人生での後悔の1位は「チャレンジしなかったこと」
ある調査によると、上記のようなことがわかっています。
40代になると仕事がマンネリ化して、チャレンジを忘れてしまいがちですが、人生の最終盤に後悔しないように生きるにはどうすればよいのか?
この記事では、チャレンジを考える上で、必要な3つのことについて書いていきます。
70代、80代の後悔1位はチャレンジしなかったこと
70歳、80歳の人たちが何を後悔しているのかという記事から引用しますと、
それは、「チャレンジしなかったこと」なんですね。できたかできないかではなく、頑張ったか手を抜いたかでもなく、チャレンジせずに手をこまねいてしまったことを後悔しているんです。
とのことです。
同じように、アメリカで80代を対象としたアンケートもありました。
やはり、人生での後悔の1位は「チャレンジしなかったこと」となっています。
色々なしがらみや、そして勇気を出して挑戦できなかった・・なぜあの時チャレンジしなかったのか・・・人生の終盤になっての後悔の一番です
このような後悔、みなさんも何となくわかるのではないでしょうか?
なぜなら、40代の人でも、この「チャレンジしなかったこと」というのは、自分の20代、30代を振り返ったときの後悔としても挙げられるものの1つだからです。
人間は中年期を過ぎると、いくつになっても過去チャレンジできなかったことを悔いる傾向にあるようです。
実際に私も、今から考えればもっとチャレンジできたなということはいくつもあります。
過去やらなかったことへの後悔に関しては、ユダヤの教えを記した本にも書かれています。
人間は失敗によって大きなものを失うとしても、そのたびにそれと釣り合うほど大きな教訓を得ているのだ。ところが、したかったのにやらなかったことでは、可能性を失っている。ここでは、失敗は有限であるが、可能性は無限なのだという人間の楽観的な本性の力が働いている。
(中略)
失敗は経験となる。成功の肥料でもあるといえる。
チャレンジの定義
チャレンジとは何でしょうか。
goo辞書には、以下のように定義されています。
困難な問題や未経験のことなどに取り組むこと。
goo辞書より引用
- みんなが反対したから
- お金がないから
- 収入が減ってしまうから
- 時間がかかるから
こうした制約に囚われることなく、何かを進める一歩を踏み出すことがチャレンジなのでしょう。
逆に、これらのことを言い訳にして、自分のやろうと思ったことを踏みとどまってしまった。
それが、人生の終盤期を迎える70代、80代になったときの後悔として表れているのでしょう。
チャレンジするために必要な4つのこと
ではチャレンジするために何が必要なのか、以下の3つだと考えました。
チャレンジするというマインドセットをもつ
チャレンジしようというマインドセット無くして、チャレンジはできません。
スカイマークの会長を務めている佐山展生氏がTwitterなどで以下のようにコメントしているのを見つけました。
10年後の自分から見れば、今の自分はいつも10歳若い
Web記事のインタビューでもこのように答えています。
もしあなたが29歳なら、10年後の39歳の世界をイメージしてください。別世界ですよ。そこから自分を見たら、ものすごく若い。いくつになっても、10年後の自分から見たら、今の自分はめちゃくちゃ可能性がある。それに気がついたら、もう何歳だなんて言っている暇はありません。
自分は歳を食ってしまったと思っても、10年後の自分から比べれば、何でもできる可能性を秘めた人間に見えるわけです。
実際30歳から見れば20歳は無限の可能性を秘めているように見えるでしょうし、40歳から見た30歳も同じように見えます。
ということは、今、私のような40代の人も、10年後の50代の自分から見れば、相当な可能性を秘めた存在だということになるのでしょう。
このように考えると、チャレンジするマインドセットが醸成されてくるのではないでしょうか。
自分が本当にしたいことは何かを考える
自分が本当にしたいことがなければ、チャレンジすることもできません。
今でも積極果敢にさまざまなことにチャレンジを続けているホリエモンこと、堀江貴文氏に言わせれば、人間「やりたいことがない、ということはあり得ない」とのことです。
本当は、みんなやりたいことがあるのに、自分の中にある制約条件が、それを考えることすら阻んでいるのだということです。
言い換えると、
何の制約条件もないと仮定したときに、本当にやりたいことは何か?
を考えてみることが大事なのです。
その結果が、今の会社で成果を出すこと、高いポジションでより大きな仕事することであれば、それでもよいでしょう。
今の会社以外のところにやりたいことがあるのなら、離れてみることも選択肢として考えるべきなのでしょう。
制約条件を特定し、できる限り排除する
ないと仮定した制約条件が実際に何なのかを考えてみましょう。
先ほどの堀江氏は、特に人生において制約条件になり、かつお金を消費することから、家を持たない、車を持たない、家族すら持たないと言っています。
これは個人の価値観によるところもあるので、必ずしも全てを推奨しないですが、たとえば家や車は手放そうと思えば、手放すことはできます。
私の場合は、大企業で管理職をやっていましたが、大企業の看板、地位、給与を捨てました。
もちろん、これらが制約条件になり得ないという人は、それでよいですし、これら以外に制約条件があるという人は、それらを極力排除してみるべきでしょう。
まとめ
40代になってくると、70代以降のことを現実味をもって考え始めるようになります。
しかし、70歳、80歳の人の後悔を見ていると、まだまだ40代なら何でもやれるという感覚も持てるのではないでしょうか。
佐山氏は「10年後の自分から見れば、今の自分はいつも10歳若い」と言っていますが、70代から見れば40代は30歳も、50代は20歳も若いのです。
40代になって何かやり残した感覚を持っているのであれば、そのことに向き合って一歩踏み出してみるのもよいのではないでしょうか。
- 70、80代の人の後悔の大多数がチャレンジしなかったこと
- チャレンジとは、周辺環境を言い訳にせずに、自分のやりたいことに取り組むこと
- チャレンジするためには、チャレンジするマインドセットを持ち、自分が本当にやりたいことを特定して、制約条件を取り除くことが大事