株価分析・企業価値評価

【2分でわかる】トービンのq・Qレシオとは

 

トービンのq、Qレシオはともに企業の資産に注目した株式指標です。PBRが資産の簿価に注目した指標であるのに対し、トービンのqとQレシオはともに資産の時価に注目した指標になっています。

 

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トービンのq

トービンのqとは、ジェームス・トービンが提唱した指標で次の式で表されます。

 

トービンのq

= (負債の時価総額+株式時価総額) / 資産の時価総額

 

トービンのqは、企業が事業活動により生み出している価値が、保有資産の時価総額より大きいかどうかを見る指標です。

 

全ての資本市場が効率的だと考えると、負債の時価+自己資本の時価は資産の時価と等しくなるため、トービンのqは1となります。

 

しかし、実際は資産の時価が、負債市場と株式市場において正しく反映されているとは限らないので、1より大きくなったり、1より小さくなったりします。

 

もしトービンのqが1より小さい場合、株価は過小評価されていると考えられます。一方でトービンのqが1より高いと株価は過大評価されていると考えます。

 

トービンのqは、M&Aの対象となる企業の評価に用いられることがあります。

 

Qレシオ

負債が含まれているトービンのqを株式だけの指標として修正したものとしてQレシオがあります。

Qレシオとは、日本の株式市場で生まれたもので、次の式で表されます。

 

Qレシオ 

= 株式の時価総額 / (資産の時価総額 - 負債の時価総額)

 

Qレシオは、企業の純資産の時価が株式の時価総額に対してどの程度かを示す指標で、理論的には1で均衡します。Qレシオのポイントは純資産の含み益が計算に含まれている点です。

 

日本のバブル期に株式市場におけるPERやPBRが異常に高い株がありました。しかし、資産の含み益が盛り込まれているQレシオを使うと、PERやPBRが高くても株価が割安であるという説明することができました。そのため、バブル期にはQレシオが投資尺度として頻繁に使われていました。

 

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セーシン
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