Webマーケティングでフリーランスになる方法として、以下3つのことが挙げられます。
- WEBMARKSやWannabeアカデミーのようなWebマーケティングスクールで勉強する
- リクルートエージェントやマスメディアンなどを通じて、Webマーケティングができる会社に転職する
- 副業でWebマーケティングをやって実績を作る
Webマーケティングでフリーランスになりたいけど、未経験から始めても大丈夫なのだろうか?
この記事では、こんな疑問を持つ方に向けて、Webマーケティングの仕事でフリーランスになる方法を解説していきます。
>>【転職・独立に役立つ】Webマーケティングスクール・講座12選【評判・比較】
フリーランスWebマーケターがやる主な仕事
フリーランスのWebマーケターがやる主な仕事は、以下4つです。
- SEOマーケティング
- SNS運用
- Web広告運用
- コンサルティング
多くのフリーランスは、この中のいずれか1つ、または複数の組み合わせで仕事をしています。
SEOマーケティング
SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、簡単に言うと検索エンジン(主にGoogle)で上位表示させるためのテクニックです。
SEOには、キーワード選定スキル、競合調査スキル、ライティング能力など、さまざまな能力が要求されてきます。
初心者にとって最も取り組みやすいのはライティングですが、ライティングだけだと単価UPが難しいので、キーワード選定スキルや、競合調査スキルなどを磨くことで、より単価の高い案件を受注できるようになります。
SNS運用
SNSアカウントを運用して、見込み客(フォロワー)を集めるスキルです。
Twitter、Instagram、LineなどSNSごとに特徴があるので、どれか1つに特化してスキルを磨いてもよいでしょう。
Web広告運用
Web上に出す広告運用のスキルです。
Googleの検索結果の最上位にくる広告(リスティング広告)や、ヤフー広告、Youtube広告、FacebookやTwitterなどのSNS広告など、さまざまな広告媒体が存在しています。
それぞれの広告媒体によって、集客できる層や適した商品などが異なるので、適切な広告媒体を選定し運用するスキルが必要になります。
コンサルティング
クライアントに対して、Web集客のアドバイスをする仕事です。
実務を全くせずにアドバイスに特化するコンサルティングと、一部の実務をクライアントと一緒に担っていくコンサルティングがあります。
SEOマーケティング、SNS運用、Web広告運用は、どちらかというと作業に対して単価が設定されますが、コンサルティングになると価値をベースにした単価設定になっていくので、
フリーランスWebマーケターの年収
フリーランスWebマーケターの年収は、ピンきりです。
稼げる人は年収1,000万円を超えますし、スキルが低くクライアントに提供できる価値が低いと200~300万円台ということもあり得ます。
フリーランスのための求人サービスクラウドテックに登録して、Webマーケター関連の仕事の求人を見ると、おおよそ1案件あたりの月額報酬は以下のとおりです。
20~60万円/月、稼働2-5日/週
クラウドテックの求人案件を参照
年収は下請けから元請けになるほど高くなる
年収(報酬)は、一般的に元請けで仕事がとれる人ほど高く、下請けの仕事しかできない人ほど低くなります。
元請けとは、大元のクライアントから直接仕事を受注している人で、下請けとは元請けがとった仕事を回してもらっている人です。
たとえば、元請けが大元クライアントから100万円の注文を受けたとしましょう。
そこから、下請けには、以下のように仕事が分配されます。(金額はあくまで例です)
ライティングの仕事は、この構図でいう2次下請け(底辺)のようなケースも多いので、どうしても単価を上げることができません。
一方で、大元のクライアントから直接仕事をとれる元請けになれば、大きな金額を動かすことができる、すなわち稼ぎやすくなるのです。
「稼げるフリーランスになりたければ、仕事を発注できる側になれ」と言われますが、この構図を理解すると、その言葉の意味がよくわかると思います。
Webマーケティングのフリーランスになる方法
Webマーケティングでフリーランスになる方法は、大きく3つあります。
- Webマーケティングスクールで勉強する
- Webマーケティングができる会社に転職する
- 副業で実績を作る
それぞれ解説していきます。
Webマーケティングスクールで勉強する
現役のWebマーケターに教えてもらえるWebマーケティングスクールで勉強することは、フリーランスになる近道です。
Webマーケティングスクールで勉強することには、以下のメリットがあります。
- スキル習得のために効率的に組まれたカリキュラムで学べる
- 未経験からプロになるまでの期間が短くて済む
- スクールによっては、転職、副業、独立などのキャリアサポートが充実している
もちろん、お金がかかる、仕事との両立が大変という側面はありますが、短期間で体系的に学びたいのであれば、多少の出費がかかってもスクールに入ったほうがよいでしょう。
フリーランスとして独立したい人向けのWebマーケティングスクールは、以下2校です。
WEBMARKS ※無料カウンセリングあり | 385,000円(最大12ヶ月):元々強かったSEOのカリキュラムに加えて、最近はWeb広告運用のカリキュラムも強化。営業や提案の仕方まで踏み込んだカリキュラムになっています。 |
Wannabeアカデミー ※無料相談会あり | 330,000円(4~7ヶ月):クライアントの広告案件を実際に担当できる実務研修で、1,000万円のweb広告を運用するだけの経験・スキルを得られます。 |
他のカリキュラムに比べて、独立して実務をこなせるようなることを重視した内容になっています。
もっと詳しく>>おすすめのWebマーケティングスクールは?
Webマーケティングができる会社に転職する
フリーランスになる前に、Webマーケティングの会社に転職するというオプションもあります。
Webマーケティング会社で2-3年の実務経験を積むことで、現場のリアルをさらに理解できるようになるので、フリーランスとしてクライアントに提案できる幅も広がります。
また、その会社で担当している業界を自分の専門分野にできる可能性もあるので、フリーランスとしてさらに付加価値をつけられるようになります。
おすすめの転職エージェントは、以下2つです。
リクルートエージェント | 転職エージェントの最大手です。今すぐに転職しない情報収集目的で登録する人も多くいます。 |
マスメディアン | クリエイティブ・マーケティング関連の専門誌を発行し60年以上の歴史を持つ「宣伝会議」のグループ会社です。広告・Web・マスコミ職種を専門に転職・就職を支援しています。 |
もし、いきなり転職するのはハードルが高いという思う人は、転職保証コースがあるWebマーケティングスクール「マケキャン by DMM.com」や、転職実績が豊富な「WEBMARKS」などを受講する方法もあります。
もっと詳しく>>転職に強いWebマーケティングスクールは?
副業で実績を作る
いきなりフリーランスにならずに、副業で実績を作るのもありです。
副業で始めるなら、ライティングなどの簡単な案件から獲得していくのがよいでしょう。
並行して、ブログを運営したり、動画講座を見たりして、独学でWebマーケティングを勉強することで、少しずつ案件の幅を広げることができます。
ただし、副業は地道にやる必要があり、スキルが身につくのに時間がかかることと、孤独になって脱落しやすいことがデメリットです。
副業でコツコツやるのが苦手な人は、先ほど紹介したWebマーケティングスクールで勉強するか、Webマーケティング会社に転職することをおすすめします。
Webマーケティングの案件を獲得する方法
Webマーケティング案件を獲得する方法は、4つあります。
- フリーランス向けエージェントを利用する
- クラウドソーシングやスキルシェアを利用する
- ブログやSNSで仕事を獲得する
- 直接営業をする
それぞれ詳細を見ていきましょう。
フリーランス向けエージェントを利用する
エージェント(マッチングサイト)を利用するのが1つの方法です。
たとえば、フリーランスに特化した求人サービスクラウドテックなら、報酬、稼働日、求められるスキルなど多様な案件があるので、自分のライフスタイルに合わせて選択することができます。
クラウドソーシングやスキルシェアを利用する
クラウドソーシングやスキルシェアを活用する方法もあります。
クラウドソーシングは、クライアントからの募集案件に応募して仕事を受注していきます。
スキルシェアは、自分のスキルを出品して、検索等で訪れたクライアントにスキルを買ってもらう形式です。
クラウドワークス | クラウドソーシングの大手です。プログラミングやWeb系だけでなく、資料作成やライティング能力などもお金に変換できます。 |
ランサーズ | クラウドワークスに並ぶクラウドソーシングTOP2の1つです。 |
クラウディア | 手数料の安さが魅力のクラウドソーシングです。 |
Bizseek | 成長途上のクラウドソーシングです。 |
ココナラ | スキルシェア最大手。自分のスキルやノウハウを商品として出品するサービスです。 |
ブログやSNSで仕事を獲得する
自分でブログやSNSを立ち上げて、アクセスを集めたり、フォロワーを増やしたりすることで、仕事を獲得する方法もあります。
発信内容に興味を持った人が、ブログの問い合わせフォームや、SNSのDMから仕事の相談をすることで、案件の獲得に発展していきます。
直接営業をする
企業に直接営業をかける方法もあります。
企業だと、予算の金額が個人よりは大きいので、うまくいくと高額単価で仕事を受注することにつながります。
でも、どうやって企業とつながればよいの?
当然このような疑問はあるでしょうが、たとえば、「BIZMAPS」のようなサービスを使うと、1ヶ月1万円で、300件の営業リストを簡単に作ることができます。
メールの一斉配信機能もついているので、自分が売り込みたい業界や業種、企業規模に狙いを定めて営業をかけることもできます。
月単位で有料プランとフリープランの切り替えが可能なので、安心して使えます。
関連記事:BIZMAPSの評判は?
稼げるフリーランスになるコツ
フリーランスに成り立てですぐに稼ぐのは難しいものですが、いつまでも稼げないままでいるわけにはいきません。
そんな稼げないフリーランスから脱却して、稼げるフリーランスになるためには、以下4つのポイントがあります。
- Webマーケティングのスキルの幅を広げる
- Web以外の専門分野を持つ
- 元請けができる営業力を身につける
- クライアントのベネフィットを考え続ける
それぞれ詳細を解説していきます。
Webマーケティングのスキルの幅を広げる
まず大事なことは、スキルの幅を広げて自分がやれることを見つけることです。
たとえば、SEOマーケティングで、ライティングから始めるのであれば、記事の構成立案、記事コンセプトの設計、競合調査などの周辺領域のスキルを広げる方法があります。
Web広告をリスティング広告の運用からスタートするのであれば、Facebook広告、動画広告へとスキルを広げる方法があります。
あるいは、SEOマーケティングとWeb広告運用の両方ができるようになると、クライアントへの提案の幅をさらに広げられます。
このように、やれることを増やして、仕事が取れる幅を広げることで、稼げないフリーランスから脱却できるようになります。
Web以外の専門分野を持つ
Webマーケティングの知識に加えて、他の専門分野を持つことも大事です。
たとえば、アパレルのWebマーケティングに強みを持つとか、製造業のWebマーケティングに強みを持つなどという方法です。
Web以外に自分の専門分野を1つ確立しておけば、「●●分野のWebマーケティングならお任せください」と言えるようになるので、より単価を上げられるようになります。
このときに、需要が大きく、供給が少ない分野を専門分野に持つことで、さらに単価を上げる余地が生まれてきます。
元請けができる営業力を身につける
先ほども解説したように、お金の流れの上流に行ける、つまり元請けになれるようにすると、稼げないフリーランスから脱却できるようになります。
元請けになるためには、クライアントを獲得できる営業力や人脈が必要になってきます。
「営業が苦手だけど、稼げるようになりたい」
こんな人は、下請けでも稼げるスキルを磨くか、ブログを作るなどして営業しなくても顧客を獲得できるような工夫をする必要があるでしょう。
クライアントのベネフィットを考え続ける
クライアントのベネフィットを考え続けることは、フリーランスの価値を上げることにつながります。
クライアントのベネフィットを考えるためには、
- クライアントがどのような目的で仕事を依頼しているのか?
- 現状は何に困っているのか?
- 依頼した仕事に対して、どのような結果を期待しているのか?
を考える必要があります。
たとえば、ライティング案件を受けたとして、単にクライアントに言われたとおりの構成と文字数で記事を納品する人と、目的を理解した上で「目的から考えると、このような構成にした方がよいかもしれません」と提案できる人では、後者の方が価値が高いのは明らかです。
発注側に回るとよくわかりますが、世の中には「言われたことをやるのが仕事」と考えている人がほとんどです。
その中で「私なりに目的をこう考えて、このようにしてみましたが、いかがでしょうか?」と言ってくれるだけで目立ちますし、その提案がよければ単価を上げてでもまたお願いしようという気持ちにさせてくれます。
そこで積み上げた実績は、新規の顧客を獲得するときに単価を上げる理由にもなります。
まとめ
以上、Webマーケティングのフリーランスになる方法の解説でした。
- フリーランスWebマーケターの主な仕事は、SEOマーケティング、SNS運用、Web広告運用、コンサルティング。
- フリーランスWebマーケターの年収は200-1,000万円くらい。クラウドテックだと月20-60万円(週2-5日稼働)の案件が一般的。稼げるフリーランスになりたければ、元請けになるのが方法の1つ。
- フリーランスWebマーケターになるには、Webマーケティングスクールで勉強する、Webマーケティングができる会社に転職する、副業で実績を作るなどの方法がある。
- 稼げないフリーランスにならないようにするためには、Webマーケティングのスキルの幅を広げる、Web以外の専門分野を持つ、元請けができる営業力を身につける、クライアントのベネフィットを考え続けるなどの方法がある。
フリーランスのWebマーケターを育成しているWebマーケティングスクール
WEBMARKS ※無料カウンセリングあり | 385,000円(最大12ヶ月):元々強かったSEOのカリキュラムに加えて、最近はWeb広告運用のカリキュラムも強化。営業や提案の仕方まで踏み込んだカリキュラムになっています。 |
Wannabeアカデミー ※無料相談会あり | 330,000円(4~7ヶ月):クライアントの広告案件を実際に担当できる実務研修で、1,000万円のweb広告を運用するだけの経験・スキルを得られます。 |
Webマーケティング会社に転職する際におすすめの転職エージェント
リクルートエージェント | 転職エージェントの最大手です。今すぐに転職しない情報収集目的で登録する人も多くいます。 |
マスメディアン | クリエイティブ・マーケティング関連の専門誌を発行し60年以上の歴史を持つ「宣伝会議」のグループ会社です。広告・Web・マスコミ職種を専門に転職・就職を支援しています。 |
Webマーケティング案件を獲得するのに役立つクラウドソーシング・スキルシェア
クラウドワークス | クラウドソーシングの大手です。プログラミングやWeb系だけでなく、資料作成やライティング能力などもお金に変換できます。 |
ランサーズ | クラウドワークスに並ぶクラウドソーシングTOP2の1つです。 |
クラウディア | 手数料の安さが魅力のクラウドソーシングです。 |
Bizseek | 成長途上のクラウドソーシングです。 |
ココナラ | スキルシェア最大手。自分のスキルやノウハウを商品として出品するサービスです。 |