起業・副業

ジキルさん・サラリーマン副業家の成功事例・キャリアインタビュー

セーシン
セーシン

こんにちは、セーシンです。

今回は、当ブログで初めての試みである、他サイトを運営しているサラリーマン副業家の方へのインタビューを記事にしました。

インタビューに応じてくださったのは、ジキルさん(@zikiru_Aseason)です。

ジキルさんは、サラリーマンとしてご活躍する傍ら、副業も見事に軌道に乗せて、獲得収入でマンション一部屋と土地付き一戸建てをしてしまった人です。

私はジキルさんのことを「はてなブログ」で知ったのですが、同年代ということもあり勝手に親近感を抱いていました。副業を始めた時期もちょうど同じ時期(15年くらい前)だったので、なおさらでした。

そんなジキルさんのこれまでのキャリアや、副業に対する取り組みについて掘り下げてみました。

ジキルさんのインタビュー

ここからは、ジキルさんへのインタビューです。

セーシン
セーシン

社会人になってから現在までの本業のキャリアについて教えて頂けますか?

ジキルさん
ジキルさん

新卒で、全国展開している食品メーカーに入社しました。

外食部門の接客部門に配属され接客責任者になりましたが、1年半後に退職。約6か月後に製薬メーカーに入社しました(当時20代半ば)。30歳前半で西日本営業の責任者。この時、個人の売上で約20億円でした。

30歳~40歳は家庭や副業の方に夢中になってました。新規事業等もありましたが、今までの延長上なのでそれほど苦労せずに、部下と一緒に盛り上げるぐらいの気持ちでやってました。

↓こちらが23歳~30歳ぐらいの職務経歴書です。事業内容もなんとなく分かるかと思います。

ジキルさんの職務経歴書

セーシン
セーシン

新卒で入った会社は、以前の投稿や運営サイトの情報からブラック企業だったとも聞いていますが、どのような苦労がありましたか?

ジキルさん
ジキルさん

まず、新卒の就活で内定・最終面接辞退が10社程度でした。

決め手は、技術枠採用での内定。将来的に開発希望で、いきなり開発というのは無理だとしても、製造関連の職種に就けるものと思ってました。

ところが、その年の新卒は全員接客担当という会社方針になりました。これが一番の苦労です。

就職氷河期ではよくある理不尽な話ですが、これが精神的にまいりました。

職場の人間はそんな背景は知りません。本人のテンションが下がっているところに、結構、キツイ指導が入るので、出勤するのが毎日苦痛だった事を覚えてます。

9時~23時勤務が当たり前(残業は2時間/日までは一応付いた)。連休なし。大量のGや駐車場の犬の糞の始末、草引き。今なら問題になる罵声の数々・・・

言い出したら、キリがありませんが、一応理系出て、就活頑張って、これなのか・・・というのをよく嘆いてました。今振り返っても、今までの人生で一番負のオーラが出てました。

セーシン
セーシン

私も理系出身ですが、それはかなり悲惨な状況ですね。。。

現在本業でやられていることを教えて頂けますか?

ジキルさん
ジキルさん

先程同様に↓をご覧下さい。
ジキルさんの職務経歴書

製薬メーカーへの提案営業です。世間一般では知られてませんが、業界では誰でも知ってる会社です。狭い業界なので、詳細は控えさせて頂きます。

セーシン
セーシン

副業を始めようと思った経緯を教えて頂けますか?

ジキルさん
ジキルさん

先ほど言ったような状況でしたので、会社は辞めたいと思ってました。

でも、当時、まだまだ不景気、そして第二新卒という立場での転職は簡単ではありませんでした。とにかく何かしらスキルも身に付けたいと思ってたので、興味のあったホームページの勉強を始めたのがきっかけです。

内容は、当時、自信があって多くの人に役に立つだろうと思った就職活動のノウハウ発信です。学生の自己PRの添削やら、質問の回答やら、ボランティアで色々やってました。

そして、退職してから、6ヶ月の無職期間に、自分で稼ぐ方法を考え、アフィリエイトを応用して収益化に成功しました。

職場での苦労が元になって転職活動したことを武器にして、副業での収益化に成功。サラリーマンの副業としては、理想的な形だと思いました。

また、後述するように副業で身についたスキルが本業にも生きる形になっています。

セーシン
セーシン

副業を始めて苦労したことはありますか?

ジキルさん
ジキルさん

ホームページを作成する技術的な事でしょうか。

基本的に他の人がやっていない事をしたいので、アイデアを再現するのに苦労します。今でも一緒ですね。

後は、趣味の延長上でしたが、収益が発生すると趣味じゃなくなっちゃうことでしょうか。収益が増えてくると、そればかり気にしてた時期もありました。

セーシン
セーシン

副業を始めた当時、副業に費やした時間はどの程度でしたか?

ジキルさん
ジキルさん

無職期間は、空いてる時間は全部って感じです。子供の頃、ゲームに熱中していた時と同じですね。

第二新卒での再出発なので、とにかく、挽回しなきゃ!って思ってました。

転職は簡単じゃないだろうと考えましたので、周囲に負けないためには、稼ぐしかないと思い込んでましたね。

サラリーマンの副業でポイントとなるのがココです。私もそうでしたが、ある期間中は、副業に集中して取り組む必要があります。

少なくとも、「誰でも手軽に」とか、「1日たった10分で」という感じで収益を生めるものではないです。

ジキルさんにとっては、会社を辞めて、やるしかない状況が集中できる要因でした。

セーシン
セーシン

副業をやってよかったことはありますか?

本業にプラスになったことも含めて教えていただけますか?

ジキルさん
ジキルさん

金銭的に悩む事がなくなりました。金銭的な余裕は精神的な余裕につながります。

そして、良い意味でも悪い意味でも、変な自信になりました。ちょっと調子にのった事もあります。

その影響もあり、仕事も守りに入らず、自分の考えで進めてましたので、今のポジションに就けたのもそれが良かったのかもしれません。

他には文章を書くのが得意になったので、社内でも文章が上手いと言われるようになりました。一度そのイメージが付くと、報告書を適当に書いてても、”書けるけど書いてない。それだけ忙しいんだな”のような感じで見られます。印象というのは大事だと思います。

後、採用に関して、それなりに知識が付いたので、人事部からも、大阪の採用活動は全て任せてもらえるというぐらいでしょうか。そして、その経験はブログに書けますしね。

本業での学び ⇒ 副業でアウトプット出せる ⇒ 本業で攻める ⇒ より本業で成果を出せる ⇒ 副業でよりアウトプット出せる

ジキルさんは、こういった好循環を見事に築いていらっしゃいます。

セーシン
セーシン

ちなみに、調子に乗ったというのはどういうことですか?

ジキルさん
ジキルさん

自分に自信があったので、自分本位で他部署に対して強気な発言が多々ありました。

要するに、営業重視の発言という事になりますので、 結果的に売上は増え、経営陣からの評価は上がりましたが…。

ただ、営業だけでは何も出来ないので、部署間の関係性というのは大切だと思います。 現在でも、無理を言う時もありますが、各部署の状況を把握した上で論理的にお願いしてます (イヤと言えないように上手にやってるだけですが)

セーシン
セーシン

現在は副業にどの程度の時間を割いていますか?

ジキルさん
ジキルさん

特に決めていませんが、暇な時間があればPCをさわってます。2時間/日ぐらいでしょうか。

副業というか、趣味の延長上なので、動画見ながら作業してたりもします。

セーシン
セーシン

本業、副業ともに今後考えている展望など教えて頂けますか?

ジキルさん
ジキルさん

本業はストレスはあまりなく、待遇も悪くありません。安定した収入源として継続します。

副業はどうでしょうね。

ブログ書いたところで、これ以上スキルも増えませんし、時間がもったいないと思うようになってきています。正直なところ、金銭以外に得られたものは何なのか分かりません。

昔やってたように、若い世代の就職・転職の悩み相談も良いですよね。他には、せっかくtwitterも始めたので、twitterを生かせる新しいビジネス展開も出来ればおもしろいなぁと思っています。

セーシン
セーシン

ジキルさんから見て、サラリーマンにこれからおすすめしたい副業はありますか?

ジキルさん
ジキルさん

自分が楽しめる事、スキルが身に付く事、お金のためだけじゃない副業をおすすめします。

ブログで収益も良いのですが、「経験を書く」、「調べて書く」というのは、多少のコツは必要かもしれませんが、誰でも出来てしまいます。

若いうちは、自分自身を魅力的にする活動をする方が良いです。

そして、その経験をブログに書くようにすればどうでしょうか?

セーシン
セーシン

これからの30代以下の方に向けてのエールはありますか?

ジキルさん
ジキルさん

どこでも通用するスキルを身に付ける事を最優先にした方が良いです。

それがあれば生活には困りません。

無責任に起業を煽る人もいるけど、病気のリスク、人を採用するリスク等の多くのリスクがある事に加え、社会的信用もない。

企業に属す事は苦労も多いが、そこでの経験は将来に生きる。しっかりと目的意識を持って、日々過ごす事が大切。若いうちから、起業したかったら週末起業から始めるという選択肢もある。

起業した人間にとって、このリスクは身に染みるほどわかります。

セーシン
セーシン

最後に我々と同じ40代に向けてエールを送って頂けますか?

ジキルさん
ジキルさん

家庭持ちかそうでないかによっても色々なので、無責任には言えませんが・・・

人生において、何を優先するかを考えて、楽しまなきゃもったいない。あっという間に50歳になっちゃいそうなので、どんな50歳になりたいかも想像しながら、日々を過ごしましょう。

インタビューは以上です。

編集後記

まずは、突然の投げかけにもかかわらず、真摯にご対応頂いたジキルさんには本当に感謝いたします。ありがとうございました。

副業解禁時代を迎えるにあたって、堅実にサラリーマンと副業という二本柱を立てているジキルさんは、サラリーマン+副業の1つのロールモデルとして大いに参考にできるのではないかと思います。

そんなジキルさんが運営しているサイトがこちらです。

>>>転職に役立つおすすめ情報サイトAfterSeason

ジキルさんご自身がご苦労された転職の経験やノウハウを余すところなく記載されていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

ジキルさんのツイッターアカウントはこちらですので、あわせてフォローもお願いします。

>>>@zikiru_Aseason

副業やキャリア以外では、以下のような仕事術や、みなさんの不満を代弁してくれるツイート多めです。