起業・副業・転職

40代で起業してわかったこと【メリット・デメリット】直面するジレンマ

 

以前の記事で起業をするときに考えるべきことを書きました。

サラリーマンを辞めて起業しようと思ったときに考えるべき3つのこと【実体験から】 私は、ある大手企業で管理職まで経験してからスタートアップを経て、起業をするというキャリアを歩んできました。 最初に会社を辞...

 

この記事を書いた当時よりも経験してきたことも増えたで、改めて40代で起業してから見えている景色を書いていきます。

 

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起業は大変 その理由

そもそも起業がなぜ大変なのか?ですが、その理由を以下のようにツイートしました。

起業が大変な理由

市場調査
資金調達
顧客獲得
サービス開発
協力会社の開拓
契約とりまとめ
人的リソース確保
ウェブページ制作
その他雑務

これらを1人でやる必要あるから

ただ、一部でも経験と人脈があればラクになるので、独立を目指す人は今から逆算して経験・人脈を築くことをおすすめします

 

結局自分一人で何でもやらないといけないからです。

事業の根幹であるサービス開発・顧客獲得をしながら、資金集めをして、バックオフィス業務を全部取り仕切る必要があります。

これは正直言って、かなり労力がかかることです。

 

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40代で起業して感じるメリット・デメリット

起業してから20代や30代の起業家との接点も多くなりましたが、そうした起業家たちと会話している中で感じた、40代で起業して感じるメリット、デメリットを挙げてみます。

 

40代起業のメリット

40代で起業する大きなメリットは、上記の業務の多くを一度は経験した業務として捉えることができる点です。

以下は私の場合です。

1つずつ見ていきましょう。

  • 市場調査:前職でユーザー調査を経験した
  • 資金調達:直接的な経験はなく一番苦労している
  • 顧客獲得:苦労しているが、前職の人脈でコンサルの仕事を獲得できた
  • サービス開発:前職の経験、知識、人脈をフルに活用できている
  • 協力会社の開拓:同上
  • 契約とりまとめ:前職で海外事業者との契約を取りまとめた経験が活きている
  • 人的リソース確保:前職の人脈をフルに活用できている
  • ウェブページ制作:本業では経験なかったが、副業でホームページ制作をやっていた経験が活きている
  • その他雑務:大企業の管理職で雑務を要領よくこなした経験や、タスクを分けて人に仕事をふる経験が活きている

ざっと、こんな感じです。

資金調達、顧客獲得という起業をする上で根幹となる部分で苦労しているものの、他の部分はサラリーマン時代の経験値がそこそこあるので、大きな時間を取られずに済んでいます。

このように40代での起業になると、社会経験や実務経験を活かせることが多いので、その点では20代や30代前半くらいの起業に比べるとラクなのかもしれません。

 

40代起業のデメリット

40代起業のデメリットは大きく2つあります。

1つ目は、体力的に無理ができないことです。

40代にもなると徹夜は無理ですし、できたとしても、その後2-3日は使い物にならなくなります。

先日も海外出張先で睡眠時間を削って仕事をしていたら、日本に帰った翌日は疲れて動けなくなりました。

したがって、常に体の状態と相談しながら仕事をしていく必要がありますし、意図的に体を休ませるという時間も必要になってきます。

また、私は週2回ジムに行っていますが、何らかの方法で体を鍛えておくことも大切になってきます。

2つ目は、経済的な負担が大きいことです。

40代にもなると、養う家族がいる人も多いでしょうし、子供の教育費にもお金がかかる年代です。20代や30代の頃に比べると固定費が格段にかかります。

固定費を削るのは簡単ではないので、起業してから1年くらいは無給でも生活できるだけの貯蓄をしておいたほうが無難です。

なかには、固定費が高くて貯金もないという背水の陣に追い込むのが好きという人もいますが、真似することはおすすめできません。

 

起業後に直面するジレンマ

起業をすると、乗り越えなければならないジレンマがあります。

それは、「資金調達」と「売上(顧客)の獲得」です。

顧客を獲得したり、そのための市場調査をしたり、サービス開発をしたりするためにはお金が必要になります。

そうなると、何らかの手段で資金調達をする必要があります。

一般的に資金調達方法には、次のようなものがあります。

  1. 自己資金
  2. 親戚・友人からの出資(もしくは借金)
  3. 借入金
  4. 投資家からの出資

自己資金だけでサービス開発できるだけの財力を持っているのであれば、何の問題もありませんが、そうでなければ外部から資金調達をする必要があります。

この資金調達の後ろ盾となるものが、次の2つです。

  1. 自分に対する信用
  2. 売上実績

自分に対する信用だけでお金を調達できる状態であれば苦労はありませんが、普通の人は自分の信用だけでお金を獲得してくることは難しいです。

そうなると、借入をするにせよ、投資家から出資を募るにせよ、ある程度の売上実績が必要になります。

ここがジレンマです。

つまり、資金調達ができないから売上を上げるための活動ができない、売上が上がらないから資金調達ができないという、卵と鶏の関係になってしまうのです。

私の場合は、幸いにも前職のツテを使ってサービス開発をするパートナーを見つけて、それを実績にして投資家に投資をしてもらい、その実績を元に日本政策金融公庫からの借入ができたので、当面のジレンマを突破できました。

このように何か一つでも突破できると、良い方向に回りだすのですが、それまでが大変ですし、ストレスもかかります。

(日本政策金融公庫からの借入体験は以下の記事に書きました)

【実体験】日本政策金融公庫の創業融資・審査プロセス・審査期間 会社を設立したときに、活用をおすすめしたいのが、政策金融公庫の新創業融資制度です。 新商業融資制度の説明(公式ページ) ...

 

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40代で起業するならまず顧客獲得

無理ができない体、高い固定費、起業後に遭遇するジレンマを考えると、40代で起業するなら、早い段階で顧客を獲得できるようにすべきでしょう。

仮に売上がなくても、これだけの顧客候補がいますということを妥当性とともに示せれば、資金調達のハードルは下がります。

さらに言うと、起業前から顧客がつく状態になっていれば、起業直後から売上が上がるわけなので、資金調達の悩みからも開放されるかもしれません。

体力があって、固定費の少ない20代なら、起業してから本格的に顧客獲得に進んでもよいかもしれませんが、40代でそれをやるのは少々無謀ではあります。

私の場合は、諸事情があって顧客獲得の目処が立たないまま起業に踏み切ってしまったので、当初2ヶ月くらいは上記のジレンマに遭遇するとともに、ストレスの溜まる毎日を送っていました。

顧客がつかずに資金調達できない状態でも、お金だけは毎日減っていきます。これは精神衛生上もよくないです。

ですので、これから40代で起業を目指す方には、顧客獲得の目処を立ててから起業することをおすすめします。

 

まとめ

以上、40代で起業してみてわかったことでした。

  • 起業をすると1人でやることがとても多い。
  • 40代はサラリーマン経験が活かせることも多いので、その経験で負荷をへらすことは可能である。
  • 一方で、体力や固定費については20代や30代よりは不利になる。
  • 起業直後は資金調達と売上獲得のジレンマが起こる。40代で起業するなら顧客獲得をできる目処を立ててからにするべき。

いきなり起業をするのは大変と思う方は、まずは副業から考えてみましょう。

副業を通じて、顧客を獲得したり、自分でお金を稼いだりする感覚を身につけると、起業してからも大いに役立ちます。

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元リーマン管理職+副業歴15年、海外事業・独立起業などの経験を踏まえて、仕事、経営、キャリア、海外に関することなど、ビジネスパーソンとしての戦闘力を高めるための情報を発信しています。 ツイッターアカウントはこちら