出張に役立つ情報

【実体験】海外5か国でahamoを使ってみた【データローミングの手順を解説】

海外でahamoを使ってみた

ahamo(アハモ)のデータローミングなら、一切追加料金なしで日本にいるときに使っているスマホのまま海外でも利用できるメリットがあります。

「ahamoは追加料金なしでデータローミングできるとは言うけど、実際の使い勝手はどうなの?」

このような疑問を持つ方に向けて、この記事では実際に海外でahamoを使ってみた結果をまとめました。

シンガポール、タイ、ベトナム、マレーシア、中国で検証しました。

ahamoなら追加料金なしで海外利用可能

ahamoは月額2,700円(税抜)で使えるドコモの格安通信サービスです。

ahamoはドコモの通信回線を使って日本で通信・通話できることはもちろん、海外でも料金定額のままパケット通信を利用できることが魅力です。

ahamoの料金ahamo公式サイトより抜粋

日本で基本料金に含まれているパケット通信代「20GB」が、そのまま海外でも適用可能なので、他社のキャリアのようにローミングをするごとに追加料金をとられることがありません。

▼▼公式ページから申し込む▼▼

ahamo

実際にahamoを利用した国は?

実際にahamo(アハモ)の通信検証をした国は、シンガポール、タイ、ベトナム、マレーシア、中国です。

シンガポールのIPアドレス タイのIPアドレス
ベトナムのIPアドレス マレーシアのIPアドレス

ahamoはいずれの場所でも、何の問題もなく快適に利用できました。

中国での利用体験については、「中国でahamo(アハモ)を使ってみた」をご覧ください。

海外でahamoのデータローミングを利用する手順【2分で完了!】

ahamoのデータローミングを海外で利用するには、データローミングの設定をONにするだけです。

海外でahamoを利用する手順(iPhoneの場合)

  1. 「設定」から「モバイル通信」を選択する
  2. 「通信のオプション」を選択する
  3. 「データローミング」をONにする
  4. 「モバイル通信」に戻って「ネットワーク選択」を選択する
  5. 「自動」を解除して、手動で通信会社を選択する

※Androidなど他の機種をお使いの場合は、「データローミングの方法」を別途ご確認ください。

「設定」から「モバイル通信」を選択します。

ahamoのデータローミング手順

「通信のオプション」を選択します。

ahamoのデータローミング手順

「データローミング」をONにします。

ahamoのデータローミング手順

「データローミング」をONにした「モバイル通信」に戻って「ネットワーク選択」を押します。

「ネットワーク選択」の画面で「自動」をONにしてもよいですし、「自動」をOFFにしてより快適に通信できる通信会社を手動で選択してもよいです。

シンガポールでahamoのデータローミングをする場合シンガポールでのahamoのローミング設定
タイでahamoのデータローミングをする場合タイでのahamoのローミング設定
ベトナムでahamoのデータローミングをする場合ベトナムでのahamoのローミング設定
マレーシアでahamoのデータローミングをする場合マレーシアでのahamoのローミング設定

選択する通信会社は、ドコモの公式サイトで4G対応を明記している通信会社を選択するのがおすすめです。(国際ローミングの対応エリアと利用料金 | NTTドコモ

接続が悪い場合は、他のネットワークを手動で選択してください。自動を選択しても問題ありません。

データローミングをした状態で携帯電話のデザリング機能を使えば、WIFIスポットとしてPCからネット接続することも可能です。

この方法を使えば、PCからでもスマホのデータローミングを介してインターネットにアクセスできるようになります。

▼▼公式ページから申し込む▼▼

ahamo

ahamoなら海外からアクセスできないサイトにもアクセスできる

海外でahamoを使うと、ネット通信ができるだけでなく、海外からアクセスできないサイトにもアクセス可能になります。

たとえば、海外からだと日本の動画配信サービスや音楽配信サービスは権利上の理由で利用できません。

そのため、「海外滞在中に話題の番組を見たい」「ホテルいるときに日本のWebサービスを利用したい」と思ってもできないのです。

各サービスの海外での利用可否は、以下のとおりです。

SNS・チャットアプリ アクセス可能、ただし検閲している国ではアクセス不可の場合もある
動画配信サービス 基本的に海外からはアクセス不可
音楽配信サービス 基本的に海外からはアクセス不可
読み放題サービス サービスによって対応が異なる
ショッピングサイト 海外からアクセスも購入も可能
決済アプリ サービスによって対応が異なる
金融機関のサービス 海外からアクセス可能
フリマ・オークションサイト サービスによって対応が異なる
マッチングサービス サービスによって対応が異なる

もっと詳しく>>海外からアクセスできるサイト・できないサイト一覧

しかしahamoを使うと、これらすべてのサービスにアクセスできるようになるのです。

ahamoを使うとアクセスできる理由は、日本の通信会社を通してWebサイトにアクセスできるようになるからです。

海外からインターネットにアクセスすると、IPアドレス(インターネット接続の場所を示す住所のようなもの)から海外にいることがバレてしまいます。

ところがデータローミングの場合は、日本の通信会社を使ってWebサイトにアクセスするので、第三者から見ると日本からアクセスしているように見えるのです。

実際に、海外からデータローミングを利用してインターネットにアクセスすると、IPアドレスは、日本として表示されています。

ahamoのIPアドレスahamoのデータローミングを利用したときのIPアドレス

このような理屈から、海外からではアクセスできないはずのWebサービスを海外からでも利用できるようになるのです。

海外でahamoを使う際の3つの注意点

海外でahamoを使う際の注意点は、以下3つです。

  • 4Gでのデータローミング利用は最大15日までの制限がある
  • 通信速度が日本にいるときよりやや遅くなる
  • 海外で利用しても1ヶ月の通信容量は消費される

それぞれ詳細を解説していきます。

4Gでのデータローミング利用は最大15日までの制限がある

ahamoの4Gでのデータローミング期間は最長で15日までと決められています。

15日を超えると通信速度が128kbpsになってしまい、一度日本で接続をしないと再度海外で4G通信を利用できなくなってしまいます。

128kbpsでもインターネットには接続できますが、テキストメッセージをやりとりするくらいの用途でしか使えず、SNSの利用や動画の利用はほぼ不可能です。

そのため、15日を超える長期滞在で利用するなら、別の通信手段を用意しておく必要があります。

通信速度が日本にいるときよりやや遅くなる

データローミングを使えば海外でも4G回線を利用可能ですが、日本を経由する分だけ通信速度が遅くなります。

そのため、画像の読み込みや動画の閲覧に時間がかかることがあります。

しかし、旅先の移動中やカフェなどで情報閲覧・収集する分には十分な速度が出るので、特段不自由さを感じるレベルではありません。

もしYouTubeの閲覧など、通信速度が必要なことをしたい場合は、ホテルのWIFIを組み合わせて利用することをおすすめします。

海外で利用しても1ヶ月の通信容量は消費される

ahamoの1ヶ月の通信容量はデフォルトのプランだと20GBまでです。

日本で利用した分と海外で利用した分が合算されるので、海外で使いすぎると日本に戻ったときに通信容量の残りが足りない事態にもなりかねません。

したがって、海外でデータローミングをする場合は通信容量の残りに注意しておきましょう。

海外でahamoの利用をおすすめしたい人

海外でahamoを使うのをおすすめしたい人は、以下2つのタイプの人です。

  • 海外でも日本で使っているスマホのままネット接続したい人
  • 短期で海外に訪問する機会が多い人

海外でネットに接続する手段は、ahamo以外にも「ポケットWIFIのレンタル」や「海外SIMカードの購入」などさまざまです。

しかしahamoのローミング機能なら、ahamoを契約するだけで日本でも海外でもシームレスで利用できます。

最大15日間しか利用できないことをデメリットですが、短期の出張や旅行で滞在する機会が多い人にとっては、15日間未満であることも大きな問題とはなりません。

▼▼公式ページから申し込む▼▼

ahamo

海外でahamoを使う際によくある質問

海外でahamoを使う際によくある質問です。

通話には別途料金がかかりますか?

電話で通話する場合は、国際料金がかかってしまいます。

通話をするなら、電話代が不要となるLineやMessengerなどのチャットアプリの利用をおすすめします。

海外でもデザリング機能は使えますか?

日本にいるときと同様に使えます。

データローミングをONにした状態でテザリング機能を使えば、パソコンやタブレットでも携帯を通じてネット接続可能になります。

ahamoの大盛りを使っていますが、海外での通信容量はどうなりますか?

ahamo大盛りオプションを契約している場合でも、海外データローミングでの合計利用可能データ量は大盛り100GBのうち20GBまでです。

複数の国で連続して使えますか?

使えます。

たとえば、ベトナムで3日間使って、そのままタイに移動して5日間利用するなどの使い方が可能です。

ただし海外で連続使用している場合は、4G通信は最大15日間までしか使えないので注意しましょう。

通信速度が遅い場合や、つながらない場合はどうすればよいですか?

データローミング設定をするときに、手動でキャリアを選択して速度の速いものを探しましょう。

これまでに通信が安定しないケースは何度かありましたが、この方法で解消できています。

海外滞在中に通信容量を節約する方法はありますか?

通信容量を節約したい場合は、以下2つのことが有効です。

  • 通信しないときはデータローミングをOFFにする
  • ホテルなどではWi-Fiを積極的に利用する

VPNも併用したほうがよいですか?

ホテルのWi-FiにVPNなしで接続すると、通常日本では見られるサイトが見れない場合もあります。

その場合は、VPNが必要です。

外出先ではahamoのデータローミング、ホテルではWi-Fi+VPNとすることで、ahamoの通信容量を節約しながら快適にネットを利用できます。

VPNについてもっと詳しく>> VPNの総合まとめサイト「VPN Life」を見る

海外15日超えの制限を解除するには、どうすればよいですか?

日本に戻ってデータ通信をすれば解除されます。

解除後は再び海外に渡航すると、最大15日間は4G通信で利用できます。

海外に15日を超えて滞在する場合は、ahamoだけでは不十分ですか?

ahamoは通信容量の残りに関わらず、15日を超えて海外で連続利用すると通信通信が大幅に低下してしまいます。

もし海外の滞在が15日を超える場合は、現地のSIMカードの利用をおすすめします。

データ通信だけであれば(電話を利用しないのであれば)、問題なく利用できます。

たとえば、アジア主要国向けだと以下のようなSIMカードがあります。

他にも、欧州、北米に対応したSIMカードがネット通販で販売されています。

まとめ

以上、海外でahamoを使ってみた結果でした。

ahamoはネットの手続きだけで簡単に契約でき、端末も2週間ほどで利用できるようになります。

海外に頻繁に渡航する予定があるなら、ぜひahamoの利用をご検討ください。

最大15日間までなら、日本にいるときと変わらずシームレス、かつノーストレスで携帯電話を利用できるようになりますよ。

▼▼公式ページから申し込む▼▼

ahamo