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アムウェイはやばい?評判・勧誘方法【実体験】副業におすすめできない理由

 

先日、ネットを見ていたら、アムウェイという文字が飛び込んできました。

「久しぶりにその名前を聞いたなあ」という懐かしさがありました。

 

アムウェイとは、後述するネットワークビジネスを運営する会社です。

 

私は、以下の記事にあるようにビジネスオーナー型の副業をおすすめしています。

【おすすめ】副業歴15年から考えるサラリーマンの副業【3タイプ・9種類】 昨年からサラリーマンの副業解禁が話題になっていますが、2019年は多くの会社で副業解禁されるのではないかと言われています。 ...

 

アムウェイもビジネスオーナー型の副業ではあるのですが、これに関してはおすすめできません。

その理由を過去の実体験とともに解説していきます。

 

アムウェイの仕組み

アムウェイは世界で1兆円近い売上を誇るグローバル企業です。日本でも一時期売上を2000億円を超えていた大企業です。(会社ホームページによると、2016年度の売上高は約1000億円になっています。)

主な販売製品は、調理器具、日用品、健康食品などです。

アムウェイはMLM(マルチレーベルマーケティング)という手法で、その販売網を拡大してきました。

これは、通常の企業のように社員を雇用して、その社員が商品を販売するというスタイルではなく、一般の人とディストリビューター契約を結んで、ディストリビューターに代理店機能を担ってもらうというスタイルです。

ディストリビューターは、以下の方法で収入を得ることができます。

  • アムウェイから購入した商品を第三者に再販売する
  • 第三者をアムウェイのディストリビューターに勧誘、勧誘した人が買った分の中から分配されるロイヤリティ

アムウェイの経営システムが優れているのは、一般消費者を消費者兼ディストリビューターにすることで、自前で営業組織を持つことなく、歩合制でロイヤリティを支払うことができるところです。

つまり、固定費を抱えずに商品の販売ができるのです。

ディストリビューターには、自分と自分を通じて加入した人達の総売上から、ピンレベルというものがつきます。以下にピンレベル別の収入目安を抜粋しましたが、上位クラスになると年収は億を超えます。

DD(ダイレクトディストリビューター):200~400万円
F(ファウンダース)DD:400~500万円
S(サファイア)DD:600~800万円
Em(エメラルド)DD:800~1200万円
D(ダイヤモンド)DD:1200~2500万円
EXD(エグゼクティブダイヤモンド)DD:3000万円~
WD(ダブルダイヤモンド)DD:5000万円~
CA(クラウンアンバサダー)DD:1億円~

アムウェイのピンレベル別の年収目安【収入】より抜粋

改めてみると航空会社のマイレージ上級会員みたな名前ですね(笑)。

アムウェイのディストリビューターになった人は、まずDDを目指して活動します。そして、エメラルドやダイヤモンドくらいになると、皆から羨望の眼差しで見られるようになっていきます。

そして、億を超えている人達は神のように崇められます。

しかし、こうした上にあがるほど多くのお金をもらえる報酬システムが、後に書く様々な弊害・歪みを生み出すことになります。

 

アムウェイのよいところ

私がアムウェイに出会ったのは15年前で、知り合いに紹介されました。

今もネットの情報を見てみると、勧誘方法の違いはあれど、本筋は変わっていないようなので、その当時に体験したことをベースに書いていきます。

後でたくさん問題点を書きますので、まずはよいところを書いていきます(笑)。

 

製品の品質は悪くない

まず取扱製品は、いくつか自分で買って確かめた限りでは、どれも悪くなかったです。

むしろ品質はよかったという印象でした。ただ、あえて悪くないと書いているのは、そもそもの末端価格が高いからです。

日用品、雑貨、健康食品としては、マツキヨなどで売られているものに比べると、かなり高めの値段設定になっています。なので、品質としては極端にコスパがよいわけではなく、値段相応というわけです。

 

頑張って一定の収入まで到達すると後が楽になる

先ほどのような報酬システムなので、自分が紹介したディストリビューターが増えて、売上が増えると楽になっていきます。(アムウェイでは●●さんの紹介により加入した以降のディストリビューター達のことを●●系列と言っていました)

見ていた限りだとDDになるまでは相当大変で、先ほど書いたエメラルドやダイヤモンドくらいなると、随分楽な運営になる感じでした。

そして、その上の領域に上り詰めていくと、ほとんど日々の販売活動をしなくなり、優雅で時間の自由を謳歌できる生活を新規に加入してくるディストリビューター達に見せる(見せびらかす?)のが仕事になります。

つまり、あなたも頑張ればこうなれるよと訴えるわけです。

 

アムウェイの問題点(勧誘方法など)

ここからがアムウェイの問題点です。大きく5つあります。

 

友達付き合いがなくなる

ディストリビューターになると、まずは自分の友達・知り合いからビジネスを広げていく必要があります。友達を多く勧誘してディストリビューターになってもらい、彼ら彼女らがより多くの商品を売ってくれれば、自分もピンレベルが上がり、収入が上がっていくことになります。

したがって、これまでの友達がいきなり利害関係が絡むビジネスパートナーになるわけです。

友達の側も、当然その構図がわかっているので、大抵は拒否反応を示します。しかし、お金がかかっていると、そこで無理に勧誘することになります。そして、多くの友達や知り合いとは縁が切れることになっていくでしょう。

私も当時アムウェイを紹介してきた知人とは、もう会っていません。

 

多様性のない排他的な集団になる

私は、アムウェイで億単位を稼いでいる人の講演、商品デモなどに数回足を運びましたが、ものすごく多様性に欠ける集団に見えました。

例えば、億単位で稼いでいる人が、自分は苦労してアムウェイをやって、今はこんなに多くのお金をもらって、優雅な暮らしをしているという話をします。

そういう人を否定するような発言をしようものなら大変なことになります。

「ただの嫉妬だ」とか、「否定的すぎる」など、まわりから総攻撃に会います。

そして、アムウェイの商品やディストリビューター達のやり方に疑問を呈すると、猛烈な勢いで、全否定の反論を受けます。

「難癖をつけているだけだ」と言わんばかりの反応です(もちろん、表向きは冷静に話をしてくれますが)。

彼らは、自分たちの信じるもの(アムウェイ、商品、やり方、神格化されたトップディストリビューター達)に対する批判はおろか、疑問を受け入れることすらありませんでした。

少なくとも私の会った人には、「そういう視点もあるよね」と言った人はいなかったです。

 

猛烈なヒエラルキーが存在する

アムウェイのデモンストレーションをする会合に参加してみるとわかりますが、猛烈なヒエラルキーが存在します。

例えば、次のようなAさんの系列があるとします。

Aさん ⇒ Bさん ⇒ Cさん ⇒ Dさん

こうなると、もうDさんはAさんやBさんの言いなりです。はっきり言って、職場の上司・部下よりも過酷です。

考えみたら当たり前で、Dさんの頑張りはAさんの収入になるので、Aさんにとっては一生懸命Dさんの尻を叩いて、少しでもメンバーを勧誘させたいのです。

Dさんとしても、成功しているAさんを活用して少しでも販売を獲得したいので、Aさんには頭が上がらなくなります。

会社でもこうした上下関係はありますが、私がこの関係の最大の問題点だと思うのは、DさんがAさんを抜くことはできないことです。

つまり、一旦Aさん系列に入ると、アムウェイのビジネスをやっている限り、AさんはDさんの上に君臨し続けるのです。

会社なら、昔の上司が部下になるという下剋上はよくありますが、アムウェイではそれがありません。

勧誘するときに、権利収入で自由な働き方ができるという謳い文句で誘ってくるのですが、実際は猛烈なヒエラルキーが存在する集団でした。

 

崇高な理念と目先の利益追求のギャップが激しい

これは問題点というよりか、単なる感想です。

アムウェイ自体は、様々な社会貢献活動をしている会社で、事業で得た利益を東北復興支援などにも使っています。また商品の材料にもこだわり持っていて、先ほども書いたとおり、価格なりのよいものは使っているのだろうと感じました。

しかし、そうした崇高な理念と、上記のような現場で起こっていることの間にあるギャップがあまりにも大きかったです。

  • 崇高な理念を語る会社
  • 裕福さをひたすらアピールするカリスマディストリビューター
  • 排他性強く、強固なヒエラルキーを持った閉鎖的集団

この3つのアンバランスさは、客観的に見てとても滑稽に見えました。

特に、あるディストリビューターが口では崇高な理念を語っておきながら、目先の売上が入ることがわかって満面の笑顔を見せたときのことは今でも忘れられません。

アムウェイをやるということは、外界には出られないアムウェイ村に入ることを意味するのだと、そのときに感じました。

 

ビジネスパーソンとして成長できない

このブログの主題は、ビジネスパーソンのスキルを磨くための情報提供なのですが、正直アムウェイでは総合的なビジネススキルが大きく伸びるとは思えませんでした。

仮にアムウェイで成功できる人脈とスキルがあったとしても、印象が悪すぎてその実績を他に売り込むことができません。

そんなに素晴らしい営業能力があるなら、他のビジネスに使った方がよいというのが私の意見です。

もし、どうしてもやるというなら、アムウェイ界から出てこないくらいのつもりで取り組む必要があるのでしょう。

 

アムウェイに対するネット上の評判

ネットで少し調べるだけでも、アムウェイに関する評判がいくつか出てきます。

商品デモだけでなく、勧誘のマニュアルもケース別に用意されているようです。

私のときも別々の人から同じ説明を受けましたし、系列の人が下の人にセールストークを指導している場面も見ました。

 

まとめ

以上が私の体験談からのアムウェイの考察です。

調べていないので推測ではありますが、上位層のディストリビューターは15年前から変わっていなくて、下位層のディストリビューターが毎年入れ替わっているイメージではないでしょうか。

会社ホームページで発表しているディストリビューターの数が、ここ数年変わっていないことからもそのように推測できます。

上位で一生働かなくても困らないお金を稼いだ人達は、もう安泰でしょうが、これから新たに入る人達は相当ハードな世界だと思います。

仮にそれを乗り越える覚悟があったとしても、先に挙げた問題点を考えると、おすすめできない副業だと思っています。

文中に書いたとおり、その覚悟は別のことに向けたほうがよいでしょう。

この体験談がみなさんの参考になれば幸いです。

 

私がおすすめする副業はこちらの記事に書いています。

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