起業・副業

【実体験】アムウェイはやばい?評判は?【副業としておすすめできない理由】

 

こんにちは、セーシン(@n_spirit2004)です。

先日、ネットを見ていたら、アムウェイという文字が目に飛び込んできました。

アムウェイとは、後に書くネットワークビジネスを運営する会社です。

昔、アムウェイをやっている人達と絡んだことがあったので、「久しぶりにその名前を聞いたなあ」という懐かしさがありました。

私は、これまでにもいくつか副業をおすすめしていますが、アムウェイを副業にするのは全くおすすめできません。

その理由を過去の実体験やネット上での評判とともに解説していきます。

 

アムウェイとは:ビジネスの仕組み

アムウェイは、世界で1兆円近くの売上を誇るグローバル企業です。

主な販売製品に、調理器具、日用品、健康食品などがあります。

日本アムウェイの営業概況によると、2019年12月期の売上高は957億円になっていて、大企業の部類に入る会社です。

直近3年の売上高の推移は、以下の通りです。

2017年12月期 1,010億円
2018年12月期 989億円
2019年12月期 957億円

売上高の推移については、他サイトに以下のように書かれていますが、昔から1,000億円前後を行ったり来たりしているようです。

2005年度の売上金額は、1166億8600万円で、2008年度まで1000億円の大台をキープしていました。しかし、2009年度から売上が大台を割り込み、2011年度は過去最低の920億5800万円に。

それでも次の年から売上が持ち直し、2015年度は988億9900万円になり、1000億円の大台に再び届きそうな状況になっています。

出展:アムウェイの売上・会員数について考察してみた

直近の売上高が減少していることから、会員数も伸び悩んでいるのではないでしょうか。

かつては、日本アムウェイの公式ページでディストリビューターの推移も公表していましたが、今は見られないようなので、会員数も同ページの記事を引用します。

2005年度の会員数は、約100万人いました。しかし、次の年から会員数は右肩下がりに。2015年度には会員数が約80万人になり、11年間で会員数が20万人も減少したことになります。

出展:アムウェイの売上・会員数について考察してみた

 

MLMの仕組み

アムウェイはMLM(マルチレーベルマーケティング)という手法で、その販売網を拡大してきた会社です。(MLMのことをネットワークビジネスとも言います)

通常の企業では、企業が雇用した社員が商品を販売しますが、MLMでは企業が個人とディストリビューター契約を結んで、ディストリビューターに販売代理店機能を担ってもらいます。

アムウェイの経営システムが優れているところは、自前で営業組織を持たずに一般消費者を消費者兼ディストリビューターにすることで、売上に対する歩合制で報酬を支払うことができるところです。

つまり、一般の会社のように販売員(営業)の固定費を抱えずに商品を販売できるようになっています。

 

ディストリビューターの報酬とピンレベル

ディストリビューターは、以下の方法で収入を得ることができます。

  1. アムウェイから購入した商品を第三者に再販売する
  2. 第三者をアムウェイのディストリビューターに勧誘し、勧誘した人から発生した売上の中からロイヤリティがボーナスとして分配される

再販売の場合

アムウェイの仕組み:再販売

ボーナスの場合

アムウェイの仕組み:ボーナス

 

ディストリビューターの報酬は、先ほども書いたように完全歩合制なので、売れば売れるほど儲かることになります。

特にボーナスに関しては、自分が紹介した人の売上や、その人がさらに紹介した人の売上まで計算の対象になります。

アムウェイの仕組み:報酬体系

ちなみに、この図のようにAさんを介して会員になった人達の集団のことをアムウェイでは「Aさん系列」と呼んでいます。

そして、自分と自分の系列ディストリビューターの総売上から、ピンレベルというものがつき、ピンレベルが上がるほど、売上に対するボーナスの料率が上がっていきます。

以下に主要なピンレベル別の収入目安を抜粋しましたが、上位クラスになると年収は億を超えます。

DD(ダイレクトディストリビューター):200~400万円
F(ファウンダース)DD:400~500万円
S(サファイア)DD:600~800万円
Em(エメラルド)DD:800~1200万円
D(ダイヤモンド)DD:1200~2500万円
EXD(エグゼクティブダイヤモンド)DD:3000万円~
WD(ダブルダイヤモンド)DD:5000万円~
CA(クラウンアンバサダー)DD:1億円~

アムウェイのピンレベル別の年収目安【収入】より抜粋

まるで航空会社のマイレージ上級会員のような名前です(笑)。

アムウェイのディストリビューターになった人は、まずDD(ダイレクトディストリビューター)を目指して活動します。

そして、エメラルドDDやダイヤモンドDDあたりになると、皆から羨望の眼差しで見られるようになっていきます。

さらに、億を超えている人達は神のように崇められます。

しかし、このようにピンレベルが上がるほど多くのお金をもらえる報酬システムが、後に書く様々な弊害・歪みを生み出すのです。

 

アムウェイのよいところ

私がアムウェイに出会ったのは15年前で、知り合いに紹介されました。

現在でもネットの情報を見てみると、当時とは勧誘方法の違いは多少あるものの、やっていることの本筋は変わっていないようなので、15年前に体験したことをベースに書いていきます。

後でたくさん問題点を書きますので、まずはよいところを書いていきます(笑)。

 

製品の品質は悪くない

アムウェイが取り扱っている製品をいくつか自分で買って確かめた限りでは、どれも悪くない印象でした。

あえて悪くないと書いているのは、そもそもの末端価格が他社の同じカテゴリーの商品に比べて高いからです。

日用品、雑貨、健康食品としては、マツキヨなどで売られているものに比べると、かなり高めの値段設定になっています。

したがって、極端にコスパがよいわけではなく、値段相応の品質だと思っています。

 

頑張って一定の収入まで到達すると後が楽になる

先ほど解説したように、自分を介して紹介された人が売上を上げれば上げるほど、報酬が増えて、ボーナスの料率も上がるので、自分が勧誘したディストリビューターの数が増えて、売上が増えると楽になっていきます。

私が見ていた限りだとDDになるまでは相当大変そうで、先ほど書いたエメラルドDDやダイヤモンドDDくらいなると、随分楽な運営になっているように見えました。

そして、その上の領域に上り詰めていくと、ほとんど日々の販売活動をしなくなります。

かわりに、優雅で時間の自由を謳歌している生活を新規に加入してくるディストリビューター達に見せる(見せびらかす?)ことが仕事になります。

つまり、「あなたも頑張れば、このように自由になれるよ」と訴えるわけです。

 

アムウェイの問題点(勧誘方法など)

ここからがアムウェイの問題点です。

大きく5つあります。

 

友達付き合いがなくなる

多くの人はディストリビューターになると、自分の友達・知り合いからビジネスを広げていく必要があります。

友達を多く勧誘してディストリビューターになってもらい、彼ら彼女らがより多くの商品を売ってくれれば、自分もピンレベルが上がり、収入が上がっていくことになります。

しかし、今までの友達付き合いが、いきなり利害関係の絡むビジネスパートナーになるので、友達の側も大抵は拒否反応を示します。

しかも、お金がかかっていると、無理にでも勧誘するケースも出てきます。

無理な勧誘の結果、断れると、その友達や知り合いとは、そのまま縁が切れてしまうことになります。(ちなみに、アムウェイをやっている人は、そんな奴は本当の友達じゃないと言いますが)

ちなみに、私も当時アムウェイを紹介してきた知人とは、それ以降一度も会っていません。

 

多様性のない排他的な集団になる

私は、アムウェイで億単位を稼いでいる人の講演、商品デモンストレーションなど、アムウェイの集まりに数回足を運びましたが、率直に言ってものすごく多様性に欠ける集団に見えました。

億単位で稼いでいる人は、たいてい自分は苦労してアムウェイをやって、今はこんなに多くのお金をもらって、優雅な暮らしをしているという苦労話の末に掴んだ栄光の話をしてきます。

そういう人を少しでも否定する発言をしようものなら大変なことになります。

「ただの嫉妬だ」とか、「否定的すぎる」など、まわりの人達から総攻撃に会います。

そして、アムウェイの商品やディストリビューター達の(やや強引な)やり方に疑問を呈すると、猛烈な勢いで全否定の反論を受けます。

「難癖をつけているだけだ」と言わんばかりの反応です(たいてい表向きは努めて冷静に話をしてくれますが)。

彼らは、自分たちの信じるもの(アムウェイという会社そのもの、商品、やり方、神格化されたトップディストリビューター達)に対する批判はおろか、疑問を受け入れることすらありませんでした。

少なくとも私の会った人の中で、「確かにそういう視点もあるよね」と言った人は1人もいませんでした。

また、講演に出てくるピンレベルの上の人達の話は、たいてい同じストーリー(アムウェイに出会った⇒最初は苦労した⇒ある瞬間に伸びた⇒今ではこんなに優雅に暮らしている)で構成されていました。

 

猛烈なヒエラルキーが存在する

アムウェイの製品デモンストレーションをする集まりに参加してもう1つわかったことが、猛烈なヒエラルキーが存在することです。

例えば、次のようなAさんの系列があるとします。

Aさん ⇒ Bさん ⇒ Cさん ⇒ Dさん

この系列だと、たいていDさんは、AさんやBさんの言いなりです。

私が見る限り、職場の上司・部下よりも過酷でした。

考えてみたら当たり前で、Dさんの頑張りはAさんの収入になるので、Aさんにとっては一生懸命Dさんの尻を叩いて少しでもメンバーを勧誘させたいのです。

Dさんとしても、成功しているAさんを活用して少しでも販売を獲得したいので、Aさんには頭が上がらなくなります。

私がこの関係の問題点だと思うのは、DさんがAさんを抜くことはほぼあり得ないことです。

つまり、一旦Aさん系列に入ると、アムウェイのビジネスをやっている限り、AさんはDさんの上に君臨し続けるのです。

会社の上下関係なら、昔の上司が部下になる下剋上はよくありますが、アムウェイではそれがまずありません。

勧誘するときに、権利収入で自由な働き方を謳い文句にして誘ってくるのですが、実際は会社員以上に猛烈なヒエラルキーが存在する集団だったのです。

 

崇高な理念と目先の利益追求のギャップが激しい

アムウェイ自体は、様々な社会貢献活動をしている会社で、事業で得た利益を東北の震災復興支援にも使っています。

また商品の材料にもこだわり持っていて、先ほど書いたとおり価格なりによいものを作っています。

しかし、そうした崇高な理念と、上記のような現場で起こっていることの間にあるギャップがあまりにも大きかったです。

  • 崇高な理念を語る会社
  • 裕福さをひたすらアピールするカリスマディストリビューター
  • 排他性が強く、強固なヒエラルキーを持った閉鎖的集団

この3つのアンバランスさは、客観的に見てとても滑稽に見えました。

あるディストリビューターが、口では崇高な理念を語っておきながら、目先の売上が入ることがわかって満面の笑顔を見せたときのことは今でも忘れられません。

アムウェイのディストリビューターになるということは、外界には出られないアムウェイ村に入ることを意味するのだと、そのときに感じました。

 

ビジネスパーソンとして成長できない

アムウェイをやっても、ビジネスパーソンとして成長できる余地が限られているとも感じました。

仮にアムウェイで成功できる人脈とスキルがあったとしても、まわりの印象が悪すぎてその実績をアムウェイの集団以外でその実績を売り込んだり、活用したりすることができません。

今からアムウェイをやって成功できるくらいの素晴らしい営業能力と根性があるなら、他のビジネスにその素晴らしい能力を使った方がよいと思っています。

おそらく、身近な人間関係を壊すことなく、ダイヤモンドDDくらいの年収を稼げるくらいになるでしょう。

それでもアムウェイで稼ぐつもりなら、アムウェイ村から出てこないくらいの覚悟を持った方がよいでしょう。

 

アムウェイの口コミ・評判

ネットで少し調べるだけでも、アムウェイに関する口コミ・評判がいくつか出てきます。

商品デモだけでなく、勧誘のマニュアルもケース別に用意されているようです。

私が何度かデモを見たときも、別々の人から同じ説明を受けましたし、系列の人が下の人にセールストークを指導している場面も見ました。

 

まとめ

以上が私の体験談からのアムウェイの考察です。

公開情報から詳細がなくなってしまったので、あくまで推測ではありますが、この10~15年くらいで売上やディストリビューターの数は、大きくは変わっていないようです。

おそらく、上位層のディストリビューターは15年前からほとんど変わっていなくて、下位層のディストリビューターが毎年入れ替わっているイメージではないでしょうか。

上位のピンレベルになって一生働かなくても困らないお金を稼いだ人達は安泰でしょう。

しかし、これから新たに入る人達は相当ハードな世界だと思います。

文中に書いたとおり、それだけハードな状況を乗り越える覚悟を持てるのであれば、別のことにその力を向けたほうがよいというのが私の結論です。

この体験談がみなさんの参考になれば幸いです。

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