先日、以下のようなツイートをしました。
40歳を超えると、あのときやっておけばよかったと思うことはいくつもありますが、思うだけでは今後も何も変わらないので、そのうちの一つでも今日からやってみるべきですよ。
40代はまだ人生の折り返し地点、今から一つでも学んで実践すれば全く景色の違う50代を迎えられますよ。
— セーシン (@n_spirit2004) May 5, 2019
このツイート、実は半分自分に向けて言っています(笑)。
この記事では、仕事にマンネリ化しがちな40代の人達に向けて、このツイートの背景・意味をもう掘り下げて書いていきます。
40代にもなると多くなってくる後悔

私は現在40代ですが、先ほどのツイートに書いたとおり40歳を超えると、あのときやっておけばよかったということは、1つや2つではなくなります。
「もっと勉強しておけばよかった」
「世の中のトレンドを掴んでおけばよかった」
「仕事を頑張ればよかった」
思いつくだけでも、これくらいの後悔はああります。
40代にもなると、毎日の積み重ねが後の大きな力になるとわかっていますから、余計にあのときに始めておけばよかったと思うものです。
40代はまだ人生の折り返し地点
厚労省からは日本人の平均寿命が発表されています。
2017年の日本人の平均寿命は女性が87.26歳、男性が81.09歳で、ともに過去最高を更新したことが20日、厚生労働省の調査で分かった。
(中略)
17年生まれの男女が75歳まで生きる割合は男性が75.3%、女性が88.1%。90歳の卒寿まで生きる割合は男性が25.8%、女性が50.2%となりいずれも過去最高になった。
日本経済新聞の記事より引用
これを見るとわかるように40歳は折返し地点です。
しかも平均寿命というのは、今後技術の進化がないという前提での0歳児の平均余命ですので、実際は医療技術の進化に伴い寿命がさらに伸びることが予想されています。
最近では、多くのところで「人生100年時代」とも言われるようになってきています。
そう考えると、40代というのは、まだ折り返し地点すら到達していないということになります。
思ったことは今日からでもやってみるべき
折り返し地点にすら到達していない40代が、過去やらなかったことを悔やんでばかりいても、今後が変わることは絶対にありません。
ツイートの中でも書いているとおり、あのときやっておけばよかったと思うことの中で、今からでもできることを探した方が建設的でしょう。
40代からプロ野球選手にはなれないでしょうが、勉強したり、体を動かしたり、仕事を頑張ったりすることは、これからでも可能です。
まずは今日からできることを見つけて1つずつでも前進していくのがよいでしょう。
挑戦や失敗よりも変わらないことが一番怖い
何かを始めようとは言いながらも、なかなか一歩を踏み出せない人も多いと思います。
「もう40代だし」
そんな声も聞こえてきそうです。
しかし、まだ折り返し地点にも到達してもない中で、もう歳だからという理由で変わらないのはもったいないです。
私のまわりでも、世の中の流れを理解しながらも、動けない(と思い込んでいる)人も多くいます。
長年大企業で働いている人に話を聞くと、世の中の早期退職の流れはわかっているけど、身動きも取れないという感覚。まだ40歳前後なのだし、個人的には多少年収を下げてでも外に出た方が、長い目で見るとよいと思さそうと思う人は多いのですが、外に飛び出す勇気もなく足踏み状態になっている。
— セーシン (@n_spirit2004) May 1, 2019
変化の激しいこれからの時代は、変わらないでいることの方がリスクです。
一歩踏み出す挑戦には失敗もあるでしょうが、失敗はむしろ経験値になります。実際に40代のみなさんも若い時にやってみて失敗したことからの学びがあるから、今があると思えることは多いのではないでしょうか。
私の場合は40代に入って、それまで勤めていた大企業を辞めて、今は起業という道を進んでいます。他人から見ると大きな挑戦かもしれませんが、挑戦して得られる経験の方が、私にとっては大事だと判断して決断しました。
自分を変えるための方法
自分を変えるための考え方は大きく3つあると思っています。
何かを始めるのに遅いことはないというマインドセットをもつ
挑戦をためらってしまう人は、マインドセットを変えるところから考えましょう。
マインドセットを変えるためには、前向きになる言葉を浴びたり、本を読むのがよいです。
私が一番好きな言葉は、スカイマークの会長を務めている佐山展生氏がTwitterなどで発している以下の言葉です。
「10年後の自分から見れば、今の自分はいつも10歳若い」
今40代の人にとって、30代を見ると無限の可能性があるように思うことでしょう。
同じように10年後50代の自分から今の40代の自分を見ると、可能性を秘めた存在だと見えるはずなのです。
そう考えると、今日から何かを変えていくことに躊躇はなくなると思います。
中年期のキャリアの参考になる本もあわせて参考にするとよいでしょう。
関連記事:70代、80代が人生で後悔していることのダントツ1位は?
小さな一歩から始める
マインドセットを変えるだけでは十分ではないので、今日から小さな一歩を踏み出してみましょう。
勉強にしても、運動にしても、今日から始めて今日からうまくできるようになることなどありません。それなりにできるようになるには、今日から始めて、毎日少しずつトライをして積み重ねていくしかないのです。
もし語学をやろうと思うなら、教材を買ってきて、声に出して読むところからスタートです。体を鍛えるためにジムに行こうと思うなら、まずは見学にいくところからスタートです。
このように、やってみようと思ったことに対して、まずはアクションしてみることが大事です。
失敗したらやり直せばよいと考える
新しいことを始めると十中八九つまづきます。うまくいかずに失敗することも多いでしょう。
その場合、もう一度やり直せばよいのです。仮にやり直すことになれば、時間が無駄だったと思うかもしれませんが、その失敗を振り返って、次に同じことが起きないようにすればよいだけです。
失敗は成功の元と言いますが、多くの失敗をすることで、成功確率を上げていくことができるようになります。
40代からでも挑戦できること(体験談)
正直40代からできることはかなりあると思っています。
私の場合は会社を辞めて転職することでしたし、起業することでした。
それ以外にもどんな事例があるのか、調べてみました。
40歳になり、今後のキャリアを模索するため関西学院大学ハッピーキャリアプログラムを受講。長年、夢見ていた日常に着る服を作りたいという原点に戻って就職活動した結果、大手アパレルメーカーに採用。現在はレディースの商品企画を担当。
私が初めて資格取得に挑戦したのは53歳のとき。経営していた編集プロダクションを譲渡し、ジョブチェンジしようと一念発起したのがきっかけでした。
当時は不動産ブームだったので、軽い気持ちで「宅地建物取引主任者」の資格に挑戦。
また、副業をするのも立派な挑戦でしょう。先ほど書いたように、20代のときからやっていましたが、失敗を踏まえて、もう一度やり直しているところです。
まとめ
以上、40代での挑戦に関する話でした。
- 40代にもなれば過去の後悔は誰でもある
- しかし、40代はまだ人生の折返し地点(もしくは折返しにも到達していない)
- 思ったことは今日からでも始めてみるべき
- 挑戦して失敗することよりも変わらないことの方が怖い
- 挑戦するためには、始めるのに遅いことはないというマインドセットをもつ、小さな一歩を始める、失敗したらやり直せばよい(むしろ学びにする)
自分を変化させるために、転職を考えることも一案です。長い人生で見ると、多少年収を下げてでもチャレンジする価値のあることもあります。