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読書時間の上手な作り方【読書の時間がないと困っている方に】

ビジネスパーソンとして一定の成果を出したいのであれば、読書は必須です。

しかし、文化庁の調査によると、読書量が減っていると答えている人が65%もいることがわかっています。

読書量が,以前に比べて減っているか,それとも,増えているかを尋ねた。

「読書量は減っている」の割合は 65.1%と最も高い。次いで,「読書量はそれほど変わっていない」(26.3%),「読書量は増えている」(7.4%)となっている。

平成 25 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要より引用

一方で、同じ調査を見ると、読書量を増やしたいと思っている人が66%いることもわかっています。

今後,自分の読書量を増やしたいと思うか尋ねた。

「そう思う」(36.8%),「ややそう思う」(29.5%)を合わせた「思う(計)」の割合は 66.3%となっている。一方,「そうは思わない」(13.2%),「余りそうは思わない」(20.0%)を合わせた「思わない(計)」の割合は 33.2%となっている。

平成 25 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要より引用

この記事では、読書量を増やしたいと思っている人に向けて、読書時間を作る方法を私の経験も交えて解説していきます。

なお、読書というと読むものだと思っている人がいるかもしれませんが、聴く読書もあります。

活字を読むのに時間がかかる人でも、聴く読書なら空いた時間に本の内容をインプットできるのではないでしょうか。

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読書の時間を作る方法

まず本を読む時間を作ることが大事です。

読書の時間を決める

まずおすすめしたいのは、読書の時間を決めることです。

決め方としては、ざっくり1日単位で読むと決める方法があります。

たとえば、「今度の週末にこの2冊を読もう」という感じで決めてしまうのです。

もう少し、タイムマネジメントが得意な方なら、平日の夜9時~10時は読書をするとか、休日の昼2時~4時までは読書をするなど、時間単位で決めてしまってもよいでしょう。

私は、この日のこの時間帯は読書をすると先に決めてしまいます。

たとえば、私の場合は、飛行機の移動時間が多いので、飛行機に乗る時間を読書時間と決めています。

その上でネットやAmazonで本を検索して、事前に購入しておきます。

このように読書の時間を決める習慣をつけることが、読書の時間を作ることの第一歩です。

読書以外の時間を削る

読書の時間を決めれば、読書以外の予定は入れなくなるものですが、人間は誘惑に負けるものです。

誘惑の中で、よくあるのが次にあげるものです。

  • テレビ
  • ネットサーフィン
  • YOUTUBE
  • 友達の誘い

この中で、テレビは特に厄介で、一度つけてしまうと、ダラダラと見てしまい時間が過ぎていってしまうことが多々あります。

私は、読書に励んでいた20代の頃は、テレビを捨てました。

当時の私の場合は、テレビがなければ、それ以外に誘惑になるものはなかったので、静かに読書にふけることができました。

読書のハードルを下げる方法

読書の時間を作れないという方に見られるのが、読書のハードルを上げてしまっているパターンです。

たとえば、本を買ったら、初めから一言一句全て読まないといけないと思っている方がいます。

これだと、読書のハードルは上がる一方です。

本の中には、冒頭は退屈だけど、最後の方は有用だったというものもありますし、逆に冒頭は面白いのだけど、途中で書かれていることが繰り返しのように思えてきたという場合もあります。

したがって、読書をするときは、真面目に最初から全部読まないようにすることも大事です。

目次を見て興味のあるところを読む

私がよくやるのが、目次を見て興味のあるところを読むという方法です。

先ほども書いたように、本には面白いと思える部分と、退屈だと思う部分があります。

退屈だと思うところを何度読んでも頭に入ってこないですし、眠たくもなるので、あまり生産的ではありません。

ですので、目次を見て、自分が面白いと思えるところを徹底的に読んで、退屈そうだなと思うところは読まずに置いておくのです。

真面目な人は、本を全部読まなきゃいけないと思っていますが、不真面目な読み方でも問題はありません。

仮に本が一冊2000円だとしたときに、その中で明日からでも活用できる有用なポイントが1つでもあれば、十分に元はとれるからです。

これくらい本を読むことに対するハードルを下げると、本を読む時間も作りやすくなります。

全部読むと2-3時間かかるという場合でも、目次で興味のあるところだけ1時間だけ読むと決めてしまえば、平日の夜1時間という感じで本を読むことができます。

見出しと冒頭の文章だけ読む

私はあまりやりませんが、こういう読み方をする人もいます。

きちんとした文章構成になっている本は、見出しとその見出しの次にくる文の冒頭で、だいたい言いたいことが書かれています。

ここだけをまず流し読みした上で、先ほどの目次のときと同じように面白いと思った部分を掘り下げて精読するという方法もあります。

読書をする際に大事なテーマ決め

読書の大事さはわかるものの、具体的にどんな本を読めばよいのかわからないという方も多いです。

私も20代前半の頃は、本を読まなきゃと思うものの、何を読んでよいのかわからなかったので、本屋に行っても何も買わずに帰るか、ついつい雑誌に手が伸びてしまうということも多かったです。

ひとつの考え方は、仕事の中で課題に思っていることを解決できそうな本を読んでみることです。

その分野の本を何冊か集中的に読むと、さまざまな角度から理解が深まりますし、複数読んでいくうちに、先ほど書いた「目次を見て読むべきところを判断する」ということがしやすくなります。

それでも読書のテーマがわからないというのは、社会人として何を勉強すればよいのかわからないという状態なので、まずは以下の記事を参考にしてみてください。

社会人として学ぶべき4つの領域

ビジネスパーソンとしてのスキルを伸ばしたいというニーズがあるのであれば、私のブログで150冊以上のビジネス書を紹介しているので、こちらを参考にしてもらってもよいでしょう。

まとめ

以上が、読書の時間がないと悩んでいる方に向けた、読書時間の作り方でした。

  • 読書の時間を決めてしまう
  • 読書以外の時間を削る(たとえばテレビの時間など)
  • 読書の方法を変えて、読書に対するハードル下げる(目次から興味のあるところだけ読む or 見出しだけ読む)
  • 読書のテーマを決める

読書は、著者の思考プロセスを追体験することができ、単に知識がつくだけでなく、論理的思考力の向上にも役立ちます。

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