こんにちは、セーシン(@n_spirit2004)です。
この記事では、原因分析でよく用いられるパレート図の作り方を紹介します。
この記事を読めば、以下のような基本原則・ルールに沿ったパレート図を簡単に作成することができるようになります。

パレート図の元になる数値を加工する
まず、グラフ作成の前に手元のデータを加工する必要があります。はじめに、下図のように項目を件数の多い順に並べ替えておきます。

次に、数式を入れて累積割合を求めます。

パレート図の原型を作成する
次に、グラフの原型を作ります。グラフの種類は「集合縦棒」を選びます。

集合縦棒を選ぶと、次のようなグラフができます。

ここで、累積割合の方の要素を右クリックして、「系列グラフの種類の変更」を選び、折れ線グラフを選びます。

次に折れ線グラフを右クリックして、「データ系列の書式設定」から「系列のオプション」を選び、使用する軸の中で第2軸を選択します。

これで2軸のグラフにできます。

最後に、折れ線グラフの値の範囲を先のセルでいくとD3(0を入力したセル)まで入るようにします。ここまででグラフの原型が完成します。

パレート図の原型に修正を加える
パレート図の原型ができたら、パレート図の表現ルールに沿うようにグラフを加工します。
まず、棒グラフを選択し、「データ系列の書式設定」から「系列のオプション」を選び、棒グラフの重なりをゼロにします。

次に棒グラフの軸(第1軸)の最大値を件数の合計値(今回の場合は119)に設定します。
これによって、縦軸左の数値の最大が、縦軸右の100%と合わせられるようになります。

次に折れ線グラフが棒グラフの境界で重なるように設定を変更します。
はじめにグラフを選択して、「グラフツール」、「軸」から「第2横軸」の設定をします。

作った第2横軸を右クリックして、「軸の書式設定」から
・目盛の種類
・補助目盛の種類
・軸ラベル
を全て「なし」に選択します。
そして、軸位置を「目盛」に設定します。

設定が終わると、次のようなパレート図が完成しているはずです。

以上がパレート図の作成方法です。
その他の分析手法については、以下の記事に書いています。

上手なグラフの見せ方をもっと知りたい方は、あわせて以下の記事もご覧ください。


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