起業・副業

サラリーマンを辞めて起業をする前に考えるべき3つのこと

 

私は、ある大手企業で管理職まで経験してからスタートアップを経て、起業をするというキャリアを歩んできました。

最初に会社を辞めるときは、起業することまで考えていませんでしたが、

  • 自分がやりたいことをやってみるには起業するのがよい
  • 一度は起業するという体験を積んでおきたい

と考えて、起業をするに至りました。

最初は軽く考えていた起業でしたが、実際に起業をしてみると様々なことが実感としてわかってきます。

そこで、創業から2年以上経った、起業前に考えるべきことをまとめてみました。

サラリーマンを辞めて起業をしようと思っている方は、まずこれを読んでみてください。

ちなみに、少ない元手で集客から販売までの起業体験をできる方法が、ブログを書くことです。

じっくり育てれば自動化された収益を得ることも可能です。

関連記事:【実体験】独立してみてわかった【サラリーマンが起業するのに必要なこと】

起業をする前に考えるべき3つのこと

起業をしようと思ったときには、以下3つのことを考えるのがよいでしょう。

 

起業をしてまでやりたいことはあるか?

まず、あなたが起業をしてまでやりたいことがあるかどうかです。例えば以下のようなことです。

  • 世の中に出したい製品やサービスがある
  • 自分のアイデアが受け入れられるかを試してみたい
  • 世の中をよりよくしたい
  • 単に起業という世界を見てみたい

あるいは、やりたいことをなりたい姿と言い換えてもよいかもしれません。

  • お金持ちになりたい
  • 名声を得たい
  • モテたい

いずれにせよ、起業をしてまで達成したいことがあるかどうかが最初に考えるべきことです。

様々な起業家に聞いていると、楽しくてやっていたこと、自分の欲求に従ってやっていたことが、結果的に社会貢献につながったというケースも多いようです。

 

起業できる能力はあるか?

次に考えるべきことは、能力はあるか?です。

まず起業アイデアを事業計画にする能力が必要です。

事業計画の立案ステップの概要は後半に書きますが、作り慣れていないと多大な時間を要します。

私は幸いサラリーマン時代に多くの事業計画を作ってきたので、事業計画自体は比較的ラクに作ることはできましたが、それでも数字を作って修正するのは時間を要する作業です。

加えて、起業をすると、雑務に忙殺されます。

サラリーマン時代は人事・総務、経理、ITの人がやっていたようなことを全部自分でやる必要があります。もしくは、自分でできる人を見つけてくる必要があります。

これは地味に手間がかかります。特に最初は慣れないので、余計に手間がかかります。

私のように管理職で部下が何でもやってくれていた人にとっては、全部自分でやるというのは余計に負担に感じます。

また、自己資金や融資での資金調達だけでなく、ベンチャーキャピタルからの資金調達を考えるのであれば、ファイナンスの基礎知識は必須です。

企業価値の算定方法や、資本政策の組み方について、基礎的なことをおさえておくのがよいでしょう。

資金調達方法にも様々なスキームがあります。

今は詳細を知らなくても、ファイナンススキームの内容を読んで理解できるくらいの力を持っておくほうがよいでしょう。

 

起業後は雑務が多いので、事前に勉強するに越したことはないでしょう。

 

今の組織ではできないことか?

サラリーマンは、サラリーマンとして勤めている人が思っている以上に恵まれています。

  • 毎月決まった日に給料が支払われる
  • 税金や保険に関してあまり考えなくてすむ
  • 住宅ローンや賃貸契約もサラリーマンだと比較的簡単に審査が通る

経済的なことだけでも、これくらいのメリットがあります。

加えて、大企業に勤めている人には、以下の記事に書いたように、社名で仕事ができる、大きなお金を動かせる、失敗に対する許容度が高いなどのメリットがあります。

勤務15年の経験者が感じる【大企業で働くメリット・デメリット】
勤務15年の経験者が感じる【大企業で働くメリット・デメリット】 私は大企業で15年間働いた経験がありますが、大企業を出てフリーランスになり、起業をすることで、改めて大企業の良いところ、悪いとこ...

 

そうした恵まれた待遇があるので、まずはサラリーマンのままで、やりたいことを実現できる方法を模索するべきでしょう。

自分の考えていることを関係者に説明したり、役員や社長に掛け合ったりしてもよいかもしれません。

私が勤めていた会社の場合は、役員が面白いと思っても現場が既得権益を守るために動かないということも多々ありました。

いわゆる大企業病が蔓延していたのです。(大企業病に関しては以下もご参照ください)

【経験者が感じた】大企業病とは 8つの特徴・症状 トップ・中間管理職から見た対策
【経験者が感じた】大企業病とは 8つの特徴・症状 トップ・中間管理職から見た対策 大企業病とは、一般的に大企業に蔓延する組織としての風土・特徴を示したもので、大企業のデメリットの1つとされることも多いです。 ...

 

また、以下の記事にも書いたように、大企業には過去やってきたことを否定する難しさもありました。

大企業の意思決定が遅い理由とその対応方法 ベンチャー企業の意思決定のスピードが早いのに対して、意思決定のスピードが遅いことが大企業のデメリットだという感覚を持っている方は...

 

会社内で働きかけてみても実現が難しいとなったら、外に出てチャレンジしてみることを考えてもよいでしょう。

ただし、サラリーマンという恵まれた待遇を捨てる勇気をもつ必要があることを忘れてはいけません。

 

起業をすると景色が一変する

起業をすると、サラリーマンのときに見えていた景色とは明らかに変わることがあります。

 

社長になると誰のせいにもできない

自分が社長になると誰のせいにもできません。

労働時間が長かろうが、給料が安かろうが、従業員が失敗しようが、全て自分が何とかしなければなりません。

私は会社勤めのときに、自分の後ろには誰もいないラストパーソンのつもりで仕事をしていました。しかし、今から思うと自分は所詮会社の後ろ盾がある中で仕事をしていたのだなと感じます。

ところが、起業をしてしまうと後ろには本当に誰もいなくなるので、全く感覚が変わってきます。

そのせいか寝ていても変な夢を見て目が覚めることも増えます。

そんな思いをこのツイートにも表現しています。

 

責任をとる覚悟が必要になる

自分が進める事業に対して、何が起きても自己責任で対処する心構えを持たなければなりません。

サラリーマンのように、飲み屋で会社の愚痴を言うこともできません。毎月給料が入ってくる保証もありません。もちろんボーナスなんて普通はありません。

このような状況でも仕事をしていく覚悟があるのか。

もし、その覚悟を持てないと思うのであれば、一旦踏みとどまって考えてみるのがよいかもしれません。

こちらのツイートにも書いたとおり、結果に対してただただ向き合う姿勢も要求されます。

 

時は金なりが身に染みる

起業をすると、時間の経過とともにお金が減る様がよくわかるようになります。

例えば、起業直後に無給で働いていると、生活費、税金、年金、保険などで毎月お金が溶けてなくなっていきます。

1日でも早く収入を得るためにスピーディーに売上を立てる方策を考えないといけません。

もし商品やサービスを提供する会社であれば、一刻も早くそれをリリースして、お金に変換する必要があります。

何も決まらない生産性のない会議をして、2ヶ月、3ヶ月経っても進捗なしという事態になれば、死活問題になってしまいます。。

一方で、コンサルのような自分自身を商品として売り込む場合には、自分に値段をつける必要もあります。

自分につける値段が安れば安いほど、収支が苦しくなるので、できる限り高く売り込む方法を考える必要があります。

自分への値段の付け方は、独立コンサルのフィーの決め方に詳しく解説しています。。

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起業をするためのステップ

起業をするためには大きく、事業計画を作ることと、会社を設立することの2つが必要です。

 

事業計画を作る

事業計画は、以下の順番で作ります。

  1. ターゲット顧客と課題の特定
  2. 顧客に提供する価値の決定
  3. 製品やサービスの具体化
  4. ビジネスモデルの策定
  5. 市場規模の算定
  6. 市場規模に対する獲得シェアの算定
  7. 売上の算定
  8. 売上を上げるためにかかる原価・販管費(人員計画、開発費、旅費等)の算定
  9. 必要投資の算定
  10. P/Lとキャッシュフロー計算書の算定

事業計画が一回で完璧になることはないので、計画立案⇒市場調査⇒仮説検証⇒計画修正という形で修正を繰り返していきます。

そして大事なことはキャッシュフローの計画と実績の管理です。利益が赤字でもキャッシュがプラスならば問題ありませんが、利益が黒字でもキャッシュがマイナスになると会社は潰れます。

会社にはキャッシュが滞留する原因になる運転資金というものがあり、利益とキャッシュの動きが連動しないことでこのようなことが起きます。

以下の記事に、事業計画の作り方と、新規事業のプレゼン資料の作り方の詳細を書いています。

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会社を設立する

会社に設立に関しては以下のページに詳細を記載しました。

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最後に

起業は大変労力のかかるものですし、体力的にも精神的にもタフな局面の連続になります。

私は40代で起業しましたが、正直言うと20代のときに経験しておくべきものだったなとも感じています。

一方で、起業は普通にサラリーマンをしているだけでは絶対に経験できないことも経験できます。

例えば、社長というだけで人が寄ってきます(良くも悪くもですが笑)。

たとえ小さな会社であっても、組織の意思決定ができる人だと思われると人が寄ってくるのです。

また、時間の自由度が高まるのもメリットです。

もちろん、解決しなければならない課題が多いと時間の制約も増えますし、労働時間も長くなりますが、自分の都合にあわせて時間調整はすることは容易になります。

起業は大変なことが多いですが、限られた人生のうち一度くらいは起業という景色を見てみたいと強く思うのであれば、どこかで踏ん切って起業家になってみることをおすすめします。(そうでなければ、先ほどのツイートのとおり、おすすめしません)

>>自分のキャリアと向き合うきっかけを作る方法

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