ここでは、マネジメント、リーダーシップ論の基礎を紹介していきます。
マネジメントとリーダーシップの違い
マネジメントをするマネージャー、リーダーシップを発揮するリーダーと言いますが、この2つの言葉は同じようなニュアンスで使われるケースが多いことから、リーダーシップとマネジメントも明確に定義されずに使われるケースが多くあります。
しかし、本来マネジメントとリーダーシップは別の物として定義されています。
マネジメントとリーダーシップを定義づけたのが、ハーバード大学名誉教授のジョン・コッター氏です。
コッターはマネジメントとリーダーシップについて、以下の共通点と相違点を指摘しています。
マネジメントとリーダーシップの共通点
- 戦略上の課題を特定すること
- 課題を達成するために必要な人的ネットワークを形成すること
- 特定した課題を解決すること
一方で、これら共通する3つのことを実行する場面で、マネジメントとリーダーシップの違いが現れるとしています。
それを一覧でまとめたのが以下の表です。
マネジメント | リーダーシップ | |
戦略上の課題を特定すること | 計画の立案、予算の策定 | 将来目標の設定 |
課題を達成するために必要な人的ネットワークを形成すること | 組織構築とメンバーの配置 | 目標に向けたメンバーへの行動促進 |
特定した課題を解決すること | 日常管理 | メンバーへの動機づけ |
マネジメントとリーダーシップはいずれも組織運営において重要な要素で、課題解決に向けて両輪として回す必要のある要素でもあります。
マネジメント理論
マネジメントに必要となる要素は組織とマネジメントシステムです。
組織構造
社内メンバーの役割やコミュニケーションルートを規定するのに重要な役割を果たすのが組織です。
以下の記事で、代表的な組織構造について解説しています。
![組織とは 会社の組織構造 組織図事例](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2018/09/eye-organization-320x180.jpg)
人事システム
組織を機能させるためには、人事システムが重要です。
人事システムには、採用、配置、評価、報酬、育成という5つの観点があります。
![](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2019/01/20181020195416-1-320x180.png)
組織マネジメントに役立つフレームワーク
組織マネジメントに役立つフレームワークです。
組織文化のタイプ分け
マネジメントにおいて、戦略にあった組織文化の構築は大変重要です。
以下の記事で、組織文化の4つのタイプについて解説しています。
![組織文化の解説 4つのタイプ](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2018/09/eye-organizational-culture-320x180.jpg)
また、トップダウン、ボトムアップも組織文化の1つの分類方法になります。
![](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2019/02/businessmen-3731323__480-320x180.jpg)
マズローの欲求5段階説
マズローの欲求5段階説とは、人間の欲求は低次の欲求が満たされて、初めて高次の欲求に移り変わることを説いた理論です。
人間のモチベーションがどのように上がるのかを考察するための1つのフレームワークとして活用できます。
![マズローの欲求5段階説とは【モチベーションアップに活用できる理論】](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2018/09/eye-masrow-320x180.jpg)
X理論・Y理論
X理論・Y理論とは、人間は管理されるべきとするX理論と、人間はその人の意欲を尊重されるべきとするY理論からなるモチベーション理論です。
以下の記事で、X理論・Y理論の考察をしています。
![X理論Y理論とはー横領事件から考えてみたモチベーション理論の限界](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2020/06/eye-xy-theory-320x180.jpg)
SECIモデル
SECIモデルとは、会社のナレッジがどのようにマネジメントされるべきかをモデル化して表したものです。
SECIモデルでは、目に見えない暗黙知を目に見える形式知に変えて組織に浸透させて、その形式知から新たな暗黙知が生まれるという循環を示しています。
![](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2021/02/seci-model001-320x180.jpg)
人材のタイプ分け理論
人材のタイプ分け理論もいくつかがありますが、代表的なのが4つのタイプ分けです。
実際にタイプ分けによって、どのようにマネジメントが変わったのか、以下の記事に私の実体験を元に書いています。
![](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2019/02/4types-167x180.jpg)
権限委譲
組織を成長させるためには、上司から部下への権限委譲が大事になってきます。
権限委譲のポイント
以下の記事で、権限委譲のポイントを書いています。
![](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2019/01/20181006123622-2-320x180.png)
1on1ミーティング
権限委譲を促すには、1on1ミーティングも効果的です。
以下の記事で、体験談を交えて1on1ミーティングの効果を書いています。
![](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2019/01/20181020195628-1-320x180.png)
リーダーシップ理論
リーダーシップを磨く上で参考になる理論や記事を紹介します。
状況対応リーダーシップ理論
代表的なリーダーシップ理論の1つが、状況対応リーダーシップ論です。
状況対応リーダーシップでは、指示型、コーチ型、支援型、委任型の4つに分類し、状況に応じて4つの型を使い分けることの重要性を説いています。
![状況対応リーダーシップ論とは 4つのスタイル](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2018/09/eye-situational-leadership-320x180.jpg)
管理職(ミドル)の役割
企業を発展させる上で、中間管理職の役割は極めて重要になってきます。
以下の記事で、現場でリーダーシップを発揮すべき管理職のあり方を書いています。
![](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2019/01/20181104203136-320x180.png)
チームビルディング
チームビルディングは、リーダーの重要な役割の1つですが、チームビルディングにもフレームワークがあります。
![](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2019/01/20181006123622-1-320x180.png)
対人コミュニケーション
リーダーシップを発揮するには、対人コミュニケーション能力が不可欠ですが、そんな対人コミュニケーションの枠組みの1つがジョハリの窓です。
ジョハリ窓とは、自分について、自分から見て知っていること、知らないこと、相手から見て知っていること、知らないことに分けて、それぞれの象限から得られる示唆を元に自己のコミュニケーションのあり方を改善するためのフレームワークです。
![ジョハリの窓とは【意味・使い方】](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2018/09/eye-johari-320x180.jpg)
組織・リーダーシップに関する書籍
私がこれまで読んだ書籍の中で、組織・リーダーシップに関するカテゴリーでおすすめしたい書籍を紹介しています。
![【おすすめ】組織マネジメント・リーダーシップの本](https://www.nsspirt-cashf2.com/ba/wp-content/uploads/2018/08/eye-book-management-320x180.jpg)
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