスがおすすめ(楽天プレミアムカードなら無料でプライオリティ・パスを入手可能)