ahamo(アハモ)のデータローミングなら、中国のネット検閲を回避して日本にいるときと同じように各種アプリやサービスを利用できるようになります。
「ahamoを中国で使いたいけど、実際の使い勝手はどうなの?」
このような疑問を持つ方に向けて、この記事では実際に中国でahamoを使ってみた結果をまとめました。
なお、中国以外での利用体験は「ahamoを海外で使ってみた」をご覧ください。
ahamoなら追加料金なしで海外利用可能
ahamoは月額2,700円(税抜)で使えるドコモの格安通信サービスです。
ahamoはドコモの通信回線を使って日本で通信・通話できることはもちろん、海外でも料金定額のままパケット通信を利用できることが魅力です。
日本で基本料金に含まれているパケット通信代「20GB」が、そのまま海外でも適用可能なので、他社のキャリアのようにローミングをするごとに追加料金をとられることがありません。
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実際にahamoを利用した中国の都市
実際にahamo(アハモ)を使って通信検証した地域は、以下4つの場所(上海市、蘇州市、寧波市、南昌市)です。
ahamoはいずれの場所でも、何の問題もなく快適に利用できました。
ahamoなら中国で使えないアプリも利用可能に
中国でahamoを使うと、ネット通信ができるだけでなく日本人にとっては不便な中国のネット検閲を回避できるようになります。
中国では、ネット検閲により日本で通常使えるSNSサービス、アプリ、Webサイトなどを利用できません。
ネット検閲により中国では使えない主なサービス
- Line
- Google (Gmail、検索エンジン、Google Driveを含むGoogleのサービス全般NGです)
- YAHOO検索
- Amazon Japan(接続できることもありますが、接続が不安定です)
- Dropbox
- YouTube
- その他の動画サービス(Netflix、Hulu、U-NEXT、FODなど)
- ChatGPT
関連記事:中国で使えるアプリと使えないアプリ一覧
しかしahamoを使うと、これらすべてのサービスにアクセスできるようになるのです。
ahamoを使うと中国のネット検閲を回避できる理由は、日本の通信会社を通してWebサイトにアクセスできるようになるからです。
中国からインターネットを利用する際には中国の通信会社から直接Webサイトにアクセスしますが、これだと中国のネット検閲の対象になってしまいます。
しかしデータローミングの場合は、日本の通信会社を使ってWebサイトにアクセスするので、中国のネット検閲の目が届きません。
実際に、中国からデータローミングを利用してインターネットにアクセスすると、IPアドレス(インターネット接続の場所を示す住所のようなもの)は、日本として表示されています。
そのため、中国でアクセスが禁じられているSNSやWebサービスを利用できるようになるのです。
中国でahamoのデータローミングを利用する手順【2分で完了!】
ahamoのデータローミングを中国で利用するには、データローミングの設定をONにするだけです。
中国でahamoを利用する手順(iPhoneの場合)
- 「設定」から「モバイル通信」を選択する
- 「通信のオプション」を選択する
- 「データローミング」をONにする
- 「モバイル通信」に戻って「ネットワーク選択」を選択する
- 「自動」を解除して、手動で通信会社を選択する ※CHN-UNICOM(チャイナユニコム)がおすすめ
※Androidなど他の機種をお使いの場合は、「データローミングの方法」を別途ご確認ください。
「設定」から「モバイル通信」を選択します。
「通信のオプション」を選択します。
「データローミング」をONにします。
「モバイル通信」に戻って「ネットワーク選択」を選択します。
「自動」を解除して、手動で通信会社を選択します。
中国での通信会社は、ドコモの公式サイトで4G対応を明記しているCHN-UNICOM(チャイナユニコム)を選択するのがおすすめです。
接続が悪い場合は、他のネットワークを手動で選択してください。自動を選択しても問題ありません。
データローミングをした状態で携帯電話のデザリング機能を使えば、Wi-FiスポットとしてPCからネット接続することも可能です。
この方法を使えば、PCからでも中国からアクセスできないサイトにアクセスできるようになります。
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中国でahamoを使う際の注意点
中国でahamoを使う際の注意点は、以下3つです。
- 4Gでのデータローミング利用は最大15日までの制限がある
- 通信速度が日本にいるときよりやや遅くなる
- 中国で利用しても1ヶ月の通信容量は消費される
それぞれ詳細を解説していきます。
4Gでのデータローミング利用は最大15日までの制限がある
ahamoの4Gでのデータローミング期間は最長で15日までと決められています。
15日を超えると通信速度が128kbpsになってしまい、一度日本で接続をしないと再度海外で4G通信を利用できなくなってしまいます。
128kbpsでもインターネットには接続できますが、テキストメッセージをやりとりするくらいの用途でしか使えず、SNSの利用や動画の利用はほぼ不可能です。
そのため、15日を超える長期滞在で利用するなら、ahamo以外の検閲回避手段を用意しておく必要があります。
中国でLine・Google・Facebookなどを使う【4つの方法】
通信速度が日本にいるときよりやや遅くなる
データローミングを使えば中国でも4G回線を利用可能ですが、日本を経由する分だけ通信速度が遅くなります。
そのため、画像の読み込みや動画の閲覧に時間がかかることがあります。
しかし、旅先の移動中やカフェなどで情報閲覧・収集する分には十分な速度が出るので、特段不自由さを感じるレベルではありません。
もしYouTubeの閲覧など、通信速度が必要なことをしたい場合は、ホテルのWIFIとVPNを組み合わせて利用することをおすすめします。
中国で利用しても1ヶ月の通信容量は消費される
ahamoの1ヶ月の通信容量は20GBまでです。
通信容量は、日本での利用か中国での利用かにかかわらず消費されていきます。
日本で利用した分と中国で利用した分が合算されるので、中国で使いすぎると日本に戻ったときに通信容量の残りが足りない事態にもなりかねません。
したがって、中国でデータローミングをする場合は通信容量の残りに注意しておきましょう。
中国でahamoの利用をおすすめしたい人
中国でahamoを使うのをおすすめしたい人は、以下2つのタイプの人です。
- ネット検閲回避のために追加でサービスを利用したくない人
- 短期出張で中国に訪問する人
中国でネット検閲を回避する手段は、ahamo以外にも「VPNの利用」や「VPN付ポケットWIFIのレンタル」などさまざまですが、ahamoのローミング機能ならahamoを契約するだけで利用できます。
最大15日間しか利用できないことをデメリットですが、そもそも中国はパスポートで滞在できる期間が最大15日までなので、元々短期で出張するつもりの人にとっては障害にはなりません。
中国で駐在をする人や、長期間出張する人は、ahamoではなくVPNの利用をおすすめします。
中国でahamoを使う際によくある質問
中国でahamoを使う際によくある質問です。
中国での通話には別途料金がかかりますか?
電話で通話する場合は、国際料金がかかってしまいます。
通話をするなら、電話代が不要となるLineやMessengerなどのチャットアプリの利用をおすすめします。(ahamoを使えば、中国政府のネット検閲も回避できます)
中国でもデザリング機能は使えますか?
日本にいるときと同様に使えます。
データローミングをONにした状態でテザリング機能を使えば、パソコンやタブレットでも携帯を通じてネット接続可能になります。
ahamoの大盛りを使っていますが、中国での通信容量はどうなりますか?
ahamo大盛りオプションを契約している場合でも、海外データローミングでの合計利用可能データ量は大盛り100GBのうち20GBまでです。
通信速度が遅い場合や、つながらない場合はどうすればよいですか?
データローミング設定をするときに、手動でキャリアを選択して速度の速いものを探しましょう。
これまでに通信が安定しないケースは何度かありましたが、この方法で解消できています。
海外滞在中に通信容量を節約する方法はありますか?
通信容量を節約したい場合は、以下2つのことが有効です。
- 通信しないときはデータローミングをOFFにする
- ホテルなどではWi-Fiを積極的に利用する(ただしホテルのWi-Fiは中国のネット検閲対象なので、検閲によって多くのアプリやサイトが使えなくなります)
中国ではVPNも併用したほうがよいですか?
ホテルやカフェなどのWi-Fiを利用して中国のネット検閲を回避するには、VPNが必須です。
外出先ではahamoのデータローミング、ホテルではWi-Fi+VPNとすることで、ahamoの通信容量を節約しながら、快適にインターネットを利用できるようになります。
海外15日超えの制限を解除するには、どうすればよいですか?
日本に戻ってデータ通信をすれば解除されます。
解除後は再び海外に渡航すると、最大15日間は4G通信で利用できます。
中国に15日を超えて長期で滞在する場合は、ahamoだけでは不十分ですか?
ahamoは通信容量の残りに関わらず、15日を超えて連続利用すると通信通信が大幅に低下してしまいます。
もし15日を超えて連続して使う場合は、別途SIMカードの利用をおすすめします。
データ通信だけであれば(電話を利用しないのであれば)、問題なく利用できます。
中国政府の検閲を回避したいなら、香港SIMカードがおすすめです。
まとめ
以上、中国でahamoを使ってみた結果でした。
ahamoはネットの手続きだけで簡単に契約でき、端末も2週間ほどで利用できるようになります。
中国に頻繁に渡航する予定があるなら、ぜひahamoの利用をご検討ください。
最大15日間までなら、日本にいるときと変わらずシームレス、かつノーストレスで携帯電話を利用できるようになりますよ。
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