マーケティング思考・戦略

【事例紹介】スキミングプライシング Apple iPhone

 

昨日の記事に続いて、新商品のプライシング例を見ていきます。昨日はペネトレーションプライシングの題材としてシャオミの「Mi Band」を取り上げましたが、今回はスキミングプライシングの題材として同業のAppleを「iPhone」を取り上げます。

Mi Bandの記事はこちら

【事例紹介】ペネトレーションプライシング シャオミ(小米)Mi Band新商品を導入するときの代表的な価格戦略としてスキミングプライシングとペネトレーションプライシングがあります。(それぞれの詳細は以下のペー...

 

価格戦略の詳細はこちら

【徹底解説】場面別の価格戦略・価格の決め方・種類・事例 以下のページで価格戦略の基本を解説しているように、実際には特定のケース別に様々な価格戦略があります。 https://ww...

 

iPhoneは、まず発売前に少しずつ情報をリークして、ユーザー(ファン)の期待感を煽ります。そして発売日が正式発表される頃にはファンたちの期待度がMAXまで高まっている状態を作ります。ある人はいち早く予約し、ある人はいち早く支払いを済ませます。そして決して前モデルから値段を下げることなくコアなファンからしっかり利幅を確保するようなプライシング戦略をとってきます(Apple自体もハードできちんと利益を上げることを公言しています)。

AppleはiTunesやApp storeのようなプラットフォームを作って、そこからも売上を上げているわけですが、iphoneに限らず他のハードも含めて決して値下げせずに販売するようにしています。

スキミングプライシングの前提条件として、

1.製品に差別化要素がある
2.価格弾力性が小さい(価格を高くしても需要が減らない)

の二つがあるわけですが、Appleの製品はこのどちらにも当てはまっているわけです。

しかし、Appleはスマートフォンシェアをじりじりと落としていて、サムスン、Huaweiに続いて3位である上に、昨日取り上げたシャオミが創業数年でスマートフォン分野でも4位にあがってきていて、Appleを猛追する立場にまでなっています。

これらAsiaの格安スマートフォンが新興国も含めて拡大している中で、Appleが今のままスキミングプライシングを継続できるかどうかは、Appleが構築したApp StoreやiTunesを含めたiOSを基軸としたエコシステムに対して、今後ユーザーにどれだけ魅力を感じてもらえるかにかかっていると思います。

 

驚くほど高額な値段の商品の例

【驚きの値段】ネット通販(Amazon・楽天)の高額商品5選 1億円の商品も 先日ネット通販で偶然高額スニーカーを目にしました。数万円のものから、レアなものだと200万円を超えるものがあるというのを初めて知...

 

優れたマーケティング担当者が持つ特徴とは

【マーケティング志望者必見】優れたマーケターが持つ3つの特徴とは? マーケティングの仕事を目指したいという方は依然として多く、この記事を見にきているみなさんも将来マーケティングをやってたいという気...
モノの価値ではなくコトの価値を伝えるのが大切【マーケティングの基本】これからマーケティングを志望する人、または駆け出しのマーケティング担当者の方に向けてマーケティングで考えるべき重要なポイントを書いていき...

 

ABOUT ME
アバター
セーシン
現在起業家・元サラリーマン管理職。15年のサラリーマン+副業経験、海外経験、起業経験などを踏まえて、仕事やキャリアに関することを発信しています。