人材管理・リーダーシップ

組織もキャリアも危機管理が重要 最悪を考えてマネジメントをしよう

 

先日このようなツイートのやりとりがありました。

 

発端は稲垣さんの危機管理についての問題意識を問うたところからです(ツイート上の下側)。これはある種の思考実験ではあるのですが、私はこうした思考を常日頃から考えておくことは大変大事だと思っています。

ツイートでも書いたように、最悪の事態を想定しておくと、いざ何か問題が起きた時に(大抵は最悪の事態よりはマシなので)、冷静に対処することができるのです。

 

もうひとつ、このツイートにはキャリアに関する危機管理と組織マネジメントの危機管理の話が入っています。元々の稲垣さんのツイートはキャリアに対する危機管理についてでしたが、私が組織マネジメントもあわせて被せてしまったのですが。。。

この記事では、もう少し組織に関する危機管理とキャリアに関する危機管理を考えていこうと思います。

組織の危機管理

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組織が持つ経営資源をヒト・モノ・カネというフレームワークで考えたときに、モノはヒトとカネがあればカバーできると考えるなら、ヒトとカネをマネジメントすることが組織管理をする上で最も重要となるでしょう。

ヒトとカネとは、要するに人材とキャッシュです。

 

キャッシュマネジメントは特にアーリーステージのスタートアップや、変革を迫られているような会社では重要で、以下の「破天荒フェニックス」でもあるように、最悪事態を想定しながら受け取りと支払いのタイミングを適切にマネジメントする必要があります。(この本は、あまりに切羽詰まったシーンが連続するので、読んでいるだけ胃が痛くなりますが)

修羅場の連続「破天荒フェニックス」企業再生の現場を描写した物語・書評・要約先日読んだ「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」を紹介します。 破天荒フェニックス posted with ...

 

それでは、人材の方はどうでしょうか。

人材マネジメント上の最悪状態とは、人材がいきなりいなくなることか、それ以上に大変なのが何かトラブルを起こしてしまうことです。

私は中国での人材マネジメント経験の中で、人材が離職していきなりいなくなったり、不祥事により解雇せざるを得ない状況になったこともあります。また、それ以外にも人材間のトラブルというのも何度か経験があります。

 

こうした中で危機管理上の思考実験として大事なのは、一番重宝している人材・部下が明日からいなくなったときにどうするか?を常に考えておくことです。

実は、私は上記のような状態になる前に、「あの人がもし辞めたらこう動く」など、盤上の将棋の駒を頭の中で動かすかのように考えることがしばしばありました。これが最悪状態を考えるということです。

 

こういうことを少しでも事前に考えておくと、いきなり人が辞めてしまうという事態でも比較的冷静に対処することができます。

実際、上のような状況に陥ったときに、他部門かの異動や別のマネージャーの兼任などを組み合わせながら対応して、仕事を大きく遅らせることなく対処することができました。

 

こういう危機管理は中国にいたからなおさら必要だったのですが、日本でのマネジメントにおいても留意する必要のある内容でしょう。

 

キャリアの危機管理

私は、キャリアの危機管理も考えておく必要があると思っています。

このブログで何度も取り上げているように、大企業と言えども今後安泰だとは限りません。この記事でも書いているように、20代のスキルでは一生食っていけないのです。

「20代のスキルで一生食える時代は終わった」 「40歳定年制」を読み終えて私は、このブログで、特に大企業にいる30代、40代の人は自分の今後のキャリアを真剣に考えるべきであると主張していますが、まさにその主張に...

 

また、 以下の記事でも書きましたが、大企業でもリストラや経験をリセットするような配置換えもあるのです。

【社会人5~10年目必見】大企業の終身雇用は崩壊 会社にいるうちにスキルを磨いておけ 大企業に就職されて働いている方は、危機感を持っていないかもしれないですが、大企業はもはや絶対安泰と言えるようなものではなくなって...

 

その前提で考えると、キャリア上の最悪事態とは会社が無くなるかクビになるということでしょう。したがって、冒頭のツイッターで書いたような「明日会社が無くなったらどうするか?」、または「明日会社をクビになったらどうするか?」という質問に対する答えを常に考えておく必要があるのです。

 

30歳前後のまだ若い世代でしたら、以下の記事のように今からでもスキルアップを目指せばよいでしょう。

【大企業=つまらないことはない】大企業でも成長できる方法 先回の記事で、大企業勤務の若手(社会人5年目~10年目、年齢でいうと20代後半~30代前半)の人が自身の市場価値をどのように測る...

 

一方で、もしみなさんが40代だったら?過ぎたことをあれこれ言っても仕方ないので、まずは現実を捉えてできることを少しずつやってくしかないでしょう。

 

上の「40歳定年制」の記事や、以下の記事でも書いているように40歳前後は何かをやり直すには最適なタイミングという考え方もあるのです。

「市場で稼ぐ力」をつける重要性 「未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる」より私はブログでは、再三にわたり40歳前後での働き方に対する提言を書いていますが、今回も一冊の本を題材に本の内容を引用しながら、提案を書いて...

 

そのときに、いきなり多くを変えるのではなく、これまで培ってきた経験が生きる転職や副業を考えるのがよいでしょう。

 

まとめ

組織マネジメントもキャリアマネジメントも危機管理は非常に重要です。そのためには、毎年地震や火災を想定した避難訓練をやるように、組織やマネジメントにおいても最悪の危機を想定した思考実験をしておく必要があります。

そうすることで、そこから逆算した日々のマネジメントが可能になり、本当に聞きが到来しても落ち着いて対応することができるようになるのです。

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セーシン
現在起業家・元サラリーマン管理職。15年のサラリーマン+副業経験、海外経験、起業経験などを踏まえて、仕事やキャリアに関することを発信しています。