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【3分でわかる】KSFの例 KSF:Key Success Factor 事業の重要成功要因

 

事業の資源配分を考えるときに、事業の成功のために必須となる成功要因、KSFを特定することが重要な要素のひとつとなります。

 

この記事では、KSFの例をご紹介します。

 

 

KSFの例

KSFをバリューチェーンに沿って考えると、以下のようになります。

KSFとなる要素 業界
調達 石油
研究開発
(基礎研究、設計技術)
医薬品、航空機、精密機器
生産
(設備規模、製造技術)
鉄鋼、造船、半導体、石油化学
品揃え 百貨店、部品メーカー
広告・宣伝
(ブランド、認知度)
化粧品、日用品、菓子
販売
(販売力・販売網)
自動車、保険、清涼飲料、家電製品
サービス 法人向けOA機器、エレベーター



これは言いかえると、その業界にいる会社がバリューチェーンのどこに力点を置くべきかを示しています。

 

例えば、化粧品業界は研究開発よりも広告宣伝に重視をすべきで、一方で医薬品業界は広告宣伝よりも研究開発に力を入れるべきであることがわかります。

 

KSFの考え方

KSFは最も重要な要因ということになりますが、どのように絞り込めばよいのでしょうか。絞り込み方としては、成功要因になりそうなものをいくつかあげて、その中で最も重要だというものを選ぶようにします。

 

そのときに重要となる要因が顧客ニーズにどれだけ合致しているかが重要になります。

 

化粧品業界と医薬品業界の例

例えば、先の化粧品業界と医薬品業界を考えてみましょう。化粧品と医薬品というのはどちらも化学品です。化学品として同じように研究開発も必要で、日々新しい製品の研究をしていかなければなりません。

 

しかし、顧客ニーズを考えたときに、この2つの業界には大きな違いがあります。

 

医薬品業界は、顧客が抱える健康上の問題を根本的に解決することが求められる業界です。つまり、顧客は見た目やイメージ以上に、それが本当に効くかどうかに興味があるわけです。また、法規制をクリアするための臨床試験も必要になってきます。

 

一方で、化粧品業界はどうでしょうか。化粧品は同じ化学品ではありますが、顧客はその商品を使い続うことで自分が綺麗になるという未来が欲しいのです。そこは、臨床試験のレベルの話ではなく綺麗になる自分がイメージできるかどうかが先なのです。

 

そのために、化粧品業界は広告宣伝にお金を使って、まずはみんなに綺麗になった先のイメージを見せているわけです。同じ広告宣伝でも医薬品業界がその効能を訴求するのとは大きな違いがあります。

 

自動車業界の例

自動車業界で考えてみましょう。一部のマニアや車好きを除けば、顧客が自動車に求めるものは、性能や乗り心地よりも安心してサービスが受けられるかの比重が高いのです。なぜなら、自動車は買うときに支払うお金以上に、維持するのにお金がかかります。故障も発生します。

 

そのときに、大事になるのは困ったときにすぐに対応してくれる営業マンだったり、近くに販売店がありすぐに駆け込めるかどうかなのです。ですので、車の性能以上にこの販売網がKSFとして重要になってくるわけです。

 

まとめ

このように、KSFが見えてくると事業のどこに力点を置けばよいかが明確になってきます。そして、事業活動全体をそのKSFを中心とした設計にしていけばよいわけです。

 

みなさんの会社のKSFは何なのか。この機会に考えてみてはいかがでしょうか。

 

KSFの抽出に役立つ分析手法

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