ロジカルシンキングを鍛える

【3分でわかる】MECEとは ロジカルに考えるための基礎となる概念

以下のページでロジカルに物事を考えるには、演繹法と思考法が必要と書きましたが、もうひとつ重要な思考方法があります。

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それはMECEです。MECEとはモレなくダブりがないという意味の英語(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)の頭文字をとったものです(直訳すると「相互に排他的で共同して徹底的である」という感じでしょうか。。)。

MECEを使いこなせるようになると、物事を大変効率的に考えることができるようになります。

そこで、この記事ではMECEについて解説していきます。

MECEの例

例えば、人間を男と女で分けるとMECEになります。ところが、人間を男と女と子供で分けるとダブリが生じてMECEになりません。また、人間を老人と子供で分けるとモレが生じてやはりMECEになりません。

モレが生じれば機会損失につながりますし、逆にダブりが生じれば効率性の低下に繋がります。

MECEの例 MECEの例 MECEの例

MECEは同じ対象でも分け方が幾通りもあります。例えば、大阪から東京までの交通手段をMECEに分けると、陸路、海路、空路という分け方や乗り物を使うか、使わないかという分け方もできます。
基本的には「AとA以外」という分け方をすれば確実にMECEになります。これを繰り返すことによってMECEを細かく切り分けていくことができます。

MECEに分けることの重要性

問題に対する原因や方策を考えるのに、何のアテもなくバラバラに事柄を羅列しても、なかなか解決策は見出せません。また、適当な羅列ではダブリによって時間をロスしたり、モレによって最重点項目が抜ける場合があります。そのため、MECEの考え方を段階的に適用していき、物事の解決策を見出すことが重要になってきます。MECEを段階的に見ていくプロセスはピラミッドストラクチャー(ロジックツリー)で構成します。

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MECEでないことの弊害

MECEに切り分けられていないと起こる不都合はいろいろとあります。例えば、大阪府・奈良県をエリアとする営業所で、営業マンの担当区分を大阪府の顧客、奈良県の顧客、大規模顧客という分け方をすると大規模顧客担当と各府県担当との間で、お客の取り合いが起こります。逆に、お互いがお見合いをしてしまって大規模顧客カバーできなくなる可能性もあります。

担当区分を3つに分けるのなら、大阪府の小規模顧客、奈良県の小規模顧客、大規模顧客などようにMECEに分けておくと、上記のような非効率的なことが発生しなくなるでしょう。

まとめ

MECEは論理を適切に構成するのに重要な概念です。漏れなく、ダブりのないフレームワークを提示することは、説得力の向上にもつながります。MECEを使いこなしてロジカルシンキングの力をより高めましょう。

ロジカルシンキングの基礎をさらに知るには

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