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【不労所得の副業】成功の方法は地道取り組むこと【意味を間違えてはいけない】

 

私が副業を始めた15年くらい前から「不労所得」という言葉をたびたび耳にしてきました。

不労所得は、2000年に発刊された「金持ち父さん・貧乏父さん」という本が一躍有名になったときに流行になりました。

不労所得の定義をWikipediaで調べると、以下のように書かれています。

不労所得(ふろうしょとく、英: unearned income)とは、それを得るために労働する必要がない所得のこと。労働の対価として得る賃金・報酬以外による所得を指し、働かずとも得られる収入または収入源という意味で用いられることが多い。

Wikepediaより引用

私は、これは少し誤解を招く表現だと思っています。特に最後の「働かずとも得られる収入または収入源という意味で用いられる」のところです。

なぜなら、一切何もしなくても自動的にお金が入ってくるかのような表現だからです。

では、不労所得に見えるのもの実態はどうなのか。この記事では、私が副業をしてみた体験からわかった不労所得が指している本来の意味合いについて解説していきます。

 

不労所得とされるものの例

よくある不労所得とされるものの例としては、以下のようなものがあります。

  • 株式投資
  • 不動産投資
  • ブログなどで収入を得る
  • 転売
  • 自分で商品を作って販売する

 

一般的には、これらは自動で収入が入ってくるというイメージがあります。

私の結論からいうと、半分Yesで半分Noです。

次から、そこを解説していきます。

 

不労所得でないもの

不労所得の本来の意味を説明する前に、不労所得でないものを見ていきます。

 

労働力と収入の関係(アルバイト)

例えば、アルバイトのような働いた時間によって収入が決まる場合、収入と労働力の関係は、以下のグラフようになります。

不労所得の解説

これを見るとわかるように収入を上げるためには、投入する労働力も増やさなければなりません。

簡単に言うと、1ヶ月50時間働くよりも、1ヶ月100時間働くほうが収入が大きくなるわけです。

これは明らかに不労所得ではないことはわかります。

 

労働力と収入の関係(サラリーマン)

次にホワイトカラーのサラリーマンを見てましょう。

不労所得の解説

多くのサラリーマンは、時間とともに仕事の習熟度も上がりますし、昇格という要素もあるので、時間あたりの収入は徐々に増えていきます。(40歳を超えてくると別ですが、ここではそれは解説しません)

昇格して、給料が1.5倍になったからといって、働く時間が1.5倍になることはあり得ません。

これは多少時間にレバレッジが効いた状態だといえます。しかし、労働力の投入をやめると収入がゼロになってしまうので、これも不労所得とは言えないのはわかると思います。

 

不労所得と呼ばれるものの本来の意味

では、世間で不労所得と呼ばれるものは、どのようなグラフになるでしょうか。

 

労働力と収入の関係(不労所得と呼ばれるもの)

これは、ビジネスの特徴によって異なりますが、一般的には次のようになります。

不労所得の解説

簡単に言うと、不労所得と呼ばれているものは、労働力に比例しない収入だということです。

このグラフについて、さらに詳細を解説していきます。

 

収入を作るには時間がかかる

先ほどのグラフの左側を見るとわかるように、ビジネスを作るのには時間がかかります。

実は、不労所得と呼ばれるものを作ろうと思うと、ここに相当な時間を投入する必要があります。

先ほどの不労所得の例であげた仕事で考えてみると、例えば、次のようなことが最初に必要になります。

  • 株式投資:株式投資の勉強
  • 不動産投資:不動産投資の勉強
  • ブログなどで収入を得る:ブログ構築の勉強
  • 転売:転売の知識、商品選定、仕入れ
  • 自分で商品を作って販売する:商品企画と制作

そして、こうしたことをしている間、収入はほぼゼロです。

したがって、その間は不労所得ではなく、「労」・「不所得」となります。

 

収入を維持するにも時間は必要

では、時間をかけてビジネスを作ってしまえば、本当に何もしなくてよいのでしょうか。

これも残念ながらNoと言わざるを得ません。

なぜでしょうか?

それは、ビジネスを維持するのにも時間が必要だからです。

以下のグラフの右側の労働力がゼロになっていないのも、そうした理由です。

不労所得の解説

例えば、ビジネスを取り巻く環境は日々変化していきますので、その変化には目を光らせておく必要があります。そして、必要に応じて投資をしたり、ビジネスとしての方向修正が必要になります。

  • 株式投資:投資した会社を取り巻く状況の確認
  • 不動産投資:不動産のメンテナンス
  • ブログなどで収入を得る:ブログのメンテナンス、記事の更新、世の中のトレンドの確認
  • 転売:商品トレンドの確認、新しい商品の開拓
  • 自分で商品を作って販売する:商品トレンドの確認、新しい商品の開拓

一旦ビジネスができると、これらはとても短時間で済むかもしれません。しかし、場合によっては大幅な方針転換が必要になり、その場合はかなりの時間を投入する必要が出てきます。

いずれにせよ、今何もしなくても収入があるからといって、こうしたメンテナンスを怠ると、収入は急落していきます。これは私も実際に体験してみてよくわかりました。

 

正しくやれば不労所得に近いものは作れる

ここまで不労所得に対して、ややネガティブな論調だったかもしれませんが、正しくやれば不労所得に近いものを得ることはできます。

正しくやるとは、「不労所得」という言葉に踊らされずに、正しく努力をすることを示します。

  • 最初は「労」+「不所得」でも我慢する
  • 収入を維持するにも労力はかかる

この2つをしっかり理解しておけば、

実際に私も、この原則にしたがったから副業をうまくいかせることができましたし、一方でこの原則を無視しての失敗も経験しました。

以下のブログに、私の立ち上げた副業の成功と、その後に失敗してしまった経緯を実際の投入時間・収入とともに書いていますので、ご興味あれば、あわせてご覧ください。

これから不労所得を作ってみようと思う人には、役立つ内容かと思います。

 

まとめ

以上、不労所得に関する解説でした。

  • 世の中で不労所得と呼ばれるものを構築するには時間も労力もかかる。
  • 一旦作れば少ない労働時間で収入を得られるのは事実。
  • ただし、ビジネスを維持するのための時間は必要、それを怠ると収入は急落する(経験談)
  • これらを正しく認識して、「不労所得」という言葉に惑わされないことが大事

とはいえ、私自身もやってきたように、この不労所得の考え方で、サラリーマンが副業に取り組むことは大賛成です(私は不労所得と言わずにビジネスオーナー型と呼んでいますが)。なぜなら、サラリーマンが本業とは別に時間の切り売りをして副業をするのは大変だからです。

そのあたりのことは、以下の記事に書いていますので、あわせてご覧ください。

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セーシン
元リーマン管理職+副業歴15年、海外、独立起業などの経験を踏まえて、仕事、経営、キャリア、海外に関することを発信しています。