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理想の組織とは オープンでフラットなプロジェクト主体の組織

 

組織構造に関する記事で、一般的な組織形態とその問題点、特に階層の深いヒエラルキー型の組織で問題を生じやすいということを書きました。

 

組織構造の解説記事

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では、どのような組織が今後の理想になっていくのかを考えていきます。

 

今後のビジネストレンド

理想の組織を考える前に昨今のビジネスを取り巻く一般的な環境について考えてみます。近年のトレンドとしてあげられるのは、「IT」や「スピード」といったキーワードがあります。

 

まずITについていうと、この数年のテクノロジーの発展によって、働く場所を選ばなくなりました。スカイプやZOOMがあれば、どこからでも会議には参加できますし、Office365などのクラウドプラットフォームを活用すればスマホで会社のメールを見たり、送ったりすることもできます。このように場所によらずに働くことができるわけですが、これからもますますそうしたことは増えていくでしょう。

 

次にスピードです。前述のITとも関係しますが、ビジネスの変化のスピードが大変速くなっています。面白い情報はすぐに世界に拡散するようになりましたし、クラウドファンディングで世界からあっという間に資金調達をできる可能性もでてきました。

 

ものづくりでいうと、テクノロジー面では3Dプリンターで小規模な会社でも製品プロトタイプを作るのが容易になりましたし、量産にしても自前で工場を持たなくてもネットワークを生かして物を作れるようになっています。つまり面白いアイデアには世界から人が手をあげて参加して、それをスピーディーに形にできる土壌ができているのです。

 

理想の組織

こうしたトレンドを考えると、従来型の組織形態で上司にお伺いを立てて、物事を進めるというやり方では、とてもスピードが追い付かないでしょう(ましてや、上司の内容理解が乏しいと、説明を求められ、説明のための資料作りが必要になってきます)。

 

そうなると、ひとつの組織形態のアイデアは、会社の全ての仕事がプロジェクト型になっていくというものです。コンサルなどはすでにそうなっていますが、何かの案件に対してプロジェクトメンバーを募集して、そこに応募した人が場所や地位に関係なく仕事を進めていくという形態です。(プロジェクトリーダーくらいは任命必要かもしれないですが)。

 

実は前述のとおり、すでに社内外の区別なく働くことが当たり前になる今後のトレンドを考えると、会社に所属しているのは「たまたまそこにいる」という感覚になっていくことも十分に考えられます。

 

理想の組織にしていく上での課題と要求スキル

ヒエラルキー組織の大企業には、その階層ゆえに既得権益がたくさんあります。明日からプロジェクト型で給与は実力で決めますとなったら、長年会社で働いてきて、既得権益を構築した人が猛烈に反対するでしょう(ここが大企業の変革のしにくいところです)。

 

また、仮に受け入れてみようとなったとしても、組織・個人のスキルが追い付かないことも課題です。大企業だと、どのプロジェクトにも登用されない人が必ず出てくるでしょう。そうすると、いきなり全ての仕事がこのようになっていくのではなく、一部のプロジェクトでトライアルしながら、徐々に広がっていく形になるのではないでしょうか。

 

こうした形態の中で、大きな力を持つのは、「卓越した専門性を持つ人」と「その人たちを束ねてリードできる人」の2種類です。

 

例えば、ある製品開発プロジェクトのチームを構築する場合、その製品の設計・製造の技術知見を持った人、マーケティングの専門家、間接機能として財務や法務のスペシャリストなどでしょう。そして、それら全部に深くなくても、ある程度の広く知見を持ったプロジェクトマネージャー(PM)が必要になります(往々にしてPMが最初に任命されるリーダーなのでしょう)

 

次回はスパンオブコントロールについて書きます。

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フラットな組織で考えられるメリットと課題

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