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【5分でわかる】仮説思考とは よい仮説の条件・作り方・立て方 要約解説

 

こんにちは、セーシン(@n_spirit2004)です。

効率よく仕事をするビジネスパーソンの特徴として、仮説を持って仕事をするのがというがあります。

これは闇雲に思いついたことを実行するのではなく、「こうでないか?」という仮説をもとに仕事をするということです。

この記事では、仕事を効率的に進めるための思考法のひとつである「仮説思考」について解説していきます。

 

仮説思考とは

仮説思考とは、ある論点に対して、その時点で考えられる仮説(仮の答え)を置いて考える思考方法のことです。

論点に対して、考えるうる全ての選択肢を網羅的に検討するのは、大変な労力を要します。

一方で、仮の答えとなる仮説を置いて考えると、分析・調査の無駄が少なくなるため、精度のよい仮説思考を身につけることは仕事のスピードアップにつながります。

よく分析が上手だと言われる人がいますが、実は分析が上手な人は、仮説を作るのが上手だと言われています。

ビジネスが上手な人も実は精度のよい仮説を持っている人だと言われています。

仮説思考のプロセスは以下のように表すことができます。

※仮説思考のプロセス

仮説思考のプロセス

経験が少なく仮説の精度が低いと、このプロセスを何度も回す必要があり、網羅的な検証よりも労力がかかるように見えるかもしれません。

しかし、論点に関する周辺知識・経験が増えてくると、精度の高い仮説を立てられるようになるので、少ない労力で論点に対する答えを導くことができるようになってきます。

 

よい仮説の条件

よい仮説を立てるには、次のようなポイントに留意する必要があります。

 

新規性、独自性のある仮説にする

一般的な観察事項から容易に導ける仮説だと、競争相手も簡単に気づく可能性があります。

先のような常識を疑うような仮説も含めて、新規性、独自性のある仮説は、たとえそのものズバリが立証されなくても、検証プロセスや検証結果から様々な示唆を得ることができます。

 

目の前のデータだけに飛びついて仮説を立てない

目の前のデータだけだと、そのデータだけに考えが流されてしまい、結果として筋のよい仮説にはならない可能性があります。

 

具体的なアクションにつながる仮説にする

価格を下げれば売れるだろうでは、具体的なアクションにつながりません。

○円より下げれば○本多く売れるだろうという仮説にすることで、次のアクションにつなげやすくなります。

 

実際に活用できる仮説にする

40歳の人は、39歳の人よりも倹約家だとわかっても、だから何?という仮説になってしまいます。

仮説を立てるときは、それがわかったときに活用できる仮説にしておく必要があります。

 

よい仮説の作り方

仮説を作る前に以下のことを明確にする必要があります。

  • 何が論点なのか?(答えるべき問い)
  • その論点に対して自分が何を知りたいのか?(問いに対する仮説)
  • どういうことをしたいのか?(仮説を導いた後のアクション)

その上でよい仮説を作るには、以下のような姿勢が重要です。

 

事業に対する様々な論点を常に頭にいれておく

大前提として、自分が携わる事業または仕事に関する、論点を頭に入れておく必要があります。

自分の事業・仕事を前進させるためには、どのような問いを持ち、それに答える必要があるのかということです。

例えば、「労働生産性を10%上げるには?」、「売価を今より3%あげるには?」といった、事業におけるキードライバーに対する改善などがあります。

あるいは、もう少し定性的に「新商品に**機能を搭載すれば売れるか?」、「当社の〇〇技術は△△市場でも生かせるか?」という論点でもよいでしょう。

 

関連するできるだけ多くの情報を眺める(現場を見る)

仮説を作るには、できるだけ多くの情報を眺めることが大事です。

例えば、デパートの顧客がどのような購買行動をしているのか、今世の中ではどのような事に人気が集まっているのか、工場ではどのような作り方をされているのか等々です。

論点をある程度明確にした上で、様々な情報を眺めていると、脳内の化学反応で、突然よい仮説を閃くことがあります。

少なくともオフィスで座って仕事をしているよりかは、できるだけビジネスの現場に足を運ぶ方が、多くの示唆を得られることは間違いありません。

また、経営学の基礎知識など、幅広い知識を持っておくことも、よい仮説構築の助けになります。

 

あえて常識を疑ってみる

常識を一通り知った上で、あえてそれを疑ってみることも重要です。

例えば、「本当に日用品は価格弾力性が低いのか?」とか、「本当に競合の新商品を追随しないと売上が落ちるのか?」というような、常識的に語られることに対して疑問をもつような姿勢です。

いずれにしても、上に書いたように、仮説思考を身につけるためには、精度が少々低くてもいいので、まずはいくつも仮説を立てるトライが重要です。

疑ってみることの大事さは以下の記事にも書いています。

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仮説は8割程度実証できれば合格点

仮説は、8割程度実証できれば合格点だと考えられます。

逆に、あまり精緻に分析して8割を9割の精度にするのは意味がないと考えられています。なぜなら、8割を9割の精度にするのは時間がかかる割に、アクションには大きな影響を与えないことが多いからです。

 

仮説に基づいて集めたファクトは組織の力になる

仮説を立てて、様々な検証を繰り返し、結果がYesであっても、Noであっても、上記のような「よい仮説」であれば、その検証プロセスの中で、わかったファクトは、個人・組織のノウハウとして蓄積されていきます。

また「よい仮説」というのは、往々にして組織内でその賛否がわかれるものです。

だからこそ、ファクトによって裏付けされた仮説(=結論)は、組織内のベクトルを一方向に合わせるためにも有用になってくるわけです。

 

まとめ

仕事のスピードを上げるためには、仮説を立てて、その仮説に基づいて検証をするという姿勢が大変重要になってきます。

最初のうちは、仮説を立てるのにも時間がかかりますし、精度の低い仮説になるかもしれませんが、慣れてくると精度のよい仮説をスピーディーに立案できるようになってきます。

そして、検証過程で集まられたファクトは、組織の力として残っていくのです。

仮説思考を身につけて、よりスマートなビジネスパーソンを目指してみましょう。

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セーシン
元サラリーリーマン管理職で新規事業、海外駐在などを経験し、現在は独立して法人向けコンサル等、いろいろやっています。サラリーマン時代には15年間副業やっていました。 ツイッターアカウントはこちら
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