経営戦略論・フレームワーク

【5分でわかる】PDCAサイクル アクションプランの立案検証サイクル

 

経営戦略の実行と振り返りをするためのフレームワークとしてPDCAサイクルがあります。PDCAサイクルの考え方を適切に活用することで会社の競争力を劇的に高めるこができます(トヨタの例が有名です)。

この記事では、そのPDCAサイクルについて解説していきます。

 

PDCAサイクルとは

PDCAサイクルとは、計画(Plan)から実行(Do)に移し、点検(Check)を行い、是正(Action)する、そしてまた計画(Plan)に落とし込むといった一連のサイクルのことを言います。

経営レベルから現場レベルまで、あらゆる場面において使われるプロセスを改善・進化させていくための手法です。

PDCAサイクル

PDCAサイクルを活用する際は、このサイクルの中で、定量的、定性的に戦略をコントロールしていく必要があります。

「仮説検証型経営」という言葉がありますが、まさにPDCAサイクルを活用した経営手法を示します。

PDCAの一般例

■PLAN
戦略を立案し、戦略の達成度を測る定量指標を決定する。

■DO
戦略を実行する。

■CHECK
定量指標による計測。達成できていない場合は、問題を深堀して、解決策を立案する。達成できている場合は、このまま持続できるか検討し、持続できる策を立案する。

■ACTION
CHECKで立案した策を実行する。実行してうまくいったものは、次のPLANで予め盛り込むなど検討する。

 

PDCAで最も大事なこと

PDCAの中で、最も時間を要するのはC(CHECK)です。

以下のページでも、問題解決手法を紹介していますが、これらの記事記載されているように、問題解決のために手順通りプロセスを進めていくというのは、大変な時間を要する作業なのです。

参考ページ:PDCAで使える問題解決手法

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そのためPDCAでは、時間を要するC(CHECK)が大事なように見えますが、実はCHECK以上に大事なプロセスがあります。 それは、P(PLAN)です。

実はCHECKがより難しくなるのは、PLANの段階での狙いが曖昧なケースです。上記の問題解決手法のページでも言及していますが、問題とは、「あるべき姿と現状のギャップ」なのですが、あるべき姿(狙い=PLAN)が曖昧だと、そもそも何がギャップなのかがわからなくなってしまうのです。

そうなると、CHECKのフェーズも曖昧なものになってしまい、出てくる解決策が一般論になったり、CHECKフェーズでプロセスが行き詰まってしまったりするのです。

そのため、PLANの段階で、狙いを検証可能な形で立案することが重要になります。

 

PDCAサイクルが必要なとき

PDCAは仕事の基本とされていて、多くの会社で、新人のときから刷り込まれている概念でもあります。しかし、実際PDCAがきちんとできているのか?と問われると自信のない人も多いことでしょう。

そうなると、日常業務で闇雲にPDCAを使うのではなく、PDCAが特に必要なものに適用していくべきでしょう。

では、PDCAが特に必要なものとは何か?

それは、新しい業務、今までの仕事のやり方を大きく変える必要のある業務です。

通常のルーチン業務というのは、過去のPDCAの結果、定着しているものも多いので、あえてPDCAを意識する必要性は低いでしょう。

しかし、新しい業務は、まだ形が決まっておらず、絶えず修正を加えながら進化させてく必要があるので、このPDCAを適用するのにうってつけというわけです。

 

PDCAは問題解決のためだけのフレームワークではない

PDCAは、CHECK段階で問題(PLAN=狙いどおりに進んでいないこと)があれば、その解決策を立案して、是正(ACTION)することが大事です。しかし、PDCAは、このように問題解決にだけ使われるわけではありません。

 

もし、CHECK段階で問題がなければ(PLAN=狙いどおりに物事が進められていれば)、ACTIONのフェーズでは是正ではなく、定着を図る必要があります。

 

うまくいっていることにも理由があるはずで、その理由を掘り下げて、再現性の高いプロセスに落とし込む必要があります。それがACTION段階で必要となる「定着」というわけです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。PDCAというのは、ビジネスパーソンになると必ず一度は耳にする言葉で、概念自体は大変シンプルなものです。

 

しかし、PDCAを愚直にサイクルとして回すには、大変な労力が必要で、そこには経営陣やマネージャーの強い意志が必要とされます。

そのため、多くの会社でPDCAが掛け声だけに終わってしまっているのが現状です。しかし、逆に言うと愚直にサイクルを回すことは会社の強みとも言えて、PDCAが会社のDNAのようになっている「トヨタ自動車」などは、現場の隅々まで改善マインドが浸透しています。

 

冒頭に書いたように、PDCAは経営だけでなく個人レベルでも適用可能な概念なので、適用可能な範囲から積極的に取り入れて業務改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

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セーシン
元リーマン管理職。新規事業、海外駐在、独立起業などの経験を踏まえて、仕事、キャリア、海外、経営に関することを発信しています。リーマン時代の副業歴は15年。 ツイッターアカウントはこちら