仕事の効率化

仕事で成果を出すための肝は失敗への向き合い方にある【失敗を生かす方法】

 

んにちは、セーシン(@n_spirit2004)です。

今まで、様々なタイプの同僚、取引先、部下と仕事をして、その成長ぶりを目の当たりにしてきましたが、仕事で成果を出す人が例外なく持っている共通点があります。

それが、「失敗に向き合い、次につなげる」ということです。

しかし、この「失敗に向き合い、次につなげる」というマインド、書くのは簡単ですが、頭の使い方を少し訓練しないと、なかなかうまくいきません。

実際に成長している人でも感覚的にうまくいっているという人も少なくないです。

今日はその失敗を次につなげるための頭の使い方について解説していきます。

 

絶対にやってはいけないのが他責にすること

まず、悪い頭の使い方から先に書くと、失敗をしたときに安易にやってはいけないことが、「他人や環境のせいにする」ことです。

他人や環境のせいにすると適度に自己防衛できるので、精神的にはとてもラクですが、それによって問題を根本から解決できたり、自分自身の成長につながったりすることは、まずありません。

安易に他責にすることへの警鐘が、私が愛読する「ザ・チョイス」にも明確にも書かれています。

どんな仮説を立てるにしても、いきなり人に非を求めるのではなく、本当に相手に責任を求めていいのかどうか、その検証がなされなければならない。

(中略)

充実した有意義な人生を送る可能性を高めたいと望むのであれば、ものごとを明晰に思考する方法を身につけなければならない。そしてそのためには、すぐに人を責める癖はなくさなけれならない。はっきりとした根拠もなく、人に非を求めてはいけないのだ。

ザ・チョイスより抜粋

誰かを悪者にすると、その集団での結束がより強固になる部分があり、ついつい他責にしてしまいがちなので、気をつけるべきでしょう。

「ザ・チョイス」の要約は、以下の記事にまとめています。読んだことない方か、要約だけでもどうぞ。

仕事で成果を出すための本質を記した「ザ・チョイス」書評・要約 こんにちは、セーシン(@n_spirit2004)です。 みなさんは、こんなことで悩んでいないでしょうか。 ...

 

自分のせいと考えるのもダメ

他人や環境のせいにするのがダメだからといって、「自分の責任だ」と言って、自分を一方的に責めるのもあまり意味がありません。

真面目な人にこういう考え方をする人が多く、そういう人は、うまくいかないのは「結局、自分に能力がなかったからなんだ」という思考になっています。

これは他責にするよりはマシな思考に見えるのですが、自分に能力がないという言い訳が先に立ってしまい、失敗から物事を学ぶという姿勢になりません。

 

失敗に向き合うための正しい思考法

では、失敗に向き合うためには、どのような思考をするとよいのか?

それは、前提条件が正しかったのか?検証することです。

世の中に起きていることには、因果関係が存在します。

「AだからB、BだからC、結果AだからCになる」

このような場合、A、B、Cが因果関係を持っているのですが、実は因果関係を考えるのに大事なのが前提条件です。

そのために重要となるのが、演繹法と帰納法という考え方です。

演繹法と帰納法については、以下の記事をご覧ください。

【5分でわかる】演繹法・帰納法とは【わかりやすく解説】 こんにちは、セーシン(@n_spirit2004)です。 ロジカルシンキングを習得するためには、基礎的な論理展開の方法を習...

 

この演繹法や帰納法を活用して、自分の頭で考える方法を書いたのが以下の記事です。

【自分の頭で考えるためのツールとは】知識と情報を加工するスキルを身に着けよう このような悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。 私も、若いときに自分で考えろと言われ、そもそも何から考えればよ...

 

物事の因果関係が成立するためには、必ず前提条件があります。

もし、何らかのアクションをとって失敗した場合、その前提にそもそもの間違いや漏れがなかったかを検証する必要があるのです。

例えば、ある人が次のように考えたとします。

【前提条件】Tシャツが流行っている
【やったこと】Tシャツを販売する
【結果】Tシャツが売れた

しかし、実際の結果はこうなりました。

【結果】Tシャツは売れなかった

このときに、やってはいけないことは、先ほども書いたようにTシャツをデザインした人間が悪かったとか、店頭で売っていた人間の能力が低かったと他責にしたり、自分にはTシャツを売る才能がないと自責にすることです。

失敗に向き合うときに大事なのは、この前提条件と実際にやったことから、想定した結果が必然的に導けるはずだったのか?という検証です。

多くの人ならわかると思いますが、この論理構成は穴だらけです。

  • Tシャツが流行っているという一般論だけで、どんなTシャツでも売れるとは限らない
  • 流行っている背景が深堀りできていない
  • 売ったTシャツが、流行の背景に合ったものかがわからない

ざっと考えるだけでも、この程度のことはわかります。

つまり、ここでやらないといけないことは、

本当にその前提条件は正しかったのか?または十分だったのか?

という検証なのです。

この例だけを見ていると、

「そんな簡単なこと、すぐにわかるよ」

と思うかもしれません。

しかし、実際のビジネスの場面では、多くの人が前提条件を当たり前のことと思っていたり、暗黙の前提条件だけで実行に移したりして、失敗しているケースが多数あります。

挙句の果てに、自己保身に走って他責を繰り返すばかりの人も出てきて、組織として前提条件の検証すらできない状況になっているのです。

 

前提条件を疑うことで失敗の確率を減らせる(=大きく成長できる)

このように前提条件を疑いながら、失敗に向き合う癖をつけると、次のようなよいことが起きます。

  • 前提条件をベースに失敗の原因を考えるので、失敗からの学びが増える
  • 前提条件を常に考える癖ができるので、次に何かをやるときに失敗の確率が減る

今、人類は未知のウイルスとの戦いで多大な犠牲を払っていて、数多くの失敗があちこちで起きていることでしょう。

ここで、他責になったり、思考停止になったりせずに、失敗の前提となる思考を疑って、丁寧に修正を加えていくことで、大きな成長につながるのではないかと思っています。

 

まとめ

以上、失敗への向き合い方についてでした。

  • 失敗が起きたときに、失敗の原因を他責にしてはいけない。
  • だからとって、自責にするのもよくない。
  • 失敗に向き合うためには、どういう前提条件を考えていて、その前提条件が実際はどのように違ったのかを検証する。
  • 前提条件を検証することで、失敗からの学びも増やせて、失敗する確率を減らすこともできる。

 

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セーシン
元製造業のリーマン管理職。海外駐在や新規事業を経験後、40代で独立し複数の会社から業務を受託するフリーランスにキャリアチェンジ。国内外の仕事を受けています。ウェブサイト運営歴15年、20代からの学びをこのブログにまとめています。 ツイッターアカウントはこちら
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