ファイナンス

IRRを使った債券の利回り計算方法

 

債券(国債、社債)には、満期、利率、額面価格、発行価格によってさまざまな種類のものが存在します。

この記事では、それらの債券を比較するための利回り計算方法について解説します。

債券利回りの計算方法 IRRの活用

異なる債券を比較するときは、それぞれの債券が投資家にとって、実質的にどの程度の利回りをもたらすかによって決まります。これを比較する尺度がIRRです。

たとえば、次のような債券を比較してみます。

通貨償還期間発行価格額面価格クーポン利率
債券A円建て5年1001020.8%
債券B円建て7年100100.51.25%
債券Cドル建て3年1001003.0%
債券Dドル建て5年1001013.25%
債券Eドル建て7年100100.54%

※発行価格は、全て100を基準として考える。

これだけ、見るとどの債券が一番実質利回りが高いのかがわかりません。そこで、IRRを用いるわけです。そこで次のようなスプレッドシートを用いて考えます。

IRR01234567
債券A1.19%-1000.800.800.800.80102.80
債券B1.32%-1001.251.251.251.251.251.25101.75
債券C3.00%-1003.003.00103.00
債券D3.44%-1003.253.253.253.25104.25
債券E4.06%-1004.004.004.004.004.004.00104.50

こうすることで、それぞれの債券をIRRという一定の軸で評価できるようになりました。あとは、それぞれの債券のIRRと、各国通貨建てのリスクフリーレート(一般的には長期国債)を比較することで、有利な利回りかどうかを判断できるわけです。

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