ビジネスその他

【速報】LIXILはどうなった?瀬戸氏復帰の見通し【6/25定時株主総会結果】

 

ここ数ヶ月、新聞紙上を賑わしている会社がLIXILです。

2018年10月31日に前CEOだった瀬戸氏が解任されて、潮田氏、山梨氏を中心とした体制に急遽転換、その後株価の下落、指名委員会のプロセスの不透明さ、潮田氏の数々の??な発言がネット上でも話題になりました。

しかし、今回の件はそもそも何が問題視されているのでしょうか。

一連の報道を取り巻く状況を簡単にまとめてみました。

 

広告

LIXILの概要

LIXILは2011年に設立された会社です。

LIXIL自体は新しい会社ですが、前身は老舗の建材メーカー「トステム」、老舗の住宅設備メーカー「INAX」を中心に、旧「新日軽」、「東洋エクステリア」、「サンウェーブ」を加えた5社が合併してできた会社です。

名の知れた大手メーカー5社が合併したということで、設立当時は大きな話題になりました。

一方でLIXILという名前は、未だに十分な浸透をしておらず、よく聞くけど何の会社かわからないという人がまだまだ多いようです。

近年は海外企業の買収にも積極的で、ドイツやアメリカの水回り機器メーカー、イタリアの建材メーカーを買収するなどして、売上は約1兆7000億円という巨大企業になっています。

一方で、経常利益は2018年3月期は約650億円ありましたが、2019年3月期は大変厳しい結果になることが予想されています。第3四半期時点の予想純利益はぎりぎり黒字の15億円となっています。

 

広告

経営陣の経歴

今回の一連に騒動に対して、関与している主な経営陣は以下の方々です。

 

潮田洋一郎氏

トステムを創業した潮田健次郎氏の長男です。

1953年生まれ、東大卒業後、1977年に旧トステム入社。シカゴ大学への留学経験を持っています。2011年LIXIL誕生時にCEOとなり、その後招聘した藤森義明氏にCEOを譲って、自身はLIXILグループの取締役会長になりました。2012年からはLIXILグループの取締役兼指名委員となり、経営を執行する側から監督する側の立場になっていました。

生年月日 1953 年 12 月 21 日
略歴
1977 年4月 当社入社
1980 年 12 月 当社取締役営業企画部長
1984 年5月 当社常務取締役商品本部長
1986 年 11 月 当社専務取締役広報・人事・業務改善・TQC・製造管掌
1990 年6月 当社取締役副社長海外事業・デザイン総括管掌(代表取締役)
1992 年9月 当社取締役副社長(代表取締役)
1993 年6月 当社取締役副社長経理本部長(代表取締役)
2000 年 11 月 当社取締役副社長経理財務管掌(代表取締役)
2001 年 10 月 当社取締役副社長
2003 年6月 当社取締役
2006 年 11 月 当社取締役会長 兼 CEO(代表取締役)
2006 年 11 月 トステム株式会社(現株式会社LIXIL)取締役会長 兼 CEO(代表取締役)
2009 年4月 同社取締役社長
2011 年6月 当社取締役 代表執行役会長 兼 CEO 兼 指名委員会委員長
2011 年8月 当社取締役 代表執行役会長 兼 指名委員会委員長
2011 年8月 株式会社LIXIL取締役会長(代表取締役)
2012 年6月 当社取締役 取締役会議長 兼 指名委員会委員
2017 年 10 月 当社取締役 取締役会議長 兼 指名委員会委員 執行役特命担当
2018 年 10 月 当社取締役 取締役会議長 兼 指名委員会委員(現任)

株式会社LIXILグループ ニュースリリースより

先ほど書いたように2018年10月に瀬戸氏を解任し、山梨氏とともに経営を執行する立場になっています。

https://twitter.com/exasy_com/status/1092238889643696133

 

ネット上では、経営者として??な発言で話題になっています。

 

山梨広一氏

山梨氏は元マッキンゼーパートナーで、25年間マッキンゼーに勤務していました。

生年月日 1954 年4月 18 日
略歴
1978 年4月 富士写真フイルム株式会社(現富士フイルムホールディングス株式会社)入社
1990 年1月 マッキンゼー・アンド・カンパニー入社
1995 年7月 同社プリンシパル(パートナー)
2003 年7月 同社ディレクター(シニア・パートナー)
2014 年4月 イオン株式会社顧問 内務統括担当
2014 年4月 同社専務執行役 内務統括担当
2015 年2月 同社執行役 経営企画担当
2015 年2月 同社執行役 経営企画担当 兼 電子マネー事業責任者
2016 年3月 同社執行役
2016 年5月 株式会社山梨広一事務所取締役(代表取締役)
2016 年6月 当社取締役(社外取締役)兼 報酬委員会委員長 兼 指名委員会委員
2017 年6月 当社取締役(社外取締役)兼 指名委員会委員長 兼 報酬委員会委員(現任)

株式会社LIXILグループ ニュースリリースより

 

元マッキンゼーの方に聞くと、パートナーとして相当に頭の切れる人だったそうです。

以下のように経営戦略に関する本もいくつか出されています。

一方で、今回なぜこのタイミングでLIXILの社長になったのか?と疑問視している人も多いようです。

マッキンゼーの元同僚であった大前研一氏も自身の記事で以下のように書いています。

結論から言えば、今のリクシルという企業を経営していくのは極めて難しく、社外取締役を2年ほどやっただけの山梨氏では歯が立たないだろう

(中略)

山梨氏はマッキンゼー出身者で私もよく知る人物ですが、外部から来た人間がこの状況を把握していくのは無理だと思います。中にはドイツのGROHEなど古い企業もあり、それを御していくのは至難の業です。

大前研一ニュースの視点Blogから引用

 

瀬戸欣哉氏

瀬戸氏は2018年10月31日に指名委員会を経て解任されたLIXILグループの前CEOです。

瀬戸欣哉氏の略歴
1960年6月:生まれ
1983年4月:住友商事入社(2005年まで)
1990年7月:米国住友商事デトロイトオフィス
プロダクトマネージャー特殊鋼製品担当
1992年7月:米国プレシジョンバーサービス社バイスプレジデント
1997年5月:米国アイアンダイナミクスプロセスインターナショナル社
代表取締役社長
1999年9月:住友商事鉄鋼第一事業企画部
eコマースチーム長・マネージャー
2000年10月:MonotaRO取締役
2001年6月:同社代表取締役社長
2006年3月:同社取締役代表執行役社長
2010年11月:米国ゾロツール社取締役(非常勤)
2011年8月:K-engine代表取締役社長
2012年3月:Grainger Asia Pacific代表取締役社長
2012年3月:MonotaRO取締役代表執行役会長
2012年4月:米国W.W.Grainger,Inc.バイス・プレジデント
2013年10月:同社シニア・バイス・プレジデント
2013年12月:英国GWW UK Online Ltd.(現Razor Occam,Ltd)CEO
2014年3月:MonotaRo取締役会長
2016年1月:LIXIL代表取締役社長兼CEO

流通ニュースより引用し追記

 

5月の臨時株主総会後に開催される6月の年次株主総会で、自らを取締役とする提案をすることを4/5に発表、記者会見をしています。

 

臨時株主総会での潮田氏、山梨氏の解任提案、および年次株主総会での瀬戸氏の提案に対する賛同者には、旧INAX創業家の伊奈啓一郎氏と、LIXILにへの合併前の旧INAX社長である川本隆一氏(上記写真の左側)の名前も入っています。

ネット上ではトステム創業家に対するクーデターとして話題になっていますが、さながら旧トステム vs 旧INAX陣営という様相にもなってきています。

 

なお、瀬戸氏は解任される2ヶ月前にカンブリア宮殿にも出演していました。

 

そもそも何が問題とされているのか

今回の件、そもそも何が問題とされているのでしょうか。

簡単にまとめると、以下の3つです。

  • LIXILの株式を約3%程度しか保有していない潮田洋一郎氏が、指名委員会で強引に瀬戸欣哉氏の解任と新経営体制への移行を決めたこと
  • そもそも潮田氏が指名委員会で「瀬戸氏が辞意を表明している」という虚偽の内容をベースに承認を取り付けた疑いが濃厚であること
  • 第三者機関の調査結果を提示したが、社外秘ということで半分以上を非公開としたまま内容を公開したが、恣意的に情報を隠しているのではないかと疑われている

 

機関投資家が問題視しているのは、潮田氏と山梨氏の経営者としての資質ではなく、あくまで経営体制の移行が適切なプロセスに沿っていななかったのではないか?ということです。

 

したがって、機関投資家が5月の臨時株主総会で求めているのは、

「潮田氏と山梨氏の解任という指名委員会での決定の無効化」

の1点であって、その後の経営体制については改めて決定すればよいという姿勢です。

つまり、潮田氏と山梨氏は一旦解任されても、再び取締役に返り咲く可能性があります。

しかし、そこに瀬戸氏と瀬戸氏を支持する旧INAX陣営が、6月の年次株主総会で取締役の提案をすることにしているのです。

 

広告

株主総会の行方はどうなるのか

株主総会の行方は大きく2つに分けて考える必要があります。

 

5月の臨時株主総会

まず5月の臨時株主総会ですが、世論の動向を見ていると潮田氏、山梨氏には相当不利ではないかと見られています。

特に潮田氏に対する世論の反応は芳しくありません。

 

あるゴシップ誌にはLIXILの役員である女性が、昔の恋人だったという記事まで掲載されてしまっています。

(4/10追記)さらにこのような記事も出てきました。

 

わずか3%の株式保有で、社会の公器である上場企業を半分私物化していると見られてもおかしくない状況で、かつ経営者としての資質に疑問符が投げかけられていることから考えても、有利な材料が見つかってこないというのが現状のようです。

 

5月の臨時株主総会は開催されないことが決定

5/9に大株主による潮田氏の解任請求を目的とした臨時株主総会の要求を取り下げることが発表されました。

これは、潮田氏が自ら辞任すると発表したことで、臨時株主総会を開催する目的がなくなってしまったことに起因しています。しかし、記事によると、大株主には随分不満の残る結果のようです。

機関投資家側には大きな不満が募っている。ある機関投資家は「潮田氏、山梨氏が自ら辞めることになり、事実上、戦う相手がいなくなってしまった。辞任はガバナンス不全を理由にしておらず、はしごを外された感じだ」と漏らす。

LIXIL大株主、潮田氏解任請求を苦渋の取り下げから引用

 

これにより、次期CEOの行方は6月下旬に開催される定時株主総会まで持ち越されることになりました。

瀬戸氏が自らをCEOにする取締役案を出していますが、会社側からは案が出されていない状況です。

以下、ネット上の声です。

 

これにあわせて、臨時株主総会を開催しないことも決定されました。

 

6月の年次株主総会

6/25に予定されている年次株主総会では、瀬戸氏を中心とした取締役体制の提案がなされることになりました。

会見でも自信ありげに語っているように、世論の動向や事前の根回し状況からも、かなり勝算があると見ているのではないでしょうか。

今後の行方からは目が離せません。

 

4月以降の報道状況

LIXILに対する4月以降の報道状況は以下のとおりです。

 

4/8 瀬戸氏 日経ビジネスインタビュー

4/8の日経ビジネス電子版によると、株主提案を決意したのは3月下旬だったようです。

実質2-3日で社外取締役の候補も選定できたとのことで、このことからも世間の多くの人が今回の会社のガバナンスのあり方に問題意識をもっているということではないでしょうか。

ここでも、瀬戸氏が今回の提案に対して相当な勝算と自信を持っていることが伺えます。

我々が提案する案と、指名委員会側の案が戦うことになったときに、指名委員会側の勝ち目は非常に低いと思います。合理的に考えて、我々の案に合意してくれる可能性は高いのではないでしょうか。

 

4/12 潮田氏の反論 東洋経済オンライン

4/12の東洋経済オンラインで潮田氏の反論が掲載されています。

1つだけ言えるとすれば、この(瀬戸氏が社長在任中の)株価を見れば、瀬戸氏が含まれるのは、どういうことなのかなと思う。

結局、問題が多かったと思っている人が多いから、今回の結論に至った。もし、まったく問題がなくて、良い経営者だと思っているのであれば、誰も(瀬戸氏辞任の人事案に)賛成しない。

(中略)

結局、瀬戸氏は(社長就任から)3年間なんら経営していなかったということだ。

元々は潮田氏に請われて社長に就任した瀬戸氏ですが、このインタビューを見ると両者の対立は決定的なところまで来ていると見えてしまいます。

 

4/18 潮田氏の取締役辞任

4/18の記者会見で、潮田氏、山梨氏の取締役辞任が発表されました。

潮田氏は通期で大きな赤字をもたらした前CEOである瀬戸氏の任命責任をとっての辞任と説明しています。

これにより当初開催要求されていた臨時株主総会は、取り下げになりました。

一方で、6月の年次株主総会にて瀬戸氏の陣営が提案する新経営体制と、会社側(指名委員会側)が提示する経営体制に対する信任投票が実施されることになりました。

 

4/27 執行役が潮田氏に反旗

LIXILのビジネスボードのメンバーが公式に潮田氏に対して反旗を翻すという事態になりました。

文書を出したのは、LIXILでグローバルな事業活動を執行・監督する上級執行役らで編成する「ビジネスボード」のメンバー全14人のうちの10人。「潮田氏のビジョンは従業員や株主、すべてのステークホルダー(利害関係者)にとって有害なものに思える」と主張している。昨秋にCEOに復帰した創業家出身の潮田氏に、経営幹部が公然と反旗を翻した格好だ。

「潮田CEOに経営資格ない」 リクシル執行役らが文書 から引用

こうした中で、誰が次の経営陣になるのか?指名委員会は経営陣候補を提示するのか?が注目されています。

 

5/3 大前氏の見解

5/3大前研一氏が自身のブログでLIXILについて、以下のように言及しています。

潮田氏の信託財産を扱う野村信託銀行の持分比率は約3%に過ぎませんから、プロキシーファイトになった場合、ほとんど力を持っていないと言えます。

また従業員持ち株会の2%も、潮田氏を支持する可能性も低いと私は思います。

このような状況を受けて、潮田氏は本社の移転やシンガポールの企業による買収など、色々と画策しているという報道もあります。

しかし、今の状況で潮田氏や山梨氏が状況を打開することは難しいと感じます。

とは言え、瀬戸氏が返り咲いたとしても、この会社を経営できるのか?というと疑問が残ります。

LIXILは「ヤマタノオロチ」に例えられます。

頭がたくさんあって、制御不能ということです。

国内企業の合併だけでも未だにしっくり来ていないのに、縁もゆかりもないグローエなども買収し、グループ全体としてのまとまりがありません。

この会社の経営は非常に難しく、まともに経営できる人はほとんどいないと思います。

大前研一ニュースの視点Blogから引用

大前氏の前回記事と同様に、LIXILは誰が経営してもコントロールが難しいと書かれています。

潮田氏と山梨氏の取締役辞任後も、しばらくは経営の混乱が続きそうな状況です。

 

5/13 LIXIL側が取締役候補者を発表

5/13にLIXILが、次の株主総会に提出する会社側の取締役候補者を発表しました。

会社側が候補者として発表した8人のうち7人が社外取締役で、社内の取締役候補者は大坪一彦・LIXILグループ執行役副社長のみとなった。その他の主な候補者は三浦善司・元リコー社長、河原春郎・元JVCケンウッド会長、福原賢一・ベネッセホールディングス副会長ら。鈴木輝夫・元あずさ監査法人副理事長と鬼丸かおる・元最高裁判所判事の2人は、瀬戸氏らが株主提案で候補者として示していた人物だ。

日経ビジネス記事より引用

 

5/14 伊奈氏 日経ビジネスインタビュー

5/14に瀬戸氏が取締役に推薦している伊奈氏のインタビュー記事が日経ビジネスに掲載されました。

(株主提案という)今回の行動は単に当社のためだけではない。日本企業全体に問題提起をするためにも我々は勝たなければいけない。今回の件を(トステム創業家の)潮田家と(INAX創業家の)伊奈家の争いとか、旧トステムと旧INAXの権力争いという観点では見てほしくはない。

日経ビジネス記事より引用

 

5/23 瀬戸氏 記者会見

5/23に瀬戸氏が記者会見を開きました。

会見で鬼丸氏と鈴木氏は会社側の候補者となることを拒否すると明言。鈴木氏は、「昨日、会社の指名委員会の人と会い、私たちを候補者として指名した意図を聞いた。詳細は明かせないが、概要は『時間がなかった』といった説明で納得できなかった。事前に連絡がないのはあまりにも不誠実。非常に強い不信感を抱かざるを得ない」と会社側の姿勢を強く批判した。

(中略)

鬼丸氏と鈴木氏が会社側の候補者としての指名を拒否する考えを明確にしたことで、瀬戸氏側と会社側の候補者の数は「8対8」となり拮抗した。このまま会社側が候補者を追加することがなければ、候補者全員が選任される可能性がある。

日経ビジネス記事より引用

なお、6月に実施される株主総会では、取締役候補16人の信任投票になりますが、以下の場合は、会社側の提案が通ることになります。

  • 株主提案を否決する
  • 白紙の委任状を会社に託す

過去あった委任状争奪戦は、圧倒的に会社側が有利でしたが、今回は企業統治の観点から非常に注目度の高い株主総会になっており、株主提案が通る可能性が十分にあると考えられています。

 

5/28 会社側取締役案が決定 瀬戸氏側と対決

5/28に会社側の取締役案が決定して、瀬戸氏側の案と対決になることが明確になりました。

招集通知には1号議案から3号議案まで人事に関する内容となっている。1号議案は会社側提案の取締役候補8人、2号議案は株主提案の候補者でもある元あずさ監査法人副理事長の鈴木輝夫氏と、元最高裁判所判事の鬼丸かおる氏の人事案。3号議案は鈴木氏と鬼丸氏を除く瀬戸氏ら株主提案の6人についての提案となっている。

会社側は1号議案と2号議案の賛成を求める一方、3号議案には反対し、委任状争奪戦(プロキシーファイト)をする。

日経新聞記事より引用

 

定時株主総会は6/25に開催されます。それまでに水面下では取締役案に対する委任状争奪が水面下で繰り広げられるものと考えられます。

 

5/30 株主総会要項公開、株主提案側のウェブサイトオープン

5/30に株主総会の要項が会社ホームページに公開されました。

https://www.lixil.com/jp/investor/ir_event/meeting.html

 

また同日、株主提案側の主張を展開するウェブサイトがオープンされました。

ここには、株主提案側の取締役候補が示す経営方針や、各候補の主張が載せられています。

ドメインは「savelixil(LIXILを救え)」となっています。

https://www.savelixil.com/(9/27現在は閉鎖されています)

 

5/31 会社側取締役候補 松崎氏インタビュー

会社側の取締役候補である松崎氏のインタビューが日経ビジネスに掲載されました。

今回の会社側の候補者選定の1つのポイントは、先ほどお話した通り、現取締役が全員退任するということです。何人か残ったほうが監督側としてもこれまでのことが分かるというメリットがあることを承知で、あえて断っているわけです。

その意味からすると、瀬戸さんの株主提案には社内の人が取締役候補として残っていますが、会社側の姿勢に倣うべきだと思います。

日経ビジネス記事より引用

松崎氏は、会社のガバナンスを立て直したいという会社側の強い意向によって、社外取締役を引き受けることを決めたとのことです。そして、このように現任の取締役が引き続き取締役に残るべきではないとも明言しています。

ちなみに、この松崎氏は以前グロービス主催のパネルディスカッションで、LIXIL前々社長の藤森氏と一緒に登壇しています。

 

6/5 会社側取締役候補 記者会見

6/5の日経新聞に会社側取締役候補の記者会見の模様が掲載されました。

総会後に取締役会が開かれ、取締役会の議長を決めて執行役を承認し、その中から暫定CEOを決める。

(中略)

(暫定CEOは)株主総会までに決めないといけない。その間、社内でどういう適材がいるのか、見極める時間がない。(暫定CEOの後に選ばれる)最終的なCEOは、一人ひとり面談をして見極める時間ができる

会社側取締役候補である松崎氏、三浦氏、河原氏、福原氏、記者会見の中で、当面は暫定CEOを専任してマネジメントをした上で、引き継ぎをするCEOを選ぶとしています。

 

また、以下のように現任の取締役には全員退任してもらう前提となる指名委員会の提案の妥当性を強調しています。

指名委員会が今までの取締役に全部退任してもらい、まったく新しい会社提案のメンバーを決めたのは、ガバナンスの面からみてリーズナブルな判断だったと思う

 

6/11 会社側の暫定CEO発表

6/11会社側の暫定CEOが元リコー社長の三浦善司氏になることが発表されました。

三浦氏については、6/17の日経ビジネスジャーナルに記事が掲載されています。

LIXIL暫定CEO候補は、リコー凋落招き「1万人リストラ」を主導した戦犯だった

 

6/25 株主総会の委任状・議決権行使書

6/25に実施される株主総会の委任状と議決権行使書を巡って、ネットの一部で議論を呼んでいます。

 

6/25 株主総会速報

6/25 14:10現在、採決のために総会は一時中断しているようです。

LIXILグの株主総会、再開が延長 15時40分に

関連リンク:経営権争いがヤマ場に=LIXILが株主総会

以下、総会の実況中継です。

 

瀬戸氏がトップ復帰の見通しとなりました。

LIXIL株主総会、瀬戸氏再任へ 会社提案退ける

 

ビジネスパーソンにおすすめの記事

ビジネスパーソンの心技体では、意識の高いビジネスパーソンにおすすめの記事を配信しています。

仕事の効率化におすすめの記事はこちら>>>

キャリアを考えるのにおすすめの記事はこちら>>

サラリーマンの副業に興味のある方はこちら>>>

 

広告
ABOUT ME
アバター
セーシン
元リーマン管理職+副業歴15年、海外事業・独立起業などの経験を踏まえて、仕事、経営、キャリア、海外に関することなど、ビジネスパーソンとしての戦闘力を高めるための情報を発信しています。 ツイッターアカウントはこちら