Ns spirit 投資学・経営学研究室

投資・経営の基礎を網羅した「投資学・経営学研究室」のブログ版です。ビジネスパーソンに必須となる基礎知識・基礎スキル、仕事やキャリアに関する情報を中心に発信していきます。

本の紹介 人・組織マネジメントに関するおすすめ4冊を一挙紹介

人・組織マネジメントに関するおすすめ本を3冊一挙紹介します。

 

最初に紹介するのは、「組織力を高める」です。

組織力を高める

組織力を高める

 

本書では、組織力=遂行能力×戦略能力と定義。

 

遂行能力=業務を完遂する力、人材を育て、継続的に結果を残すための力
戦略能力=ビジネスモデルを構築する力、組織、戦略ともに環境変化に適応させる力

 

組織力が弱い組織と強い組織を分ける差異を旧日本軍や民間企業を引き合いに出して解説した後に、組織力を高める、すなわち遂行能力と戦略能力を高めるための方法論を詳細に解説しています。

 

企業のトップマネジメントはもちろん、中間管理職にも大変オススメできる一冊です。

 

続いて紹介するのは、プロフェッショナルであることが強烈に要求される経営コンサルタントとして活躍してきたドラッカーが、プロフェッショナルに求められる条件を記した「プロフェッショナルの条件」です。

プロフェッショナルの条件 はじめて読むドラッカー (自己実現編)

プロフェッショナルの条件 はじめて読むドラッカー (自己実現編)

 

この本で興味深いと感じたのは次の2点です。

 

1.成果をあげる能力
成果をあげる能力は、知力ではなく、習慣的な能力の集積である、知力は基礎的資質、卓越した能力が必要なのではなく、成果をあげるための並の能力があればよい。

 

2.リーダーシップ
リーダーシップにカリスマ性は不要、リーダーシップは仕事であり、責任であり、信頼の賜物であり、リーダーシップを支えるのは一貫性である。

これらは幾多の成果を出してきたリーダーを見てきた中では、大変納得感の高い洞察だと思います。


本書には、プロフェッショナルという視点だけでなく、マネジメントやリーダーシップという視点での記述も多数あります。したがって、コンサルタントのようなスタッフ型の働き方をしている方だけでなく、ラインの長として活躍されている方にも本書をおすすめできます。

 

同じくドラッカーの書いた「マネジメント」のエッセンシャル版です。

マネジメント[エッセンシャル版]

マネジメント[エッセンシャル版]

 

本書では、マネージャーのあるべき姿が書かれています。マネージャーの仕事を、投入資源の総和よりも大きなものを生み出し、生産性を創造し、決定と行動において、ただちに必要とされているものと遠い将来必要とされているものを調和させることだと書いています。要は中長期視点で物を考え効率よく利益を生めということでなのでしょう。

 

それを実現するための、仕事として次の5つを挙げています。
1.目標設定
2.組織構築
3.動機づけとコミュニケーション
4.評価
5.人材開発

この他、マネジメントの視点からの時間管理、トップマネジメントの仕事などがわかりやすく整理されています。

企業のトップはもちろん、各部門のトップから係長クラスまで、部下をマネジメントする立場の人におすすめの一冊です。

 

ちなみに、本書は「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」(通称:もしドラ)が出たときに大変有名になりました。こちらは番外編としてご紹介します。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

 

 

最後に「企業変革力」を紹介します。企業を変革する上での要諦をまとめたコッターの名著です。

企業変革力

企業変革力

 

市場は成長期から成熟期に、ターゲットをドメスティックからグローバルへと企業のあり方が変わってきている中で、多くの企業で「変革」というキーワードは外せないものとなっています。


本書では、企業変革が失敗する原因を踏まえて、企業変革の8段階のプロセスを提唱。また従来求められていたマネジメント能力と、これから求められるリーダーシップ能力の違いやリーダーシップのあるべき姿にも言及。


変革を導くリーダーになる方、なりたい方におすすめする一冊です。


<8段階のプロセス>
・危機意識を高める
・変革推進のための連携チームを築く
・ビジョンと戦略を生み出す
・変革のためのビジョンを周知徹底する
・従業員の自発を促す
・短期的成果を実現する
・成果を活かして、さらなる変革を推進する
・新しい方法を企業文化に定着させる

 

以上4冊、どれも自分のマネジメント・リーダーシップスタイルを見つめるのにうってつけの本ですので、一読されることをおすすめします。